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kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

べらぼう~喜三二さん、きさんじなことどすなあ

2025-03-30 17:36:47 | べらぼう

 

「きさんじ…」

 

祖母、母がこの言葉使っていました

 

『お気楽なもんやね』

 

という意味だったと思います

 

もう二人ともこの世にはいませんが

知らない間に家族にはいろんなことを

教えてもらったんだなあ~と思います

 

 

 

その名も「きさんじ」さんが出て来た

 

戯作者

朋誠堂喜三二(ほうせいどう・きさんじ)

 

この名は

秋田藩江戸留守居役の平沢常富

(ひらさわつねまさ)

世を忍ぶ仮の名

 

吉原のおなじみさんらしく蔦重も知っていた

 

吉原で花魁道中があった時

派手な着流しの男が

遊女の視線を感じ舞い上がってましたが

あの人がそうなんですね

 

あの人を蔦重は

プロジェクトの成功のための

サポーターにするようですね

 

 

実は吉原の親父さん達に命じられたことがある

座敷芸「俄」を盛大なお祭りにして

男性だけでなく女性や子供も

吉原に呼び寄せる!

 

なんで?

 

錦絵本「青楼美人合姿鏡」 蔦重 作

(せいろうびじんあわせすがたかがみ)

 

これが高値で売れなかった

(地本問屋・鶴屋の主人がこの本は売れない

といや~な笑みを浮かべてましたが当たりました)

 

これで出来た借金

おやじさん達に返せない蔦重

で、お祭を企画してお客を集めろと親父さん達

 

もう蔦重はやるしかない

 

女将のりつさんから

浄瑠璃の富本午之助太夫

あだ名は馬面太夫

この人を招きたいと言われてもいる

 

勉強のためりつと義兄次郎兵衛に

芝居小屋につれてもらった

 

馬面太夫は「俄」のいちおしになる

 

蔦重は本人に頼んでは見たが断られ

 

その理由は

浄瑠璃の元締めは鳥山検校ということ、なんと!

 

蔦重は鳥山の屋敷に行ったが

瀬川がいる

迷惑をかけることになると判断し

それ以上は頼まなかった

やさしいですね、重三…

 

でもまだ諦めないのが蔦重

 

吉原に宴席を設け富本太夫を招き、押します

花魁や遊女たちも同席、はい喜んで~♫

 

どうやらいい結果に繋がったようですね♪

 

蔦重はまだ満足しません

 

「富本豊前太夫」の襲名をチャンスにと

浄瑠璃の正本に富本太夫の「直伝」のお墨付きを

おねだりする蔦重

 

お相手の好機を我が好機として

こそっと頼む甘え上手な蔦重ですね~

 

自分が自分がでなく時に相手に甘える

世渡り上手

 

さあ、右大臣源内、左大臣喜三二

 

整いました

 

 

その年は午之助はいるのにいま一つ盛り上がらず

次の年

親父さん達は今年こそと蔦重をあおった

 

 

お祭は若木屋 VS 大文字屋

が表面に出過ぎているが…

 

雀踊りをそれぞれの振り付けで踊り

吉原の大通りで真っ向勝負

 

でも踊りも最終日

 

張り合う術もなく両方の連は、あらあら

ひとつになった

 

蔦重も心から楽しみながら…

 

やっぱり転んでも只では起きない蔦重

 

このお祭りの様子を今すぐ本にしたいと思った

ライブ配信ですね、紙ですけど

 

絵:勝川春章(墨書きのみの時短です)

 

序・朋誠堂喜三二

 

これを「明月余情」と名付けた

 

出版・耕書堂(代表・蔦屋重三郎)

 

 

「明月余情」はお祭りの最中に出版され

 

大いに売れました

 

こういうお祭りは今はどうなってるんでしょうね

まだあるのか、消えてしまったのか…

 

 

 

松葉屋の花魁の松の井さんが

”お祭りの最中にはよく神隠しが起きる”

 

と言ってました

 

神様、小田新之助とうつせみを

じようずにかくしといてね~

 

 

 

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