1299年の鎌倉時代に作られた、一遍上人の伝記の絵巻。
画面はなにやら騒々しいのです。
よく見ると、狭い櫓の中で、お坊さん達がひしめき合って、
鐘のような物を持って、ぐるぐるしています。
その櫓の取り巻きも、牛車のような物が狭いところなのに
わざわざぐるぐる巻をしています。
牛はどうしちゃったのか?
櫓の縁の下には、悪戯坊主が柱にしがみついているし、
その周りでは沢山の人でごった返しているのに、
呑気な人もいて、ムシロのような物をしいてゴロンとしている人もいる。
犬もいれば牛車から離れた牛もいる。
色んな立場の色んな人々が詳細に、暖かな目線で描かれている。
いい加減なおじさんもいて、人生まじめじゃない人がいると、
ちょっと嬉しい。
これは、一遍上人が、京都の市場道場で念仏踊りをしているところなのだそうだ。
念仏踊り。
元祖 盆踊りといったところか。
とっても庶民的で、生活感あふれていて、見ていて飽きない。
東博で解体修理したところ、絹地の裏から、絵の具を塗った裏彩色が入念にされていたとか。(博物館ニュースから)
とっても興味深い絵だったので、
行ける方は是非小さな人々の表情を、ガラスに鼻をくっつけて
見てきて下さい。
そうとう面白いです。
本当はまじめな一遍上人の伝記なのにね。
写真は、きれいにお化粧直しされた、表慶館の屋根が見えたので、写してきました。
画面はなにやら騒々しいのです。
よく見ると、狭い櫓の中で、お坊さん達がひしめき合って、
鐘のような物を持って、ぐるぐるしています。
その櫓の取り巻きも、牛車のような物が狭いところなのに
わざわざぐるぐる巻をしています。
牛はどうしちゃったのか?
櫓の縁の下には、悪戯坊主が柱にしがみついているし、
その周りでは沢山の人でごった返しているのに、
呑気な人もいて、ムシロのような物をしいてゴロンとしている人もいる。
犬もいれば牛車から離れた牛もいる。
色んな立場の色んな人々が詳細に、暖かな目線で描かれている。
いい加減なおじさんもいて、人生まじめじゃない人がいると、
ちょっと嬉しい。
これは、一遍上人が、京都の市場道場で念仏踊りをしているところなのだそうだ。
念仏踊り。
元祖 盆踊りといったところか。
とっても庶民的で、生活感あふれていて、見ていて飽きない。
東博で解体修理したところ、絹地の裏から、絵の具を塗った裏彩色が入念にされていたとか。(博物館ニュースから)
とっても興味深い絵だったので、
行ける方は是非小さな人々の表情を、ガラスに鼻をくっつけて
見てきて下さい。
そうとう面白いです。
本当はまじめな一遍上人の伝記なのにね。
写真は、きれいにお化粧直しされた、表慶館の屋根が見えたので、写してきました。
実は一遍上人の<遊行>する様相がかなり好きです。
この絵巻は数年前奈良と京都の博物館でたくさん集められて特集陳列されてました。
のんびり・・・ですか。うーん、最初から絵の状況説明を知ってたりすると却ってあきませんね、その発想がなかったです。
走り者とかそういう系か、としかもう見れないです。
なんだかザンネン。
明日は京都で別な巻を見てきます。
他に百鬼夜行絵巻も。
諸国あの調子で念仏遊行していたのかと、
楽しくって仕方ありません。
熱狂の踊り念仏、それとは全く関係なく、ジベタリアンしているおっさんがいて、
熱い人、乗らない人、でも、皆同じ時を過ごしている、その落差が面白かったのです。
まるで映画ですよね。
日本映画の元祖絵巻、結構はまりますね。
鬼の皆さんに宜しくです。