O's Note

いつまで続くか、この駄文

うまいことをいうものです。

2008-03-07 23:55:00 | NPOな日々
 今日、明日の2日間、全道NPO・市民活動支援センター研修交流会が函館で開催されています。
 主催者から声をかけられアドバイザーという立場で参加しています(アドバイザーというのは単に部外者ではないですよという意味程度で、資料代もしっかり納めています。笑)。
 今日はIIHOEの川北さんの話を聞いて、その後意見交換をしましたが、相変わらず川北さんのエネルギッシュな話っぷりに圧倒されました。中でも事業系NPOや社会事業家の事業経営力を向上させるためには人材の育成が大事という話の中で、「ハート+ガッツ+スキル」を備えた人材の育成が重要という指摘は、『うまいこというなぁ』と感心しました。
 考えてみればNPO法人を立ち上げよう、あるいは現に運営している人に共通していることは、熱い想いを持っている人が多いわけです(とくに男性の場合にはそれが表に出ています)。そしてそういう熱い想いを持っている人は、多くの場合、想いを実現したいという意欲を持っています(川北さんによれば、最近はガッツを持たない人も多くなっているとのことですが)。問題はその熱い想いを実現するためのすべを持たないことで、絵に描いた餅の域から抜け出せないことが多いことでしょう。たとえば、こんないいことができるのでお金を頂戴という考え方は、まさにスキルを持たないケースでしょう。どこに資金源があるかを探すことは基本的なスキルですが、案外、それを探せない人も少なくありません。また困ったケースは、自分がやっていることは誰もやってなく、世のため人のためになるのだから全額を援助してほしいというケース。自分がやらなくても他の人がやってくれることに気付いていません。誰もやっていないということは、やらなくてもいいことであるかもしれませんが、それも気付かない場合もあります。
 今回の研修会は、中間支援組織がこういった方々にどのように接していけばいいのか、そんなことを考える機会になるでしょう。

 ところで、函館は、わずか半年の間に3回目の訪問で、すべてNPOがらみ。
 しかも3回とも同じ場所を訪問し、うち2回はその場所で会議。こんな偶然もあるんですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿