kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

五山の送り火、つづき

2010-08-06 12:18:07 | 京都

五山の送り火、大文字の点火から遅れること10分、

「妙法」 に火がともります。

「妙」 の字は、「松ヶ崎西山~万灯篭山」 に、

「法」 の字は、「松ヶ崎東山~大黒天山」 と二つの山に点火されます。

     

     妙   法参考:妙法

      

「妙」 と 「法」 の字体が違うんですよね。

「法」 は角々とした感じですし、「妙」 はさらさらとしなやかな字体ですよね。

私は、「妙」 の雰囲気が好きかなあ~(^^♪

   

「妙法」 は法華経の「南無妙法蓮華経」 の「妙法」。

「妙」「法」 は互いに相反する意味を持たせることが多いとか、記されていますが、

難しくって私には、よく分かりません (^_^;)

        

そして、8時15分、「衣笠大北山」 の 「左大文字」 に点火されます。

    

大文字参考:左大文字

        

同じく、8時15分、「西賀茂明見山」 に「船形万灯篭」 

     

舟形参考:船形

        

最後に、「嵯峨鳥居本曼荼羅山」 に「鳥居形松明」 が点火されます。

    

Img_4029_2 普通の日の鳥居形(2009.11.8写)

         

      

   

当日は、賀茂大橋、船岡山、吉田山、京都駅ビルなど、大勢の人が、

この送り火を見て、壮大な京都の行事を堪能したり、

手を合わせて、亡き人の御霊を見送ったり…。

      

勢いよく燃え上がる送り火も、次第に火の勢いが衰え…、

その後には、行く夏を惜しむ何とも言えないさびしさが、ふっと心をかすめます。

    

さあ、今年の送り火、雨の降らないことを祈ります。

     

      

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五山の送り火

2010-08-06 01:57:02 | 京都

口を開ければ、『暑いですね~』 ばかりです。

なんだか、このままずうっ~と暑い夏のままの様に思えるのですが、

もう、すぐそこまで秋が来ているんですよね。

暦を見てみましたら、あしたはもう「立秋」。 

この暑さもきっとあと少しの我慢だと思います。

    

そんな京都では、夏の大きな行事 「五山の送り火」 が8月16日にあります。

京都の町をとり囲む山々に壮大な送り火が燃え上がります。

     

参考:大文字(東山の如意ヶ嶽)

      

これだけ有名な行事でありながら、そのはじまりがはっきりしていません。

平安時代に弘法大師が始めたとも、室町時代からだとも諸説あるそうです。

      

「五山の送り火」 盂蘭盆会(うらぼんえ) 、この世に帰って来た亡き人々の

魂が再び冥界に帰っていく、その暗い夜空にともす送り火なのです。

今は「信仰の火」 というより「観光の火」 の感が強い様です。

    

「五山の送り火」 を 「大文字」 と呼ぶこともあるのですが、

東山連峰にある如意ヶ嶽(大文字山) は一番大きくて

夜8時、一番初めに点火されます。

「大」 の字は、山の中腹七千坪ほどの所にあり、第一画目が80m、

二画目が160m、三画目が120mあります。

    

Img_2083 普通の日の大文字山

      

その文字の上に火床が合計75か所。そこに松割り木を井桁に積み重ね、

その間に松葉を入れます。

「大」 は仏教では人の身を表わします。

器の中で「大」の字が映った水を飲むと病気にならないという言い伝えもあります。

    

さて、その後に北山を東から西に向けて、「妙法」「左大文字」「船形」「鳥居」 

点火されていきます。

京都の人びとは、送り火に手を合わせ、御先祖様を送ります。   つづく、かな?       

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