O's Note

いつまで続くか、この駄文

ゼミ論、佳境!

2005-11-29 20:44:13 | 学生と教員の会
 ゼミ論提出期限まであと2週間に迫り、動きが慌ただしくなってきました。
 16人のメンバーのうち、提出者は1名。
 ちょっと遅れ気味じゃないかなと思っていた人も、今日、研究室に来ましたので指導しました。
 ゼミ論ですので、制度上、それほど強い意味合いを持つものでもなければ、提出期限も小生が定めたものですので、いつでも変更できるものではあります。しかし、学生が演習を仮登録したときに、ゼミ論を書くことを約束しましたし、提出期限も夏休み前には伝えていたものですので、書かないわけにはいかず、期限も守らなければならない。いわば、小生と学生諸君との約束事であるわけです。
 今のがんばりが、きっと将来役立つ、ということを信じつつ、これからまた原稿を一本読むことにします。

委託・受託

2005-11-28 21:30:44 | 仕事(第1業務編)
 あなたは、他人に売れそうな品物を持っている。それを友達に売ってくれないかとお願いしたところ、快く引き受けてくれたので、あなたが持っていた品物を友達に渡した。
 さて、この時、この品物の所有権はあなたにあるだろうか、それとも友達にあるだろうか。
 ・・・・・というような事柄を扱うのが委託販売・受託販売です。「友達に売って欲しい」といって渡した品物は、もし売れなかったら、友達から返してもらうものですよね。つまり、品物の所有権はあなたにありながら、その販売だけを友達に委ねたわけです。したがって、取引処理でも、あなた(この場合、委託者)が品物について仕訳処理する必要があり、友達(この場合、受託者)は、品物ではなく、その品物をめぐる債権債務(あなたに対する支払額とあなたからもらうお金)だけを仕訳処理すればいいわけです。
 ここでは、「積送品」「委託販売」「受託販売」「積送品売上」など、独特の勘定科目が使われますが、まずは、委託・受託の関係を理解することから始めましょう。

ウォーキービッツ

2005-11-27 15:09:05 | 多分駄文
 ちょっと前の日経のコラムに、ウォーキービッツというおもちゃについて触れているものがありました。
 小さな写真も付いていて、見れば、何の変哲もないカメ。(笑)
 でもその記事によれば、このカメのおもちゃ、TIME誌で「2005年度もっとも優れた発明品」として紹介されたとか。しかも品切れ状態で入手困難などと紹介されている。『うーん、ほしい。でも無理かな』などと思いつつ、忘れていました。
 今日、別の品物を買うためにヨドバシカメラへ行きました。
 子供たちも一緒に行ったので、何の気なしにおもちゃ売り場へ。そこで思い出したのです、カメ型発明品を。
 でも、名前も覚えていなかったので、子供たちのあとをついて行くふりしてキョロキョロ。
 『なんていう名前だったかなあ。』と思いつつ耳を澄ませば、近くの販売促進用TVの中から聞こえてきたのは「ウォーキービッツ」。
 「これだ!」ということでその付近を探すと、ありました、たった1個。1,070円也。本当はいろいろな色の甲羅があるらしいけれど、店頭にあったのはウォーキービッツラメ(スノー)
 早速自宅で甲羅をクリック。
 これがかわいい!
 ホント、何の変哲もないカメなのですが、その動きがかわいい。
 ある種、癒し系のおもちゃです。
 

ノスターチャンネル第8回目

2005-11-26 22:01:47 | FM企画
 今日は、1年生の二人の学生さん、OさんとYさんによる放送でした。
 二人が選んだテーマは大学生協でした。やや緊張気味でしたが、丸さんのインタビューに従って、調べてきたことをお話ししてくれました。1年生がマイクの前で話すということは、とても勇気がいることだと思いますが、よくやってくれました。お二人には、もう一度出演して欲しいと思います(よろしくね)。
 番組の最後には、吹奏楽部の定期演奏会の告知も入り、ワイワイした中で終了しました。

特殊商品売買って?

2005-11-24 16:53:04 | 仕事(第1業務編)
 今日から商品売買の特殊形態について採り上げます。
 簿記検定などでは「特殊商品売買」といわれている部分です。
 でも、特殊商品売買という表現は、やや論点をぼかした表現に思います。講義でもいいましたが、ここでの論点は「いつ売上を認識するか」ということです。認識という言葉が難しいようであれば、「(貸方)売上という仕訳をいつするのか」ということとして考えてください。
 これまで採り上げてきた商品売買と少し考え方が違います。一つ一つの販売形態に合わせて理解するようにしましょう。

便利にはなりましたが・・・。

2005-11-23 18:16:06 | 多分駄文
 最近、「おやっ」と気づいたことがあります。
 それは、学生諸君からの連絡が、おしなべて遅くなった、あるいは連絡すべき日までに連絡をしなくなったということです。
 たとえば、期日を指定しなくても「事前に連絡してください」といったことや、「○月○日までにメールにて連絡すること」といったケースがそれ。直前に連絡があったり、あっさり期日を越えてしまったり。それでも連絡があればいい方で、最近では連絡もないということもありますので、困ってしまいます。
 ケータイを所有している学生が多くなりました。ケータイはその場で情報を発信できるという便利な道具です。それでも連絡が滞るというのはどういうことなのでしょう。情報を得ていても連絡しないのか、あるいは「後日改めて」と考えてかどうか、待てども暮らせども連絡がないことが、しばしばあります。
 それが対象者の一人や二人だけ、というのなら、ことさら問題にすることもないのですが、それが対象者の半分になると、「おやっ」と思ってしまうわけです。
 確かに皆さんも忙しいのでしょう。でも、忙しいからケータイのような道具が必要なのでしょうから、これは、ケータイを所有しているかどうかにかかわらず、本人の気持ちの問題なのだろうな、と思います。
 連絡しようと思っていて、ついつい期日を過ぎてしまうということは、時々あります。しかし、それでも「すいません、ついうっかりしてまして」などといいわけを付けて、連絡するのが一般的であると思います。
 もし、連絡をしなかったことが、自分の人生にとって重大な問題を引き起こしたと思うと、結果的に自分が悪いということで自分を責めてしまうことになります。こんなことを繰り返していると、自信喪失になってしまうように思うのですがね。

あと一ヶ月

2005-11-22 22:05:03 | 多分駄文
 ふと、カレンダーを見れば、後期の講義もあと一ヶ月。
 雪が降らないせいなのでしょうか、もうすぐ12月は思えないのは小生だけでしょうか。
 明日は勤労感謝の日。
 この日の云われも何かあったはずですが、そんなことは気にせず、ゆっくり休むことにしましょう。

売上原価と商品の期末評価

2005-11-21 17:57:07 | 仕事(第1業務編)
 11月17日の講義で売上原価の計算方法を採り上げました。今日も、決算時点での売上原価の計算方法を紹介しました。
 一般的には、売上原価は次のように計算します。
 売上原価=前期繰越高+当期純仕入高-次期繰越高
 前期に仕入れた商品のうち決算日現在で売れ残ったもの(たとえば商品50円分)に当期の商品仕入高(たとえば商品600円分)を足して(650円)、そこから当期の売れ残り分(たとえば商品70円)を差し引いた金額(580円)が売上原価というわけです。
 ところで、当期の売れ残り分をどうやって計算するかが問題となります。もちろん、商品の仕入れの都度、仕入額は記載されていますし、販売された商品についても帳簿に記載されています。商品有高帳なども作成していれば、「帳簿上の売れ残り分」は容易に把握することができます。
 実は、この「帳簿上の売れ残り分」は、あくまでも帳簿上の金額であり、実際にその商品がそこにあるかどうかはわかりません。アルバイトをしていて遭遇したことがあるかもしれませんが、会社では定期的に棚卸しという作業を行っています。これは、帳簿上の商品の有高と同じだけ実際の商品がそこにあるかどうかを確かめているのです。
 帳簿上の商品の有高と実際の棚卸高が常に一致していれば問題ありません。しかし、時には盗難にあったり、長い間倉庫に保管していてパッケージが変色したりということがあるかもしれません。そんなときには、少なくなったり、価値が減った分を「帳簿上の売れ残り分(金額)」から差し引く手続きが必要になります。先の例でいえば、帳簿上の当期の売れ残り分は商品70円でした。しかし、棚卸しの結果、10円分がなくなっていたことがわかれば、実際の商品の残高は60円になるのです。そしてこの金額が次期繰越高ということになり、貸借対照表の「商品」の価額として記載されることになるのです。
 わかるかなあ。

ノスターチャンネル第7回目

2005-11-20 11:17:49 | FM企画
 昨夜、FM新さっぽろでノスターチャンネル第7回目をオンエア。
 この回は、経営情報学科の2名の学生さんに出演いただき、学科の内容や自分のゼミについて語ってもらいました。
 二人とも自然な感じでインタビューに答えてくれて、MARUさんにも「さわやかな雰囲気です」とおっしゃっていただきました。まさにその通りでした。
 ただ、二人とも大原ゼミ・鈴木ゼミのメンバーで、今後は、他のゼミに所属している学生さんにも登場していただいて、学科の内容を別の視点から紹介してほしいと思っています。
 昨夜は、大学広報誌Balloonの取材もありました。

こんなこともやってます、PART2

2005-11-19 16:57:40 | 多分駄文
 今日は、午後から子供たちが通う小学校に併設されているミニ児童会館の3周年行事に、スタッフとして参加しました。
 ミニ児童会館は、小学校とは完全に別組織で、児童会館の職員とそこに集う子供たち、そしてその保護者たちによって活動しているんですね。
 今日は、3周年を迎えたということでちょっとしたイベントでした。
 その中で「えりっこ」という人形劇団(とはいえ人形使いは二人だけ)の人形劇を観劇しました。人形劇など久しぶりに見ましたが、これが非常に面白かった。大人の目で見て面白いというのは、ストーリーもさることながら、二人だけで5つの人形を巧みに操り、こわいろも使っていて、それがとても自然だったこと。
 たまには、こんな時間があるのもいいものです。

こんなこともやってます。

2005-11-18 22:55:26 | NPOな日々
 昨年から、北海道NPOバンクというNPO法人の活動を手伝っています。
 北海道NPバンクでは、NPO法人を中心とする諸団体の求めに応じて融資活動を行っていますが、小生は、そこで融資を行うかどうかの審査活動をしています。
 今日は、夜、その審査委員会がありました。
 NPO法人を中心とする非営利市民活動団体は、概して、資金面が脆弱なのは否めません。そういった活動は社会性・公益性があっても、先立つものがないと活動がスムーズに行きません。そこで、NPOバンクでは、その活動が立派に遂行できるように、資金面での支援を行っているわけです。しかし、あくまでも融資ですので、返済能力があるかどうかが問題となります。社会性・公益性と返済能力の有無を比較計量して審査するのは、結構、しんどい作業です。これは、NPO活動の活性化と会計プロフェッションとしての責任の比較計量でもあります。
 もちろん、NPOバンクは、他の金融機関と違って営利を目的としていませんので、融資を申し込んだNPO法人の社会性を重視して審査にあたっています。その願いは、我々の融資先が、その資金を活用して発展してくれること、これにつきます。

売上原価は単なる仕入値ではないわけで・・・

2005-11-17 21:27:07 | 仕事(第1業務編)
 小生、学生時代、売上原価を仕入値と同じものと思っていました。売上原価の意味をちゃんと考えれば理解できることなのですが、いい加減に聞いていたのでしょうね、きっと(反省)。
 100円で仕入れたモノを150円で売れば、100円が仕入値であり売上原価でもあるわけです。「なーんだ、当たり前のことじゃないか」と早合点したのが間違いのもとでした。
 「100円で3個仕入れたモノのうち、2個だけ売れたときの売上原価は?」と聞かれて、「???」となってしまいました。仕入値=売上原価なら300円ですが、「そんな簡単な答えでいいの?」と思って(この発想は間違いないでしょ?)、悩んでしまったわけです。
 売上原価は、仕入れた商品のうち販売された部分というのが正しい理解の仕方です。ですので、3個のうち2個売れたならば2個分が売上原価になります。
 基本的なことですが、最初は、このあたりをしっかりと理解しておくことが必要でしょう。