サントリー美術館のことは、また改めて。
ともかく、ミッドタウン。
当初よりぐっと落ち着いてきた。
物見遊山のおばさんは、慣れない環境に馴染むことに時間がかかる。
最近流行の吹き抜けをぐるっと取り囲んだ、鰻の寝床方式。
B1は、地下道との連結で、デリカショップ、スーパー、食品売り場、
イートイン方式のおいしいものが並ぶ。
1階から上がファッションや、インテリア、などなどの
おしゃれゾーン。
その3階がサントリー美術館のある場所。
私は六本木駅のザワザワが面倒なので、
乃木坂から入った。
こちらの方が断然人がいないし、シンプルな進行ができる。
シンドラー社のエスカレーターに乗ることもない。
外気の安心もある。
狭いところは好きじゃないのだ。
エントランスに(ガレリアゲート、って言うんだって。)
天井から、細い糸状態の水が輪になって下りている。
水の柱。「ツリーシャワー」
中央を渡る橋掛かりには、女性和紙作家の作品。
お名前を思い出せない。堀井?なんて言ったっけ?
和紙をインテリア、居住空間に持ち込んだ人。・・・多分。
所々の柱に小さな展示窓がはめられ小さなギャラリー。
嬉しいのは、ゆったりとした待合いスペース。
ソファーに身をゆだねて、しばし歓談、
一休憩も良し。
こういう余裕が嬉しい。
要所要所に正しい笑顔のエスコート係、
ご案内カウンターにも、バッチリ研修で笑顔接客を学んできた人達。
エグゼクティブなホテル式のショッピングモール、って感じ。
お金さえあれば、一日スポーツして、エステして、
美容院行って、体のメンテナンスして、
アートに触れ、グルメにはまり、
ショッピングし放題、
疲れたら、どうぞ、ごゆっくりお泊まり下さい。
ということに。
各銀行もお待ち申し上げております。
超エグゼクティブ、ハリネズミ回転車状態。
エンドレスでっせ~~
ご贔屓はそういう世界に住んでいる人達にお任せしよう。
とはいえ、
せっかくの機会、ワタクシ、友人二人で、重たい体動かしてきました。
そして、
悔しくも、わずかな時間、わずかな資金で、
チープに楽しませて頂きました。
火曜日はサントリー美術館は休館で、
その日に会員さまご優待方式をとった。
会員さまには、一般のお客様との違いを感じるくすぐられる
サービス。
私も会員となったけれど、年間7000円で、同行者一名分免除され、
何回も入ることができ、このような内覧会も参加できるし、
展覧会中の展示替えが多い美術館ならばなおのこと、
お得感があるようだ。
友人と待ち合わせしたサントリー美術館の
すぐ側の不室屋カフェで
可愛らしいお弁当ランチを食べることにした。
ここは、金沢にあるお店で、
以前、オバからここの素晴らしいお吸い物を教わっていた。
梅の形をした最中の皮のようなお麩をお椀に入れ、
熱いお湯を注げば、何とおいしいお吸い物になる、そういう優れものなのだ。
以来、いたく感激し、家に常備したり、お中元などにも使っていた。
乾燥インスタントおみそ汁、あれとはまったく違います。
インスタントなのに、お味が雅。感動です。
店構えがカフェスタイルで、もうちっと、暖かい感じが好きなのだけれど、
なにしろ、
シャープなラインが今風なのだから仕方がない。
高野山のお懐石がちっちゃくなったようなお弁当で、
お吸い物はもちろんここのお麩のお吸い物。
梅の形のよりも、もっと大きな四角なお麩に様々なお野菜が詰まっている。
たっぷりとした漆のお椀も新しい形だ。
三井のカフェより、こちらの方がずっと好み。
お腹も嬉しくなり、
内覧開始時間まで、ミッドタウンを徘徊することに。
生活感が違いすぎるので、
我が家に欲しいモノはなかったけれど、
たまには世間の潮流を感じるのも嬉しいことだ。
デザートは別腹、それがおばさんばかりでなく、全ての女性の特技。
「とらや」の白い大判ののれんが見えると、
相談もなしに、ふたり、吸い込まれてしまった。
とらやマジック。
そこで、お抹茶と、栗粉餅を頼んだ。
友人はお抹茶と、道明寺。
アタシはこのような栗満載味の栗粉餅にただ痺れた。
中にはこっそりぎゅうひが入っており、幸せ。
お抹茶もぎゅっととろけそうな甘さだった。
友人の道明寺も何と品の良い甘さ加減。
おばさん二人は、日常の粗末な食生活から放たれ、
ただただ喜びに満たされたのだった。
ふと外を見ると、恐ろしいほどの豪雨。
どしゃ降り。
雨で空気が白んでいた。景色ももやがかかっている。
地下鉄まで、地下道を歩けばいい、傘いらず。
便利なことだ。
さ、これから、また別天地へ。
屏風の蛇腹がうねうねと蒔絵となって待ちかまえていることだろう。
会員カードを差し出し、
嬉々として友人と二人、隅研吾氏作の美術館に吸い込まれたのだった。
次回は、外もふらついてみたいと思った。
一生の21-21も入ってみたいし。
公園もお散歩してみたい。
エグゼクティブミッドタウンではあるけれど、
おばさんなりの遊び方がありそうなのだった。
罠にははまらないぞ!!決して!!!
防衛庁が防衛省にランクアップ、
跡地はミッドタウンに変貌し、圧倒的商業ビルディング街で、
人々に憧れの空気を扇動し続けるのだろうか?
懐を防衛するのは、かなり厳しい。
ともかく、ミッドタウン。
当初よりぐっと落ち着いてきた。
物見遊山のおばさんは、慣れない環境に馴染むことに時間がかかる。
最近流行の吹き抜けをぐるっと取り囲んだ、鰻の寝床方式。
B1は、地下道との連結で、デリカショップ、スーパー、食品売り場、
イートイン方式のおいしいものが並ぶ。
1階から上がファッションや、インテリア、などなどの
おしゃれゾーン。
その3階がサントリー美術館のある場所。
私は六本木駅のザワザワが面倒なので、
乃木坂から入った。
こちらの方が断然人がいないし、シンプルな進行ができる。
シンドラー社のエスカレーターに乗ることもない。
外気の安心もある。
狭いところは好きじゃないのだ。
エントランスに(ガレリアゲート、って言うんだって。)
天井から、細い糸状態の水が輪になって下りている。
水の柱。「ツリーシャワー」
中央を渡る橋掛かりには、女性和紙作家の作品。
お名前を思い出せない。堀井?なんて言ったっけ?
和紙をインテリア、居住空間に持ち込んだ人。・・・多分。
所々の柱に小さな展示窓がはめられ小さなギャラリー。
嬉しいのは、ゆったりとした待合いスペース。
ソファーに身をゆだねて、しばし歓談、
一休憩も良し。
こういう余裕が嬉しい。
要所要所に正しい笑顔のエスコート係、
ご案内カウンターにも、バッチリ研修で笑顔接客を学んできた人達。
エグゼクティブなホテル式のショッピングモール、って感じ。
お金さえあれば、一日スポーツして、エステして、
美容院行って、体のメンテナンスして、
アートに触れ、グルメにはまり、
ショッピングし放題、
疲れたら、どうぞ、ごゆっくりお泊まり下さい。
ということに。
各銀行もお待ち申し上げております。
超エグゼクティブ、ハリネズミ回転車状態。
エンドレスでっせ~~
ご贔屓はそういう世界に住んでいる人達にお任せしよう。
とはいえ、
せっかくの機会、ワタクシ、友人二人で、重たい体動かしてきました。
そして、
悔しくも、わずかな時間、わずかな資金で、
チープに楽しませて頂きました。
火曜日はサントリー美術館は休館で、
その日に会員さまご優待方式をとった。
会員さまには、一般のお客様との違いを感じるくすぐられる
サービス。
私も会員となったけれど、年間7000円で、同行者一名分免除され、
何回も入ることができ、このような内覧会も参加できるし、
展覧会中の展示替えが多い美術館ならばなおのこと、
お得感があるようだ。
友人と待ち合わせしたサントリー美術館の
すぐ側の不室屋カフェで
可愛らしいお弁当ランチを食べることにした。
ここは、金沢にあるお店で、
以前、オバからここの素晴らしいお吸い物を教わっていた。
梅の形をした最中の皮のようなお麩をお椀に入れ、
熱いお湯を注げば、何とおいしいお吸い物になる、そういう優れものなのだ。
以来、いたく感激し、家に常備したり、お中元などにも使っていた。
乾燥インスタントおみそ汁、あれとはまったく違います。
インスタントなのに、お味が雅。感動です。
店構えがカフェスタイルで、もうちっと、暖かい感じが好きなのだけれど、
なにしろ、
シャープなラインが今風なのだから仕方がない。
高野山のお懐石がちっちゃくなったようなお弁当で、
お吸い物はもちろんここのお麩のお吸い物。
梅の形のよりも、もっと大きな四角なお麩に様々なお野菜が詰まっている。
たっぷりとした漆のお椀も新しい形だ。
三井のカフェより、こちらの方がずっと好み。
お腹も嬉しくなり、
内覧開始時間まで、ミッドタウンを徘徊することに。
生活感が違いすぎるので、
我が家に欲しいモノはなかったけれど、
たまには世間の潮流を感じるのも嬉しいことだ。
デザートは別腹、それがおばさんばかりでなく、全ての女性の特技。
「とらや」の白い大判ののれんが見えると、
相談もなしに、ふたり、吸い込まれてしまった。
とらやマジック。
そこで、お抹茶と、栗粉餅を頼んだ。
友人はお抹茶と、道明寺。
アタシはこのような栗満載味の栗粉餅にただ痺れた。
中にはこっそりぎゅうひが入っており、幸せ。
お抹茶もぎゅっととろけそうな甘さだった。
友人の道明寺も何と品の良い甘さ加減。
おばさん二人は、日常の粗末な食生活から放たれ、
ただただ喜びに満たされたのだった。
ふと外を見ると、恐ろしいほどの豪雨。
どしゃ降り。
雨で空気が白んでいた。景色ももやがかかっている。
地下鉄まで、地下道を歩けばいい、傘いらず。
便利なことだ。
さ、これから、また別天地へ。
屏風の蛇腹がうねうねと蒔絵となって待ちかまえていることだろう。
会員カードを差し出し、
嬉々として友人と二人、隅研吾氏作の美術館に吸い込まれたのだった。
次回は、外もふらついてみたいと思った。
一生の21-21も入ってみたいし。
公園もお散歩してみたい。
エグゼクティブミッドタウンではあるけれど、
おばさんなりの遊び方がありそうなのだった。
罠にははまらないぞ!!決して!!!
防衛庁が防衛省にランクアップ、
跡地はミッドタウンに変貌し、圧倒的商業ビルディング街で、
人々に憧れの空気を扇動し続けるのだろうか?
懐を防衛するのは、かなり厳しい。