フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

卒業式あれこれ

2008-03-25 23:17:12 | Weblog
大学では昨日の雨模様の中、学部の卒業式が、そして今日はうららかな春の日射しの中で大学院の卒業式がありました。キャンパスの桜並木を見上げると、花びらが1つ2つとほころびはじめています。

卒業式には、まあ学生だけでなく、先生のほうにもさまざまな記憶や感情が湧いてくるものですが、今年も例外ではありません。私が卒業論文の指導をしたのは二人で、二人とも中国からの留学生でしたが、いまはすぐに帰国せず、一人は東京で働き、一人は大学院に進みます。

そして、大学院では私の同僚の指導を受けていた韓国人の学生さんが卒業ということで、昨年結婚した相手のご主人をつれて研究室を訪ねてくれました。背の高い落ち着いた感じの人でしたが、私も入れてもらって記念写真をとりました。別れ際に同僚の先生と学生さんが韓国語に切り替えてしばし語らったすがたは、春の別れの景色として何か切なく美しいものをみていたのだと思います。

そういえば私も2年勤めた留学生委員長を卒業です。今日は引き継ぎもして、こちらも少しだけ寂しい気がします。

卒業と云えば、蓮池さんが32年ぶりに卒業したのですね。私より何年か先輩にあたるわけですけど、でもほとんど同世代だったのだと思いました。32年ぶりというとものすごい時間の印象があるけれど、じつはほんの少しの昔なのかもしれないとも思ったのでした。
コメント
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