あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

メタボリズムの未来都市展 ・森美術館

2011-10-05 18:43:33 | 美術展
建築は舞台装置のような、寺院のような、ドラマを生む空間だと最近よく感じる。利休のサディスティックな待庵VS秀吉の黄金の茶室。もしかしたら信長は教会の圧倒的な力を夢想して安土桃山城を見せしめたのでは?天下を取るものの上から目線を体感できる場所として。何れにしても大建築物は人々の日常から離れた桃源郷として憧れの場所であり続けてきた。その実証のような現代の建築の熱狂が大戦後の昭和に生まれ育ってきた「メタボリズム展」を見てきた。熱狂は狂気さえ生み、果てしない欲望に振り回されてきた功罪をも見るようだった。 . . . 本文を読む
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