昨日の高く澄んだ空から、今日は少し蒸し暑くよどんでいます。しかし、そのゆらゆらとまぶしい光の中を子どもや若いお母さんが赤や白の服をひるがえして視野を横切ると、やはり夏の盛りなのだと思います。
さて、午後から学部ゼミで卒論中間発表の3週目が無事終わりました。
一人は接触場面会話における待遇表現の意識について。意識というのはくせ者です。それは規範の言語表現の上層にいたったものを言うのか、それとも待遇表現の使用を管理したストラテジーの側面を言うのか?言語意識の文献を紹介する必要ありですね。それでも上級の非母語話者が年配の日本人を相手にしながら、ですます体という安全圏に止まろうとする管理の傾向はよく現れていました。
二人目は韓国人準日本語母語話者の言語使用について。上達するのが早く、しかしその高いレベルで止まってしまうことも多い韓国人日本語話者がそれでもやはりさまざまな管理をしている様子がわかります。他の母語話者と最も違う点は、言語間ストラテジーが頻発することです。たとえば韓国語にある外来語をさらに発音を日本語化して使うといったことが起こるわけです。さらにあまりに似ているために逸脱に気がつかないことも結構あるのですね。
4年生は5人いますが、3年の始めの頃は皆同じようなテーマを話していたのに、1年後はみな本当に違うテーマとアプローチを模索している姿がすばらしいと思います。成長したんだなあ。
では学生の皆さん、充実した夏休みを!
さて、午後から学部ゼミで卒論中間発表の3週目が無事終わりました。
一人は接触場面会話における待遇表現の意識について。意識というのはくせ者です。それは規範の言語表現の上層にいたったものを言うのか、それとも待遇表現の使用を管理したストラテジーの側面を言うのか?言語意識の文献を紹介する必要ありですね。それでも上級の非母語話者が年配の日本人を相手にしながら、ですます体という安全圏に止まろうとする管理の傾向はよく現れていました。
二人目は韓国人準日本語母語話者の言語使用について。上達するのが早く、しかしその高いレベルで止まってしまうことも多い韓国人日本語話者がそれでもやはりさまざまな管理をしている様子がわかります。他の母語話者と最も違う点は、言語間ストラテジーが頻発することです。たとえば韓国語にある外来語をさらに発音を日本語化して使うといったことが起こるわけです。さらにあまりに似ているために逸脱に気がつかないことも結構あるのですね。
4年生は5人いますが、3年の始めの頃は皆同じようなテーマを話していたのに、1年後はみな本当に違うテーマとアプローチを模索している姿がすばらしいと思います。成長したんだなあ。
では学生の皆さん、充実した夏休みを!