16日に五山の送り火を見たのは、船岡山からでした。
大文字、妙法、船形、左大文字が見られる数少ないスポットとして有名です。
平安京が、中国の長安をまねて「四神相応(しじんそうおう)」 に基づいて
造られましたが、北の「玄武」 つまり大きな岩に当たるのが「船岡山」 です。
標高112mの小高い山で京都の町中にあり、山中には「織田信長」 をまつる
「建勲神社」 があります。
今回はもう日が落ちて来ていて、よう見に行きませんでした。
応仁の乱の時には、山名氏の西軍の砦を築いたといいます。
船岡山の南側には西陣が広がります。
大文字を船岡山から見るのは、今回が初めてでした。
いくつかの送り火が見えるという事で出かけたのですが、
船岡山上にある公園には、沢山の人がビニールシートを広げ、酒宴が
賑やかに催されていました。
若い人達は、間もなく点火という時になって、カウントダウンを始め、
乾杯!と盛り上がっていました。
元来、宗教行事である「五山の送り火」 なのですが、そんな気配はみじんも…、
京都にいた時は、自宅からとか、近くの小学校の屋上からとか見ていました。
火が消える頃には、手を合わせ、お精霊さん(おしょらいさん) を送り、
行く夏を惜しみ、ちょっぴりしんみりとなったものなのですが…、
ま、ボヤいていてはいけませんよね (^_^;)
雨にもならず、人それぞれの「五山の送り火」 を堪能出来たのはよかったです。
五山の送り火の保存会 の皆さま、今年もお疲れさまでした。
特に今年はちょっとした変化もあったりとかで大変だったことと存じます。
また来年を待っています m(__)m