今朝になって、今日はどこに行こう~と考えた結果、
会期末になってきた、大丸のカルタゴ展と、
三越の森田りえ子展、
これを見に行こうということにした。
まずは
大丸ミュージアムを目指した。
「古代カルタゴとローマ展」
上野の国立西洋美術館で「古代ローマの遺産」が
開催中なので、合わせてみるのも面白い。
大理石のダイナミックな彫像と
アクセサリーや、調度飾りや、置物、コイン、小さなランプ、
そして見ごたえたっぷりなモザイクの床絵などなど。
今回は作品リストが貰えた。
改良されてくることは良いことだ~
ラストの展示にはダイナミックなモザイクの床が現れた。
ここが一番の見どころではないだろうか?
よく粉々にならず、無事にここまで運ばれてきたと感心した。
作品の中から、ウフィッツィにあるプリマベーラを思い出した
「バラのつぼみを撒く女性」
「水を注ぐ女性」
が対になって展示。
小さな色のタイルがうまく配され、
曲線も柔らかに風が吹いているような雰囲気があった。
「ゾウとニシキヘビ」
大きなゾウが太いニシキヘビに巻きつかれ
赤い血を滴り落としている凄絶な場面なのに、
どこかのどか。悲劇を感じないのが不思議だった。
「メドゥサ」
これはさすがにすごくて、髪の毛になった蛇はヌタヌタ
くねらせて、己の命をもてあそんでいるようだった。
モザイクはデザインする人、パーツを作り、集める人、
組み立てる人、いろいろの分業がされたようだ。
モザイク画の圧倒的存在も素晴らしいのだが、
小品のランプの数々も面白いものがあった。
中でも仮面をデザインしたものは、
まるでお猿さんのような顔をしているのだが、
お芝居の面を表しているとか。
手のひらに乗るサイズのランプ全体が顔。
口から火を吹いてほしかった。
1~2世紀にすでに芝居の面があり、
喜劇のようなお芝居があったことが興味深かった。
他にもネックレスの素敵なものが数点。
彫像にも偶像の羽をもつ女性神官の石棺があったり、
様々な人の頭部が並んでいたり、
黄金の胸当てがあったり(鎧)
カルタゴ地方のことをはじめて知る私は
様々初めて見るものだらけで、
地中海をめぐる歴史や文化も
また奥深いのだなぁと感心しきり。
トマス・ハリスの羊たちの沈黙のハンニバルではなく、
北アフリカに近いカルタゴの地での、名将ハンニバルさえも
ローマの勢いに屈してしまったのだとか。
いつでも、どこでも国は戦い続けて歴史を作ってきた。
なにしろ、チュニジアが一体どの辺かさえも知らずに
ほう、北アフリカね。サハラ砂漠が近いのかぁ、
そんな無知ぶりではあったが、大いに楽しめる展覧会だった。
このあと、
突然のランチをogawamaさんとご一緒することになった。
大丸のイタリアンでゆったり。
昨日の丸の内三菱のイタリアンはよろしくなかったので、
リベンジ成功。
実に正しい前菜がよかった。
あれこれ情報交換も楽しい。
お昼御飯をゆっくりとって、本日のお互いの目指す方向へと
進むことになった。
じゃぁ、また、と私の目の前からすらりと黒髪をひるがえして
東京駅に吸い込まれていってしまった。
今日、ogawamaさんはいよいよ皇室の名宝展に突入するそうだ。
私はそれから三越を目指した。
「東方彩夢 森田りえ子展」へ。
この記事は又次回。
会期末になってきた、大丸のカルタゴ展と、
三越の森田りえ子展、
これを見に行こうということにした。
まずは
大丸ミュージアムを目指した。
「古代カルタゴとローマ展」
上野の国立西洋美術館で「古代ローマの遺産」が
開催中なので、合わせてみるのも面白い。
大理石のダイナミックな彫像と
アクセサリーや、調度飾りや、置物、コイン、小さなランプ、
そして見ごたえたっぷりなモザイクの床絵などなど。
今回は作品リストが貰えた。
改良されてくることは良いことだ~
ラストの展示にはダイナミックなモザイクの床が現れた。
ここが一番の見どころではないだろうか?
よく粉々にならず、無事にここまで運ばれてきたと感心した。
作品の中から、ウフィッツィにあるプリマベーラを思い出した
「バラのつぼみを撒く女性」
「水を注ぐ女性」
が対になって展示。
小さな色のタイルがうまく配され、
曲線も柔らかに風が吹いているような雰囲気があった。
「ゾウとニシキヘビ」
大きなゾウが太いニシキヘビに巻きつかれ
赤い血を滴り落としている凄絶な場面なのに、
どこかのどか。悲劇を感じないのが不思議だった。
「メドゥサ」
これはさすがにすごくて、髪の毛になった蛇はヌタヌタ
くねらせて、己の命をもてあそんでいるようだった。
モザイクはデザインする人、パーツを作り、集める人、
組み立てる人、いろいろの分業がされたようだ。
モザイク画の圧倒的存在も素晴らしいのだが、
小品のランプの数々も面白いものがあった。
中でも仮面をデザインしたものは、
まるでお猿さんのような顔をしているのだが、
お芝居の面を表しているとか。
手のひらに乗るサイズのランプ全体が顔。
口から火を吹いてほしかった。
1~2世紀にすでに芝居の面があり、
喜劇のようなお芝居があったことが興味深かった。
他にもネックレスの素敵なものが数点。
彫像にも偶像の羽をもつ女性神官の石棺があったり、
様々な人の頭部が並んでいたり、
黄金の胸当てがあったり(鎧)
カルタゴ地方のことをはじめて知る私は
様々初めて見るものだらけで、
地中海をめぐる歴史や文化も
また奥深いのだなぁと感心しきり。
トマス・ハリスの羊たちの沈黙のハンニバルではなく、
北アフリカに近いカルタゴの地での、名将ハンニバルさえも
ローマの勢いに屈してしまったのだとか。
いつでも、どこでも国は戦い続けて歴史を作ってきた。
なにしろ、チュニジアが一体どの辺かさえも知らずに
ほう、北アフリカね。サハラ砂漠が近いのかぁ、
そんな無知ぶりではあったが、大いに楽しめる展覧会だった。
このあと、
突然のランチをogawamaさんとご一緒することになった。
大丸のイタリアンでゆったり。
昨日の丸の内三菱のイタリアンはよろしくなかったので、
リベンジ成功。
実に正しい前菜がよかった。
あれこれ情報交換も楽しい。
お昼御飯をゆっくりとって、本日のお互いの目指す方向へと
進むことになった。
じゃぁ、また、と私の目の前からすらりと黒髪をひるがえして
東京駅に吸い込まれていってしまった。
今日、ogawamaさんはいよいよ皇室の名宝展に突入するそうだ。
私はそれから三越を目指した。
「東方彩夢 森田りえ子展」へ。
この記事は又次回。
こちらこそ、突然のお誘いに応えてくれて、
感謝でした。
遺跡がずいぶん日本に上陸しますね。
地中海ぐるっといろんな歴史があったのだと
興味深かったです。
イタリア土産のモザイクブローチの意味もわかったりしました。
また、突撃ランチ、よろしくお付き合いください。ogawamaさんの勧めもご紹介くださいね♪
トリノ・エジプトでにわか遺跡ファンになったので、カルタゴ展は興味深かったです。
パスタその他、美味しかったですね!
今度は京橋あたりで。
私もおすすめのお店があります~
コメントありがとうございます。
欧州文化圏に本当に弱いのですが、
新鮮味があって、楽しめました。
地中海をめぐるさまざまには
今年ずいぶん驚かされ続けています。
大丸カードも作っちゃいましたよ。
TBありがとうございます。
大丸の発掘系の展覧会は
まずはずれありませんよね。
狭いスペースなのに頑張ってます。
カルタゴには何も残っていないと
勝手に思い込んでいたので、
オリーブ油を入れる細長い壺や
ガラス製品など驚きの連続でした。
テレ朝まで行って見てきたとは羨ましい。
モザイクの文化があんなに古くからあったとは、知らないことが多いものです。
期待してなかったけれど(あまり関心がなかったから)とても見どころがあって、楽しめました。