近場の紅葉観賞のため選んだのは、東行庵「もみじ谷」、東行庵は高杉晋作の墓所です。
早くにきましたから観光客は誰もいません明るい日に照らされて静にざわめいています、赤や黄色に緑が溶け込んだ風景。
日本の美・・・こんな幸せが永久に続きますように。
早朝のいっときを目眩がするほどの紅葉に包まれて、心も身体も共にリフレッシュされました。
そして豊田町華山へ向かいますいつものコースで「徳仙の滝」・・・
そしてぐんぐん上り「華山」山頂を目指します、山頂にXT君を停めてはるかに眼下に霞む豊田の町を眺めます
「樹下(じゅか)の二人
あれが阿多多羅山(あたたらやま)
あの光るのが阿武隈川(あぶくまがわ)
こうやって言葉すくなに坐っていると、
うっとりねむるような頭の中に、
ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡ります。
この大きな冬の始めの野山の中に、
あなたと二人静かに燃えて手を組んでいるよろこびを、
下を見ているあの白い雲にかくすのは止しませう。
高村光太郎の「樹下の二人」を口ずさみながらしばらくは、人間世界を忘れて「うっとりとねむるような頭で」深山幽谷を楽しみました。
薄着で出たために少し、いや!思いっきり寒かったですけれど日が昇るにつれてますます野山の色好きが鮮明になり、こうやってXT君と34年間を過ごせた幸せに心震えました。
日本の国のこの景色この風景を心に刻み込んで明日からの日々また元気に働けます。
山の上からの眺めがすばらしいですね、辛うじて残っているすすきを見ると晩秋を感じますね