フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

日録(alibi)

2010-03-09 23:59:07 | Weblog
3月になっても冬が居座って終わらないので、学校業務も永遠に続くような気持ちになる。

空いている時間で授業コーパスのデータを見て、footingの分析を少し。とりあえずanimator, author, principalという発話の参与枠組みに沿って考えているところ。まだ面白いところまで行っていないけれど、なんだか孤独な作業ではある。学校業務に埋もれるような生活をしていると、さらにその感も増す。

あとは授業のないときの読書というわけで、外岡秀俊の『アジアへ』(傍観者からの手紙2、みすず書房)を見つけて購入。各章ともさまざまな本の引用をしながら政治、文化、社会、歴史の出来事を綴っていく。文芸賞をとった『北帰行』から数十年、少し教養主義が強すぎる気がするが、読書の幅の広さには敬服。さっそくゴードンの『日本の200年』(上・下)をアマゾンに注文した。ついでに岩波文庫の『西遊記』8~10巻。徳大寺有恒の『間違いだらけのエコカー選び』。徳大寺さんのエコカー、自動車税、高速道路無料化に関する意見は傾聴に値するというか、勉強になる。

そういえばオリンピックも通りすぎてしまった。競技の時の國母君、敗退後のチーム青森の目黒さんの涙、そしてやりきったヨナさんが良し。NHKが連呼する「ニッポン」の横で、選手達や元選手の話し手がニホンと発音するのを好ましく聞いていた。彼らのほうがよっぽどグローバルではないか?

今週末にはプロジェクト報告書も刷り上がる予定。
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