kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

鎌倉殿の13人 第40回罠と罠

2022-10-30 16:29:03 | 鎌倉殿の13人

 

罠と罠

 

どういうこと、と悩む副題です

三谷幸喜さんは笑わせること、悩ませること、驚かせることがお好きなようで

 

まずは、この企みですか?

後鳥羽上皇の思い立った、火事で焼けた閑院内裏の建て直し

普請は鎌倉にやらせる

これを義時へのお灸と上皇は言う

大きな負担を鎌倉にかけ、力を付けてきた義時を困らせる魂胆のようだ

結局いつの時代もそうですね

 

坂東武士たちは、猛反対

鎌倉が、乱れるに充分の出来事のようです

 

そんな時、「泉親衡」という信濃の武士が御家人を集め

北条を倒そうと持ちかけているらしい

 

 

泉親衡ですが、おや?見たことある顔ですね

 

この人、疾風のように現れて、武士たちが乗って来たら消えてしまった

 

大江広元は、京の香りを感じる、と

北条の躍進が気に入らない上皇に絡んでると推測した

 

これが、大当たりなんですね

泉親衡 は 源仲章 だったんですね

 

その罠に引き込まれた和田義盛の身内、三人も居たなんて

 

泉親衡は、義盛の甥っ子の和田胤長に声をかけている

 

まるで、詐欺電話みたいに引っかかってしまったのでしょうか

 

内裏の修復で御家人の北条への反感が増幅してたタイミングに

悪魔が入り込んだようなものかも

 

 

この騒動、子供や甥を必死で擁護する和田義盛

 

「戦をせずに鎌倉を栄えさせてみよ!」と久々に弟義時を叱った政子

 

「北条と和田、手を取り合ってこその鎌倉

私に免じて、こたびは矛を収めてくれないか」

と義時に嘆願し一心に平和を望む実朝

 

”世の中は常にもがもな渚漕ぐ海人の小舟の綱でかなしも”

実朝(小倉百人一首93)

 

 

義時は和田を許すような口ぶりでしたが、

和田は滅ぼさなければと思っているようですね

 

こんな場面がありました

大江広元と話し合っている

「最も頼りになる者が最も恐ろしい…消えてもら…」

 

これは、初代鎌倉殿の頼朝が

味方にしておきながら上総介広常を殺したことを思い出していた

坂東制圧に力を見せた広常だからこそ、早いうちに亡き者にする

 

という

頼朝のやり方をすべて、自分のやり方にしていっている

今の義時になった原点は頼朝なのか

 

義時が、息子の泰時みたいに素朴で優しい青年から

冷徹なトップに成り変わった訳、これなんですね

 

人の良い和田義盛さん、「和田合戦」へと足を踏み入れました

 

だれがどうなるのでしょうか…

 

wana  wana  wanaに落ちそう~♪

 

 

 

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鎌倉殿の13人 第39回穏かな1日

2022-10-22 13:01:47 | 鎌倉殿の13人

 

 

(い) 今朝みれば山もかすみて久かたの天の原より春は来にけり

 

or

 

(ろ) ひさかたの山もかすみてけさみれば天原より春はきにけり

 

どちらがお好きです?

 

(い)は実朝の初めに詠んだ歌

(ろ)は三善康信が逆にした方がと手直しした歌

 

源仲章が藤原定家からの文を意気揚々と持って来た

内容は、実朝の和歌への添削だった

↑上の歌のことではなかったですが、それも

三善康信が逆にした方が…と直してたようで

三善さん、また出禁になってしまいました

実朝さんは優しいですね

でも、ここぞという時強くなる

本当に強い人は、優しいと昔から言いますね

 

それから驚いたのが、実朝の歌唱力

朗々と歌い上げましたね♪

 

つぎは、この歌

 

春霞たつたの山の櫻花おぼつかなきを知る人のなさ

 

仲章さん曰く、これは恋の歌

差し出した実朝、渡された泰時

史実は知りませんが、三谷幸喜さん歴史書をこう読み取られたのですね

in today's  world

 

昔の方が、今よりもっと自由だったような

 

実朝さんのせつなさが、優れた詠み人へといざなったのでしょうか

 

”大海の磯もとどろに寄する波われて砕けて裂けて散るかも”

 

泰時に以前に詠んでいた歌と取り換えましたが

さらに切なさ募ります~

 

利発な泰時ですから、充分理解したでしょうね

 

紀行コーナーでは、この句も紹介されました

 

山はさけ海はあせなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも

 

大地震があった時、後鳥羽上皇に向けて詠んだ歌だとか

 

ダイナミックに詠んだと思えば、消え入りそうなくらい寂しげだったり

見事ですね

 

とはいうものの和歌のこと知らないのです、関西人のあれです(^-^;

知らんけど

 

一方、鎌倉は穏やかな一日と言えるでしょうか

あちらもこちらも、虎視眈々

義時の「悪」が凄みを増して来ました

うっかりこぼした言葉が命取りになります

 

ドラマを見る以前は、北条にはちょっと違和感がありました

このドラマで初めの頃、好感度が⤴だったけれど、今⇄

なんとか、爽やかな鎌倉にならないでしょうか、三谷幸喜さん

今は、歴史を感じ、おしゃれな町を感じ、とてもいい所ですものね、鎌倉

 

ドラマ、残すところも少なくなってきましたが…

 

 

実朝の和歌、さっとうわべを見ただけですがいいなと思ったのを

何しろ百人一首での歌、そう言えばあったなあ程度でして

 

 

・もの言はぬ四方の獣すらだにもあはれなるかなや親の子を思ふ

(あはれなるかなや”の最後の「や」が面白いですね

俳句なら切れ字の2連結)

 

・時により過ぐれば民の嘆きなり八大龍王雨やめたまへ

 

・身につもる罪やいかなるつみならん今日降る雪とともに消ななむ

 

ほんと、気付く罪も気付かぬ罪も、雪みたいに消えておいてほしいです

 

 

 

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俳誌10月号もう来てます

2022-10-20 11:19:48 | 俳句・和歌

 

 

2年前、あの時は正にその日、金木犀の香りに気付いたのを覚えています

金木犀の香りは、夫の亡くなった日の朝の香りになりました

今年は、10月初めに辛うじて花がぽつぽつと咲いていただけでした

いつも見る町内のこの木は、弱ってしまったのでしょうか…

 

 

 

あっという間に秋も深まり、寒い日もあります

Tシャツだけでいい日々が、あっという間に長袖を来たくなる日々に変わりました

 

こんなですから、合い服は買う必要ないですね

 

 

俳誌10月号が来てるのですが

今回は提出しなかったので、提出日がちょっと違う2句が間に合ってました

 

幼子の当り散らすや昼寝覚

 

風死すや天井の目が我を見る

 

 

しばらく忙しかったり、疲れ果ててブログ更新もせず

いささかじくじたる思いでいました

 

そんな中で、空の景色に見とれる時もありました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比叡山の頂上辺りが雲間にひょっこり

夕焼けより珍しかった

 

人間ってはかないなあ~

なんて思いました

与えられた日を大事に暮らそう、なんて柄にないこと思ったりして(^-^;

 

 

 

 

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鎌倉殿の13人 第38回 時を継ぐ者

2022-10-16 17:47:58 | 鎌倉殿の13人

 

ご無沙汰しております

三回忌の準備と後片付けに追われ、ダウンしてしまいました

もう、くたくた

ちょっと時間があっても何にもする気がしなくってだけで

ぐったりしておりました

 

突然ですが、以前鎌倉に行った時の写真ですが

少しは関連あるかな

 

お寺とお寺を繋ぐ道のどこかにありました

北条家の家紋(三つ鱗)の入った瓦です

 

山手から見た由比ヶ浜

 

極楽寺の階段から見た由比ヶ浜

 

 

 

 

禅興寺近くの紅葉

 

円覚寺

 

鎌倉殿にまつわる跡継ぎと我が事を比べるなんて、とんでもないことですが

最近、私の実家の時を継ぐことが気になります

父が十二代目で、私の代は十三代なのだけれどあとを取るものがいません

姉妹ふたりだけなのに、ふたりとも姓が変わってます

ただ、先祖に手を合わすことはしているつもりです

仏壇、お位牌はここに置いています

亡くなった夫はまるで養子のように、守ってくれていました

今、法事の時、お世話になるお寺さんが、寛大な方で

宗派が違っても、ひとつのお墓に入ってもいい

と言ってくださいました

なので、父はじめ、うちの先祖と夫は同じお墓に居ます

このお墓も亡き夫が準備してくれたものです

夫には兄がいるので、夫のふるさとのことは大丈夫なんです

 

さて、この後です

息子たちはどうするだろうか

それとなく、頼んでいるのですが…

 

要らぬ長い前置きになりました

 

北条時政さん、

政子、義時、実衣の父の姿は優しいお父さんでしたね

 

あんだけ振り回された妻、りくの行く末も案じていた

 

「あとは託した、北条、鎌倉を引っ張るのはおまえだ」と

和田義盛に義時へのことづてをした

ただ和田さん、何だったか忘れてしまって…

あの時横で一緒に聞いていた実朝がしっかり伝えてくれました

 

その実朝に時政は

「無理強いをして申し訳なかった

実朝殿の芯の強さ、感服いたした

頼朝殿を越える鎌倉殿になられますぞ」

 

そのあと、時政は自刃しようとしたが、八田知家に止められ

その後、伊豆へ送られることとなる

 

”二度と義時と会うことは無かった”

 

と、解説者の長澤まさみさんが言いました

 

時政と義時

伊豆へ送られる父とのお別れの時、鴬が鳴きましたね

時は元久二年(1205)閏七月

 

角川書店の歳時記には「笹鳴」は冬の鶯がチャッ、チャッと

舌打ちをするように鳴くと載っていました

餌を求めて山を下り人里で暮らすとも

閏七月にも笹鳴するのかも…分かりません

 

りくの所には、政子と実衣が別れを告げに来て、感謝の意を示しました

 

それから、義時の三番目の妻ののえが、りくにアドバイスを求めた

北条の家族と上手くやる秘訣

 

「ひとつ、無理に馴染もうとしないこと

ふたつ、北条のひとりであることを誇りに思うこと」

 

すばらしい~!

 

なんと、りくも命を狙われました

刺客は善次の弟子のトウ

義時の手下のはずだから…

 

三浦善村の配慮で未然に防げましたが、ほんとに鎌倉は恐ろしいです

 

「これより、この北条義時が執権・時政に変わり

鎌倉の政を取り仕切る」

 

と、宣誓しました

 

そして、ちょっと頼りない様な雰囲気のある源実朝は

芯の強い、且つ優しい人柄だと分かりました

また、母政子の見出した和歌を詠む才能

これがこの後開花するようでとても楽しみです♪

 

 

 

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鎌倉殿の13人  第37回 オンベレブンビンバー

2022-10-02 17:43:53 | 鎌倉殿の13人

 

「オンベレブンビンバー」

ドラマを見て初めて何なのかが分かりました

 

はは~ん、三谷幸喜さんはここでずいぶん

悩んで楽しんで生み出したんやろな~

 

時政「オンベレブンビンバー」

 

政子「フンダラホンダラゲー」

 

義時「ピンタラポンチンガー」

 

考えて考えて、実衣は全成を回顧しながら

「フンタラクーソワカー」?

しっかりと聞き取れませんでしたが、こんな感じで

家族の意見が整いました

 

時房は残念ながら、発言権を奪われました、可哀そう~

 

≪オンタラクソワカ≫

これが正しいと、解説者の長澤まさみさんが教えてくれまして

安堵の胸をなでおろしておりますが

同時に、暴力的な呪文だと思いました

 

いつの間にか、時政は鎌倉では疎まれる存在になってしまったよう

 

世間は、尼御台を執権として見ている

意見書もほとんどが尼御前に宛てたもの

まだまだ前に出てきている政子ではなく

優しい母、みんなの母、悩みを聞いてくれる人

そんな風に、描かれていますよね

 

 

さて、時政の後ろにはりくが居る

りくは、時政そして子や孫に鎌倉の実権を握らせようと

考えることがエスカレートしてしまっている

 

政範が京で急死し、失意のままに今度は娘婿の平賀朝雅に期待を繋ぐ

更にその先までもくろんでいるとは

りくは正気を失ってしまったのかもしれないな

 

時政はりくの通りにすれば、必ず破綻することを分かっていながら

りくの言う通りにした

義時は、謀反であり、決して許す訳にはいかないと

泰時を連れ、向かった

 

その頃時政は、自分の屋敷に招いた実朝と対峙していた

 

りくさん、何でこんなこと思うんでしょうか

出世は、魅力的なのかなあ~

着物にしても、鎌倉殿の妻である政子の姿に嫉妬していたし

強欲な女性と言っても言い過ぎではないですよね

亀の前さんと頼朝の関係も

黙っていてもいいのに、政子に告げ口したのは悪気を感じます

亀の前の館は全焼してしまったし

 

時政さん本当は、りくさんや子供と

穏かに暮らしたかったのでは

可愛くて京の女性である自慢のお嫁さんが

強い女性だったがゆえに、どんな望みも叶えているうちに

泥沼にはまってしまったのか

御両人、ちょっと不運だったかな

ひょっとして、坂東に源頼朝がやって来たのがそもそも悪かった?

頼朝のせいかなあ~

 

さあ、時政とりくはどうなるのでしょうか

 

 

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