O's Note

いつまで続くか、この駄文

エス・エー・ジー・エー

2007-10-31 22:53:00 | 多分駄文
 明日からの会合(フォーラム)出席のため、午前中講義を終えて佐賀入り。
 佐賀空港に到着したのが勤務先を出てからちょうど6時間後。
 暖かです。空気が違います。
 写真は佐賀空港ではなくでJR佐賀駅前。
 今日からSAGAインターナショナルバルーン・フェスタなる行事が開幕し、それと合わせて、佐賀市内では、SAGA Lighttantagyが開催されています。
 ただ、暖かな中でのライトアップというのは、何だか変な感じです。

どこまで増える?

2007-10-30 22:55:55 | 多分駄文
 今日、版元から『会計法規集』第27版が届きました。
 包みを開けてみてビックリ。またさらに厚みを増していました。
 今年3月に入手した第26版も『分厚くなったなぁ』と思ったのですが、それにも増して分厚くなっています。第26版は1,397ページで半年後に出た第27版は1,610ページ。それでいてお値段据え置き。(笑)
 ちなみにカバーの厚さを測ってみるとちょうど5センチ。英和中辞典並み。  
 小生が持っている最も古い法規集は1981年に出版されたもので、ページ数は564ページ。それでも当時、『会計に関する法規ってこんなにあるのか』と思ったものですが、最新版は800ページも増えています(ちなみに価格は1,300円でした)。
 ここ数年は1年に2回、版を重ねていて、法規(会計基準を含む)の追加や改正が急ピッチで進んでいるということでしょう。
 でも、厚くなるとそれだけ重くなるわけで、持ち運びに面倒になると思うのは小生だけではないでしょう。
 会計の充実を喜ぶべきか、それとも・・・。

 ところで、今日、秋を感じさせるお菓子をいただきました。



 「絶対に揺らさないようにこのまま持ち帰ってください。」といわれ、用心しながら持ち帰って開封すると、家族一同、「えー」と感嘆の声。思わず写メしてしまいました。(笑)

通常総会

2007-10-29 22:22:22 | NPOな日々
 今夜は、小生が社員として関わっているNPO法人の通常総会でした。
 この法人、毎年9月1日に会計年度が始まりますので、だいたい10月下旬から11月上旬に総会を開いています。
 この法人の主たる活動は(笑)、NPO支援、とりわけ会計支援。会計支援ということで小生も関わっているわけですが、いうまでもなく、まったくのボランティア。
 NPO法人を支える人たちが、いつでも無給であっていいわけではありませんが、プロボノを標榜するこの法人、全員がボランティアで、しかもお手伝いできる時に、お手伝いできる範囲で活動に関わっています(もっとも、社員が10名ちょっと、資産が100万円弱で、年間に動くお金も300万円未満では、有給ボランティアさえ賄えないわけですが・・・)。
 しかし会計支援を行うNPO法人だけあって、毎年、事業報告書と決算書、活動計画と予算の関係がはっきりしていて、総会終了後、お隣にいたS大学の先生と、改めて「お手本のような議案書ですね」と感心しながら帰路につきました。

うーん、気になる

2007-10-28 22:00:00 | 多分駄文
 昨日の大学院の修士論文中間報告会。
 ある留学生の発表の中で、「主たる~」という文章を読み上げるとき「おもたる~」と読んでいました。
 留学生なので「まあ、仕方ない」と思いながら聞いていましたが、そういえばここ数年、ゼミの発表などでも「主たる要因は」などという文章で「おもたる要因は」という学生さんが多くなったように思います。
 今でも違和感を覚えますが、その数が増えると『最近の小中学校では、おもたると読ませているのだろうか』と、自分が間違っている、あるいは間違っていないまでも自分が習った時代と現代の語法は違っているのではないか不安になってしまいます。
 たしかに「主な」「主に」は「おもな」「おもに」ですから、「主たる」を「おもたる」と読むことは当然の流れなのかもしれませんが、でもやっぱり違いますよね。

青白戦

2007-10-27 22:45:00 | 海賊たち
 今日は、午後、パイレーツの青白戦、いわゆる紅白戦がありました。
 パイレーツが紅白戦をやるなんてことは、小生が顧問になってから無かったのではないかと思います。
 結果は青チーム(聞けば4年生+1年生)が白チーム(来年度の主力)に34-3で勝ちました。どれだけ本気だったかはさておき、4年生にはまだまだパワーが残っているようです。
 4年生は、これが本当に最後の試合。お疲れさまでした。
 白チームの皆さん、来年も笑顔で青白戦ができるよう、オフシーズンにしっかりと体を作ってくださいね。
 それにしても、グラウンド脇の木楢の黄葉がきれいで、しかも夕暮れ時の一瞬の夕焼けもきれいでした。ついでに雪虫も飛んでいて、いよいよ晩秋から初冬に季節が移ろいで行くのを感じながらグラウンドを後にしました。

偶然ではありますが。

2007-10-26 22:46:48 | 仕事(第1業務編)
 昨日のある講義の内容は社債の会計処理に関するものでした。
 その一つとして、新株予約権付社債を取り上げました。
 昨日の日経朝刊で、小さいながら新株予約権が記事になっていましたので(もっとも社債と分離した新株予約権だけのようですが)、講義の中でその記事を紹介しました。

 英会話教室最大手のNOVAは24日、新株予約権の発行により、割当先である英領バージン諸島に本拠を置く投資家2社から7,000万円が払い込まれたと発表した。予約権すべてが行使されれば諸費用を差し引き64億円を調達できるとしている。

 記事はこれだけ。
 しかし、新株予約権付社債を講義で取り上げるその日に、新株予約権の記事が出る。これは偶然ではありますが、講義のネタとしてはグッドタイミングです。
 講義の中で、「最近のNOVAは経営悪化が伝えられていますが、これで一息付けるでしょうかね」とコメントしました。
 が・・・・。
 あっけない幕切れでしたね。
 日本放送協会のニュースでは「クーデター」という表現を使っていましたが、昨日の今日でしたので軽い驚きを覚えました。
 それにしても、この新株予約権は今後どうなるんでしょうかね。

あまりにきれいで。

2007-10-25 18:02:46 | 多分駄文
 ここ数日、朝から青空が広がっています。
 朝夕と日中の寒暖の差が大きく、そのせいでしょうか、勤務先の中庭の木々が見事に色づいています。
 今朝、出勤して、あまりにきれいなので、思わずケータイで一枚。
 朝日が画面左側から差し込んでいます。
 肉眼ならばもっときれいなのにぃ。(笑)
 こうしてつかの間の秋が過ぎゆくのでしょうね。

ずんだもち

2007-10-24 22:23:24 | 多分駄文
 ずんだもち、である。

 10月に入って、いつも利用する生協食堂がみちのくフェアを展開している(「詳しいスケジュールはClick」をクリック!)。
 22日から今日までは、思い出深い食材がメニュー。
 おくずがけ。知らない。(苦笑)
 しかし、紹介文を見て驚き。「うー麺が入った具沢山の汁物」
 うー麺と書くのは間違いで、うーめん、温麺が正しい。
 まさに地元の食材。温麺こそは小生の大好物。そーめんでも冷や麦でもない。温麺なのである。
 22日も23日も食べることができず、今日こそはと思って食堂に行くと、すでに完売。残念。
 されば、ということで手にしたのがずんだもち。
 ずんだは、なぜか枝豆を指す言葉で(似非東北人)、枝豆と砂糖をつぶしてつぶして、それとお餅を合わせたのがずんだもち。枝豆は大豆の若い状態のものなので、大豆が取れる当地だからこそ、知ってる人は結構いると思われる(現に、サツエキの大○地下で販売しています)。
 うまい!
 うーん、侮れない大学生協連。
 でも、ポスターに出ているコピーは間違い。
 ずんだもちは「山の幸」ではない。立派な里の幸。

 ふるさとは遠くにいて思うもの・・・。(涙)

会計の番人といえども・・・。

2007-10-23 22:22:22 | 涜書感想文
 今年一番の本に出会いました。

 種村大基『監査難民』(講談社、2007年9月)

 とにかく面白かったです。

 この本は、今年7月末をもって解散に追い込まれた旧中央青山監査法人(解散時はみすず監査法人)を題材に、豊富な資料に基づいて時系列的に記したものです。

 すでに記憶の奥底に入りつつあるエンロン事件。この事件によって、2002年に米国の巨大会計事務所アーサーアンダーセンが解散に追い込まれました。キッカケはエンロン社の会計不正でしたが、その監査を担当していたのがアンダーセンでした。アンダーセンは歴史のある会計事務所で、1970年代、ビッグ・エイトと呼ばれた世界的規模で活躍している8大会計事務所の一角でした。その後会計事務所間で合併を繰り返しましたが、アンダーセンは残り続けます。しかし、エンロン事件後、アンダーセンは解散を余儀なくされ、ビッグ・フォーと呼ばれる4大会計事務所時代を迎えます。
 ところで、これらの会計事務所と日本の監査法人は密接な関係にあります。
 つまり、次のような結びつきです。

 KPMG-あずさ監査法人
 アーンスト&ヤング-新日本監査法人
 デロイト・トウシュ・トーマツ-監査法人トーマツ
 プライスウォーターハウス・クーパーズ-あらた監査法人

 したがって、あずさ、新日本、トーマツ、あらたは、日本における4大監査法人といえます(日本の監査法人も合併を繰り返して大規模化しています)。この中のあらた監査法人は、プライスウォーターハウス・クーパーズの強い意向によって2006年6月に旧中央青山監査法人の一部を引き継いだ監査法人です。
 一方、中央青山監査法人は2006年9月にみすず監査法人と改称し、一時期、あらたとみすずが平行して存在していました。つまり、中央青山監査法人の末期は、あらたとみずすに分離し、プライスウォーターハウス・クーパーズがバックアップしたあらたが生き残り、みすずは消滅したというわけです。

 さて、本書では、冒頭、JALグループが赤字に転落するという記者会見から始まります。赤字の理由は、監査を担当していた新日本監査法人から繰延税金資産(黒字要因)の大半を否認されてしまったからでした。新日本監査法人がこのような厳しい監査(厳格監査)を行った理由の一つが一連の会計不正でした。
 一連の会計不正。
 これこそが、中央青山監査法人の監査に起因するものです。
 1997年のスーパーヤオハンの粉飾決算、同年に自主廃業した山一証券の損失飛ばし。
 さらに、新しいところでは、2003年の足利銀行の破綻、2005年のカネボウの粉飾決算、そして極めつけは、昨年12月の日興コーディアル証券の粉飾決算。ヤオハンから日興まで、いずれも中央青山監査法人が監査し、監査証明書で「適正意見」を出していながら、後に不正が発覚した事件でした。
 一連の会計不正、とりわけカネボウ事件で逮捕された会計士が粉飾の事実を知りつつ適正意見を出したこと、さらに追い打ちをかけるようにして発覚した日興コーディアル証券の粉飾決算。これによって、みすず監査法人(中央青山監査法人)は解散に追い込まれてしまいます。みすずが解散を発表したあと(2007年2月)には、三洋電機粉飾疑惑も報道されましたが、三洋電機もまた、中央青山監査法人が担当していました。
 本書によれば、中央青山監査法人が担当していた監査は2,300法人、うち上場企業は800社にのぼります。この中には、上記の企業以外に、トヨタやソニーなど、日本有数の大企業が含まれています。それだけ規模が大きい監査法人が中央青山監査法人だったわけです。そしてそれだけのクライアントを持つ監査法人が法定監査(金融商品取引法や会社法の規定による監査)をできない状態になると、企業は、監査を実施してくれる監査法人(会計士)を求めて難民と化す・・・。これがタイトルの一つの「難民」の意味だろうと思います。

 ところで本書は、ある種特殊な業界の、普段見ることのできない側面を紹介していること、次から次に起こる事件(決していいことではないのですが)とその対応ぶりが息をもつかせテンポで描かれていることと、そして人間ドラマの要素がたっぷり盛り込まれていることが、読み手を引き込みます。

 まず、存続か解散かを巡る対応策です。
 2007年1月始め、中央青山を改称したみすず監査法人では、法人危機対応計画タスクフォースの選択肢として、次の7つのシナリオを描いたといいます[pp.217-218]。

ケース1 みすずとして改革を続け、クライアントを維持して存続を図る
ケース2 あらたとの合併または統合を行う
ケース3 大手監査法人(あずさ、新日本、トーマツ)のいずれかと合併を行う
ケース4 中小監査法人との合併または統合を行う
ケース5 新法人を設立し、可能な限り多くのクライアントと人員を移動させる
ケース6 みすず独自にグラント・ソントン(GT)やBDOなどの国際的ネットワークと提携する
ケース7 自主解散する

 ケース1から6までは、法人として存続したいという計画です。名門であるからこそ解散だけは避けたいという意識が強く表れた計画といえるでしょう、結局ケース7になってしまうわけですが。こうなる前にどうして手を打たなかったのかと思わずにはおれません。
 次に、監査法人もまた、その生命線は「お金(現金)である」ということを教えてくれる内容。
 一連の会計不正に鑑み、金融庁から2ヶ月間の監査業務停止命令を受けた場合の収支について、次のように記載されています[p.135]。

 中央青山の2006年3月末時点における現金・預金は、約41億7,055万円だった。また、すでに監査業務は提供したものの報酬を受け取っていない「業務未収入金」が63億9,800万円である一方で、監査契約先企業などから受け取った「前受金」は約112億3,930万円もあった。
 3月期決算企業の監査業務に絡んで受け取った前受金を全額返済するとなると、証券取引法に基づく監査が履行期限を迎える6月末までに、前受金総額のほぼ半分にあたる56億1,950万円の返済義務が生じる。3月末時点の業務未収入金を全額回収し、さらに4月と5月の業務収入として見込まれる17億円強を勘定に入れても、前受金の返済と、人件費に代表される諸経費(103億8,600万円)や法人税(6億8,900万円)の支払いで、6月末には44億1,900万円もの資金ショートに陥る計算だった。

 お金の計算に詳しい監査法人が資金ショートに陥る事態。容易には想像が付かないかもしれませんが、サービス業を営む企業と同じように監査法人もまたサービス業である以上、そのサービスが提供できなくなる=収入が得られないということになり、「資金繰り破綻」となるわけです。しかし資金繰り破綻もさることながら、こういった監査法人の資金繰りは一般にはあまり知られておりませんので、その内容を知るだけでも読み手には驚きとなるでしょう(小生もその一人)。

 さらに本書が面白い所以は、その場面で発言された内容が、いかにもそれらしく紹介されていることです。その場面にいなければわかり得ないことではありますが、ここが筆者が力を入れて取材したところなのだろうと思います。
 たとえば、日興コーディアル証券の不正会計問題に絡んで、日興コーディアルグループの特別調査委員会の報告書において、日興側と中央青山側とのやりとりをすべて暴露されたあとのみすず監査法人内の議論の様子を次のように紹介しています[p.220]。

 報告書の公表を受け、片山執行部は、連日のように「法人危機対応計画タスク・フォース」のメンバーを集めて会議を開き、どの緊急避難措置が現実的であるかについて議論を行った。
「法人全体を引き継いでくれる合併が理想的だ」
「そんなリスクを背負ってくれる監査法人があるのか?」
「ちょっと待ってくれ。すべて『解散』を前提にした議論ばかりじゃないか。規模を縮小してても存続の道を探るべきだ」
 議論は堂々巡りを繰り返したが、「『存続』か『解散』かについては、意思統一しておく必要がある」と片山執行部は判断した。理事会と評議員会が合同で決を採ることになった。
「絶対に自主清算すべきじゃない! クライアントに対してどう責任をとるんだ。自分たちの手でみすずをつぶすのか」
 京都事務所の高津靖史が、真っ先に解散に反対した。

 読みながら、みすずの会議に自分も参加しているような気にさせられました。このような会話形式の表現が随所に登場し、経済小説を読んでいるような錯覚さえも覚えます。

 またたとえば次のような場面。
 みすずが解散を決めた後、ある幹部が若手を居酒屋に連れ出して、若手の今後を聞き出す場面です[p.246-249]。

 「お前どうするんだ? まだ未回答だけど、ひょっとしたらもう行くあてがあるのか?」
 適当につまみを頼みと、幹部はおもむろに切り出した。
 (中略)
 「実は、僕も辞めようかと思っています」
と白状した。
 「まだ就職して3~4年だろう。見切りをつけるには早いんじゃないかな。俺と一緒に新日本に行こうじゃないか。」
 「監査って正直、つまらないんですよ。それに割に合わなくて。クライアントで粉飾決算が見つかると、『監査がいいかげんだったのではないか』と世間に叩かれますよね。ときには厳しい行政処分も受ける」
 本心を吐露して吹っ切れたのか、若手は申し訳なさそうにしながらも、監査に満足できない心情を打ち明け始めた。
 「本当に粉飾決算を未然に防ごうと思って頑張るのなら、やりがいはあります。でも、いまの監査は違いますよね。『これだけの監査をやったのだから、粉飾を見抜けなくても当然です』と言い訳するための書類づくりに追われているだけじゃありませんか。クライアントに踏み込んでいって『お前のところは粉飾をやっているだろう。ほらこれが証拠だ』と迫る監査じゃなくて、『我々は監査基準に定められていることをすべて調べました。その結果、たとえ粉飾決算が見つかったとしても、やるべきことをやった監査人の責任ではありません』という逃げの姿勢しかもっていない、こんな監査でいいのかなと疑問を持ってしまって」
 (中略)
 『やりがいを感じられない』という若手の言葉に、幹部は打ちのめされていた。

 すごいですよね。フィクションではないのかと思える場面。本書のタイトルに隠されたもう一つの「難民」(会計士が監査から遠ざかって流浪する)がここに描かれているように思います。
 まさに人間ドラマです。

 この本を読んだ時期が、ちょうど「会計と社会」という講義で、公認会計士や税理士をお招きしてお話を伺った時期に重なりましたので、殊の外、いろいろ考えながら読むことができたのかもしれません。
 それはともかく、会計を知らない人にも十分堪能できる内容の本です。
 ぜひぜひお読みいただければと思います。

科研費申請とエゾシカバッグ

2007-10-22 22:06:27 | 仕事(第2業務編)
 今日は科研費申請の学内締切日。
 提出直前になって大きなミスに気づき、あわてて修正。
 昨年は提出時期が忙しくて申請しなかったのですが、一昨年の「頭」で考えていたのがミスの原因でした。
 さて結果はどうなるでしょう。

 提出後、午後から、環境コミュニティ・ビジネスフォーラム2007なる会合に参加しました。
 コミュニティ・ビジネスという用語は、すでにNPOの中では一般化した用語で、地域が抱える課題を地域の資源で解決することを目指し、市民(それに関わる人々)が積極的に、そして継続的に取り組んでいく事業です。いわば草の根のビジネスというわけで、この点はNPO(法人)の得意とするところです。また環境NPOという言葉もありますので、コミュニティ・ビジネスに環境をくっつけても、やっぱりNPOの取り組みの一つということになります。
 今日のフォーラムでは、経済産業省がバックアップした事業(平成19年度「環境コミュニティ・ビジネス事業(中小企業等環境配慮活動活性化促進事業)」)の一つとして、エゾシカの革を利用したバッグを商品化したNPO法人の活動が紹介されました。
 でもですねぇ、科研費申請をした日にこういったフォーラムに参加していると、「私の専門は何?」と思ったりして・・・。(苦笑)

満月

2007-10-21 13:41:53 | 感激観劇
 昨夜見たサンピアザ劇場企画公演。面白かったです。
 演目は、夫婦印プロデュース「満月」。夫婦印プロデュースなんて聞いたことがありませんが、菅原大吉と竹内都子の二人芝居です。竹内都子、そう、あのお笑いコンビ「ピンクの電話」の肉付きのいい方。(笑)
 見終わるまで知りませんでしたが、菅原大吉と竹内都子は本当の夫婦でした。

 舞台はいかにも昭和の香りがする飲み屋の2階の一室(でも時代設定は現在)。
 ここにやってきたサラリーマン。用向きは、自分の二十歳になる娘が、飲み屋の女将の一人息子と駆け落ちしたことに腹を立て、息子を責め、娘がどこにいるのか問い詰めるためでした。
 はじめは圧倒されていた女将。しかしお酒を飲みながら話をするうち形勢逆転。
 こうして、いくつかの話題を織り込みながら物語は進行します。
 
 「満月」は、これまでのサンピアザ劇場企画のお芝居とは違って人情喜劇。
 笑える芝居というのもいいものです。
 物語の中で、二人の息子と娘が滞在しているのは日本のどこかの温泉だというエピソードがあったのですが、その中で「森林公園温泉」を挙げていたのには大笑い。ちゃんと地元の名前を取り入れていました(もっとも森林公園温泉は日帰り温泉ですが)。
 それにしても、この二人。芝居の中で何杯「お酒」を飲んだのでしょうか。相当水っ腹になっていたのだと思います。
 
 菅原大吉という役者さん。滑舌がはっきりし、言葉による感情表現も素晴らしかったです。
 これまた途中で菅原大吉が流ちょうなズーズー弁をしゃべったので「うまいなぁ」と感心したのですが、なんと、出身が宮城県でした。あれほど完璧なズーズー弁は小生にもいえません。(苦笑)

 一緒に観たS先生(もう一人のS先生。笑)と劇評会をしましたが、二人とも大いに笑って楽しみましたので、辛口の劇評もなく(笑)、その代わり辛口(+12)の美味しいお酒を楽しんで帰路につきました。

 上演時間1時間45分。

おいおいおい!!

2007-10-20 16:55:31 | 多分駄文
 今日は、午前中、土曜参観とPTAまつりでした。
 PTAまつりは、小生の子供たちが通っている小学校固有の呼び名で、ずーっと昔の土曜レクの後継版。おかあさんたちが趣向を凝らしたゲームなどの出し物で子供たちを遊ばせるというPTA主催の行事です。
 昨年までは小生も実施責任者としてかかわっていたのですが、今年いただいたプログラムは「地域の方用」となっていました。(笑)
 まつりの最後、閉会式では児童と保護者が体育館に集まって、PTA会長の挨拶や校長先生のお話などを聞くわけですが、ちょっといただけなかったのが保護者の私語。
 小生が関わっていたときにも私語が課題になっていて、保護者が座るスペースで、数人の係のおかあさんが、ゴルフの大会でよく見る「お静かに」のカードを掲げて私語をやめさせるという策を取ったりしました。
 しかし、今年はそれもなく、アチコチでおしゃべり。
 会長が話そうが、校長先生が話そうがお構いなし。加えてスクールバンドの演奏もあったのですが、ずーーーーーっとおしゃべりしっぱなしの保護者がいました。
 お母さんだけと思いきや、親父同士でもしゃべっていたり。
 子供たちが静かにしているだけに(もちろん担任がそばにいるからですが)、余計に耳障りでした。
 とはいえ、この小学校の先生方に聞けば、ここはまだいいですよという答えが返ってきます。他じゃもっとひどいらしい。
 もし子供たちが通う小学校がそんなにひどかったら、直接的に行動を起こしていたでしょう、きっと。(苦笑)

そういうことだったのか。

2007-10-19 22:34:33 | 多分駄文
 先週から始まった第33回大学公開講座。
 今年の主催はI先生が所属する学科で、「市民が創る明日の司法-裁判員制度と市民の裁判-」というタイトル。
 刑事事件を対象に、2009年には開始される裁判員制度ですが、恥ずかしながらほとんど知識がありません。
 時々新聞などで「あなたも裁判員!」などという広告を目にしては『小生にも回ってくる可能性があるのだろうか』と不安に思うこともあり、ちょっとぐらい勉強しておこうと思いつつ、忘れてしまうとそれっきりでした。それが、身近なところで勉強できるのですから「ラッキー!」と思っていたのですが、見事に先週の第1回は失念。(苦笑)

 講師を務めた白取先生の、まぁ、論点整理の見事なこと!
 論点整理もさることながら、一番気になった言葉は「予断」。
 白か黒か判断するとき、何らかの事情でバイアスのかかった情報を耳にしても、目の前にある証拠から白か黒か判断するだけの能力が必要なのですが、小生にそれができるのかどうか、きわめて不安です。たとえば、盗みの容疑で裁判にかかっている人がいて、被告人の顔を見て『人相が悪いから盗みをやった(かもしれない)』という判断。あるいは同じ人について、「あの人は以前にも窃盗で捕まったことがある」という情報で『前科があるんだから今回もやった(に違いない)』という判断。これで有罪に傾いたら・・・。危険ですよね。
 こういうことに対する訓練を十分に受けていない状態で、正しい判断ができるのかどうか。小生はまったく自信がありません。
 
 そうそう。
 司会進行をしたI先生、白取先生の紹介で「裁判員制度について批判的にお話されると思います。」といいました。
 小生、90分間、ずっとその言葉にとらわれてお話をお聞きしました。
 これって予断ですよね、やっぱり。(笑)

世代交代

2007-10-18 21:46:38 | 海賊たち
 今日、お昼休みに、パイレーツの新旧幹部10数名が挨拶に来ました。
 挨拶して、特別に話をすることもないのですが、一応顧問として(苦笑)、次年度に向けての心構えなどをちょっとだけ。(ははは)
 こうやって新旧幹部がわざわざ研究室に来てくれるというのは、ホントにうれしいものです。昨年も書いたと思いますが、パイレーツは全学部の学生さんが所属していますので、部活でしか顔を合わせない学生さんが多く、それがまた、小生にとっては、新しい発見もあったりしてゼミ生とは違った楽しさがあります。
 パイレーツの皆さん、この冬、しっかり体を作ってくださいね。

小春日和?

2007-10-17 22:00:00 | 多分駄文
 写真は、8階にある研究室から見下ろしたサイクリングロード。紅葉が日に日に広がっています。
 朝のうち曇っていたのですが、急速に晴れ間が広がりました。
 こんな日を小春日和というのでしょうか。

広辞苑第5版 
 こはるびより「小春の頃の暖かいひより。小六月。」

はてなダイアリーキーワード電子辞典
 小春日和「小春(旧暦の十月の別称)の頃の暖かな春のような陽気のこと。したがって、春の天気ではない。」
 小春日和「五十川藍子が主宰するインタビューサイト。インタビュー記事の作成、配信、取材コーディネートなどを行っている。」
 小春日和「モーニング娘。のメンバー久住小春の名に引っ掛けたモーヲタ用語。晴れやかな天候を指すが、本来の用法とは異なり時節は問わない。久住本人も使用しているようである。」

 「広辞苑」も「はてなダイアリーキーワード電子辞典」も小生のパソコンに入っている辞典。
 小春が旧暦の10月の別称ということは、現在の11月ってわけか。じゃあ、使い方を間違っているわけですね。(苦笑)
 それにしても、モーヲタって、今も健在なのだろうか。