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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

ヤブコウジ ~緑の葉と赤い実が美しい~ 

2021-12-11 21:58:37 | 草木花
野草の花はみかけるものが少なくなったが、やぶのような環境では赤い実を見つけることがある。
先日見つけたフユイチゴもその一つだ。


これは、ツルアリドオシの赤い実。

緑の葉と赤い実がいい感じだ。

緑と赤というと、クリスマスカラーなのだが、この色はクリスマスと関係なく、今わが家でもたっぷり見られる。

緑の葉と赤い実というと、自分の家では、ナンテンがそう。

正月には、縁起物として松飾りに使われたりする。

縁起物と言えば、その名もセンリョウ(千両)とかマンリョウ(万両)という植木もある。
うちにもあったのだが、枯れてしまった。

ところで、やぶの中で「十両」と呼ばれる野草もある。
それが、ヤブコウジだ。


やぶの中で、緑の葉と赤い実が美しい。


センリョウやマンリョウのようには背丈が伸びないし、たくさん生えているから、千や万ほど高価でなく、安いということになるのだろうか。
先日も見かけて、小さく可愛らしく美しいなあと、思ったよ。
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寒桜満開

2021-12-10 20:48:41 | お出かけ
昨日、フユイチゴを見つけた場所は、桜公園につながる坂道だった。
桜公園は、登山口の入口にある。
前日までの雨で湿気が多かったので、高い木々の隙間からの木漏れ日がちょっと幻想的な風景を作り出していた。


桜公園に行ったのは、この厳しい時期でも咲く桜があるから。

寒桜だろうけれど、満開なのを見ると、不思議な気持ちになる。

春を連想してか、暖かいような気持ちになる。


よく見ると、黄色くなった葉をつけたまま、木は桜花満開となっている。

一般には、花を咲かせてから、葉を茂らせ枝を伸ばすものが多いだろう。
だが、この寒桜が落葉の時期に花を咲かせるというのは、木に何かよいことがあるのだろうか、なんて考えてしまった。
花を咲かせたらエネルギーがなくなるだろうし、厳しい冬を越すのも大変になるだろうと思うのだが。

まあ、深く考えずに、やはり桜はきれいだなあと感じることだけにしよう。


帰るときになって、ポケットにスマホがないことに気づいた。
あせって、歩いた場所をあちこち探してうろついたが、見つからなかった。
…それもそのはず、もともと家に置き忘れていたのであった。
あー、生来の忘れっぽさか?はたまた老人力か?
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こんな寒い時期に実をつける野イチゴがあるなんて!! ~フユイチゴ?~

2021-12-09 18:04:41 | 草木花
この時期にしては、珍しく青空が広がった。
家では、久しぶりに布団を干して、ちょっぴり外出。

今日は、ちょっとびっくり新発見!


この時期には珍しい野イチゴだ!
暖かい地方ならいざ知らず、こんな雪国新潟で冬間近に野イチゴの実なんか見られるものなのか!?
驚きながら、何枚か写真を撮った。



生えていた場所は、土手のようになった斜面。
草丈はそんなに高くなく、葉っぱは外側がギザギザしていて、表面が少しつやつやしているものもある。

野イチゴで毒というのは聞いたことがないから、1つだけ取って、口に運んで食べてみた。
少しだけ酸っぱい。
昔懐かしい野原で取った、ヤマグミに似た味がした。
外側の種の部分みたいなものだけが口の中に残る。
奥歯でそれを嚙みつぶした。
甘ければもっと取って食べるのだが、たくさん口に入れたくなるほどではないから、1個でやめた。

家に帰ってから、調べてみると、どうやら「フユイチゴ(冬苺)」または「カンイチゴ(寒苺)」と呼ぶ種類のものらしい。
フユイチゴ(またはカンイチゴ)には、何種類かあるようだが、細かいところは分からない。

ウイキによれば、フユイチゴについて、次のようなことが書いてあった。

つる植物のように匍匐して地表を這い、高さはせいぜい30 cm。

葉は丸っこく、浅く3裂する。葉表は緑色かやや褐色がかった緑でツヤがあり、縁には細かい鋸歯がある。裏面には細かい毛がある。葉は互生する。

花期は9月から10月で、葉腋から花茎を出し、穂状に花弁が5枚の白い花を数個つける。晩秋から一ヶ月かけて赤い果実がなり、11月から1月のころに熟す。いわゆる木苺の形で、食用となる。木苺としては旨い方である。多くの木苺類は夏に熟すが、フユイチゴは冬に熟することが和名の由来である。

なるほど…。



それにしても、イチゴと名のつくものが実をつけるのは、夏の時期。
せいぜい秋までだと思っていたら、こんな寒い時期でも実をつける種類があるなんて、知らなかった。
新発見、うれしいなあ。
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伯母の命日 ~あの味はもうかえってこない~

2021-12-08 20:15:37 | 生き方
12月8日。
太平洋戦争開戦の日。
ジョン・レノンの命日。
だけど、自分にとって一番大きいのは、父方の伯母の命日ということ。
子どものころ、同居したりわが家の隣に住んだりしたりしていたので、完全に家族の一人であった。
もう亡くなってからは、15年たってしまった。
お世話になった思いが大きいので、毎年、命日あるいは前後に墓参りをしている。
今年も、墓参りをしてきた。



10年前にも、ここに書いていたが、お世話になったことの多くに、食べ物について思い出が多い。
伯母が亡くなってから、食べられなくなった味がいくつもある。

春は、ぜんまいの煮物。
ぜんまいにも一緒に煮た野菜とに味がよくしみていて、うまかった。
夏の、なす漬け。
あのしょっぱさ。
ご飯が何杯もお代わりできた。
秋の、食用菊の味噌漬け。
味噌の味がよくしみて、菊の独特の癖のある味が消えて、ご飯が進んだ。
冬は、身欠きニシンの煮付け。
身が少し硬くなるけれど、歯ごたえもあって、醬油味でうまかった。

いずれも、昔ながらの食べ物で、昔ながらの味付けだった。
その味は、伯母独特の味付けだったから、うちの母も真似できなかった。
むしろ、そのうまさをおすそ分けしてもらっていただくことが、何よりの選択だったりした。

今だって、ぜんまいも、なすも、菊も、ニシンも、ちゃんと存在する。
でも、あのおいしかった味というのは、再生できない。

墓参りをしながら、伯母の思い出をたどっていくと、そんな味の思い出につながっていった。
本当にお世話になりました。
ありがとうね、伯母さん。


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2021シーズン最終戦&田中達也引退記念試合(3)~田中達也選手引退セレモニー~

2021-12-07 20:41:45 | アルビレックス新潟
大本選手の田中達也選手への感謝の言葉が入ったあいさつで、最後にあいさつする田中選手への注目は、いっそう高まった。
いよいよ田中達也の引退セレモニーとなった。



最初に、スタジアム内のビジョンには、彼の足跡と功績をたどるような映像(画像の連続)が映し出された。
残念ながら、私の座席からは、ビジョンの文字が小さすぎてよく読めなかった。
でも、今は、便利な時代だ。
ネットにつなぐと、どんな言葉が流れていたのか、すべて知ることができた。

2001年
新潟にデンカビッグスワンスタジアムが誕生した年
田中達也もプロのキャリアをスタートさせた
果敢なドリブルで多くのサッカーファンを魅了
2003年にはリーグカップのMVPとニューヒーロー賞をダブル受賞
浦和のワンダーボーイは日本のワンダーボーイに
度重なる怪我から立ち上がり戦い続けた

2013年
サッカー人生第2の舞台に選んだのは新潟
ひたむきな姿は、すぐに私たちの心をつかんだ
躍進のシーズンも
厳しい現実が訪れたときも
サッカーへの情熱をみなぎらせてきた
サッカーが好きだ―
もっとうまくなりたい

何度勇気をもらったことだろう?
小さな躰で敵陣に切り込む姿に
何人の選手が支えられたことだろう?
聖籠でひたむきに汗を流すその背中に

最高のフットボーラーのサッカー人生最後の目標は
新潟のJ1昇格だった
このままでは終わらない
最後まで真しにチームメートと競争し続けた
それが
新潟の昇格につながると信じて

ありがとう
私たちは絶対に忘れない
あなたがここにいてくれたことを
あなたがいてくれたことを


今こうして見直してみても、私たちの想いもずいぶん見事に代弁してくれているところもあり、グッとくるものがある。
田中達也選手本人も、見ながら泣いていた。

いよいよ最後のメッセージをもらう場面になった。

【田中達也選手あいさつ】
まずは、コロナで厳しい状況の中、1年間熱い応援をしてくれた皆様、そして町田の関係者の皆様、ありがとうございました。
浦和レッズで12年、アルビレックスで9年、この間に多くの人々に支えられてきました。
いつも愛情をもって指導してくれた監督。
サッカーに集中できる環境を作ってくれたスタッフの皆さん。サッカーがうまくなりたい一心でともに切磋琢磨した仲間たち。
いつも一番近くで一緒に戦ってくれた家族。
そして、いつも自分に期待し応援してくれたサポーターの皆さん。
ゴールすることや優勝することは素晴らしい瞬間だったけど、ぼくのサッカー人生で、今言った多くの人たちが、ぼくの一生の宝物です。
体の限界までボールを追いかけることができた僕は、本当に幸せです。
そして、このビッグスワンで、オレンジのユニフォームを着て引退できることは、僕の誇りです。
来年は、来年こそは、絶対に今いる選手たちが昇格に導いてくれると信じています。
21年間ありがとうございました。



涙で言葉を詰まらせながら、語る姿も、彼の真摯な姿勢そのものが現れたものだった。

Nスタンドのサポーターの横断幕の一部。

俺達の達也914共に過ごした9年間は新潟の宝。
達也のフットボールに対する情熱は新潟の未来に繋がる。また会おう!!

その後は、家族のみんなからの花束贈呈。
そして、チームメートからの胴上げと続いた。

新潟にとって、J1から続いた1つの時代が間違いなく終わったなあと思った。
よく新潟を選んできてくれて、ここまでよくがんばって続けてきてくれたと思った。
新潟で選手生活の後半を過ごし、自ら充実した日々を送ったと思ってくれる人が選手を辞めていく。
しかし、新潟愛をもって終わる人が多いと思う。
今回の田中達也選手の「このビッグスワンで、オレンジのユニフォームを着て引退できることは、僕の誇りです。」というあいさつにも、その思いをたっぷり感じることができた。

引退した後も、内田潤、本間勲、野澤洋輔らの各氏は、新潟に残り、チームをいろいろな形で支えてくれている。
田中達也選手は、これから第二の人生を、どのようにスタートするのだろうか?
できれば、チームとかかわりがある仕事についてもらえるとうれしいとは思うが…。

最後に場内1周。
選手、スタッフの皆さん、さようなら。


アルベルト監督も、サヨウナラ!


2021年シーズンが完全に終わった。
あとひと月もすると、新しい陣容も決まり、新しいチームが活動を開始する。
2021シーズン、チームに関わった監督、選手、スタッフなど、チーム関係者すべてのみなさん、お疲れさまでした。




<おまけ>
最終戦で、シーズンパス番号が当たりだった。

サッポロビールの「風味爽快ニシテ」缶ビール6本をいただいた。
このラッキーが来年に続きますように!

Visca Albirex !
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2021シーズン最終戦&田中達也引退記念試合(2)~心に響く、最終戦セレモニーの監督、選手の言葉たち~

2021-12-06 22:06:37 | アルビレックス新潟

最終戦セレモニーの監督や選手たちの言葉は、いつも心に響く言葉が多い。
今年も、それぞれ感動的なものだった。


アルベルト監督のあいさつは、短かった。
去年は、「Visca Albirex !(アルビレックスに、栄光あれ!)」と叫んだのが印象的だったのだが。
今年は、「感謝の気持ちを伝えたい」と、最初に選手たち、次にスタッフたち、それから社長やスポンサー各位に、そして最後にサポーターの皆さんへと、それぞれ名指しで感謝し、頭を下げていた。
その後の言葉は、短かった。

もうサッカーについて話す必要はない。
私の妻が、娘が、新潟生まれのユアサ(犬の名か?)…私たちは、新潟人であると認識している。
私たちの心の中には、「新潟」の名が刻まれている。
ありがとう。


シンプルな中に、新潟の人々に対する敬意と感謝が含まれていた。

選手を代表する堀米主将のあいさつは、毎年印象深いものを行う。
この試合での寒い中での応援に感謝したあと、自分の中から出る言葉をしっかり口にした。


今シーズンは、スタートがよく、J1昇格も見えていたのに、6位でフィニッシュとなって悔しく思う。
昨年、(最終戦セレモニーで)僕は「応援されるチームになる」と言った。言いながら正直不安もあった。
けれども、監督もチームメートも、みな努力した。だから、最後まで応援していただけたのだと思う。
だけど、プロスポーツは結果がすべて。結果が出なかったことについては、本当に申し訳なく思う。と同時に、今年得た手応えを来シーズンにつなげていきたい。自分の中で、去年より今年の方が確実にレベルアップしていると感じられた。
だからこそ、来シーズンは、また一緒に上を目指す戦いに力を貸していただければと思う。
一年間本当にたくさんのご支援、ご声援ありがとうございました。また来シーズンよろしくお願いいたします。


昨年自分が宣言したこと、堂々と自分たちが努力したこと、今年手応えを得たことなど正直に言ってくれている。
真摯に向き合ってくれる堀米の責任感がうれしい。

退団する4選手の言葉も、じんとくるものばかりだった。

髙澤優也選手

僕は、この夏に、J1に必ず上げるという条件のもとに新潟に移籍してきた。
1年間を通して自分の思い描いた結果とはならなかったが、その中でも少ない時間でも使ってくれた監督、本当にありがとうございます。
そして、たくさんのサポーターの方々、なかなか結果が出せない中でもあきらめず応援をしてくれて本当にありがとうございました。
半年間という短い時間だったが、アルビレックス新潟に来られたことを誇りに思う。
そして、新潟が本当に大好きになった。他のチームに移っても、新潟のことは絶対忘れない。
来年J1で新潟がプレーできることを心から祈っている。

「J1に必ず上げるという条件のもとに」という部分に、彼の使命感を感じた。
そして、短い期間ではあったが、新潟愛をもってプレーしてくれたことがうれしく思えた。

ゴンサロ・ゴンザレス選手

まず、謝りたいことがある。個人の目標、チームの目標が達成できなかったことは申し訳ない。
だけど、アルビのサポーターはしっかり目標達成したと思う。チームをしっかり最後まで応援するということを達成してくれて、うれしいです。だから、新潟のサポーターには心から感謝している。
日本に来て2年(涙で言葉に詰まる;スタジアムから、彼を支えようと拍手が起こる)…、どんな時もみんなから支えてもらえた。サポーター、街の人、そしてクラブのみんな…。
まったくすばらしい2年間だった。
ただ、今日はお別れを言わなければならない。自分は、どこに行ってもいつでもみんなのことを応援し続ける。
この感染症禍にあって来るタイミングが難しかったけれど、日本というすばらしい国に来ることができて幸せだった。それは、いつまでも自分の心の中に生き続ける。
難しい状況でも、特にケガをしているときなど、特に今年は外国人が一人だったので、いろいろ悩んで考えた。でも、チームメートや仲間のおかげで乗り越えることができた。
もう一度言うけれども、本当に申し訳なかった。来年みんながきっとやってくれるので、来年も応援してやってほしい。
外国人は自分一人だったけれども、チームの一員としてみんなに認めてもらった。それを心から感謝している。みんなのおかげでいろいろなことを乗り越えられたので、本当に感謝している。ウルグアイに帰っても、アルビレックス新潟を応援し続ける。
アリガトウゴザイマス。

外国人選手がたった一人ということで、ずいぶん大変だっただろう。
でも、彼を助けてくれたチームメートたちがすばらしかったということだ。
私の近くには、こんな掲示をしていた人もいた。

隠れたファンだったようだ

ロメロフランク選手

2年間と言う短い間だったけれども、2度もアルビレックスの一員として戦えて、皆さんと共に戦えたことは幸せだった。
J1という目標を達成できず、本当に申し訳ない。
SNSでたくさんのコメント、メッセージを見て、こんなに応援してもらっているサポーターの皆さん、ありがとう。
そして、新潟への移籍を後押ししてくれた妻に、本当にありがとう。
来シーズンこそは、J1に復帰できるように心から願っています。
来シーズンアルビレックス新潟で戦う選手たち、よろしくお願いします。
2年間ありがとうございました。

「来シーズンアルビレックス新潟で戦う選手たち、よろしくお願いします。」と、あえて言っているところに、彼自身が来季も新潟で戦いJ1昇格を勝ち取りたかったという思いとそれができない無念さが感じられた。
そして、それを後に託すという新潟愛をひしひしと感じたのである。

最後は、もっちゃんこと大本祐槻選手だった。

2年間お世話になり、本当に感謝している。
昨年の開幕戦、アウェイにもかかわらずたくさんの皆さんが駆けつけてくれ、すばらしい応援を受けて、すばらしいクラブに来たんだなと思った。
度重なるケガに悩まされて思うようにプレーできなかったが、その中で成長できたことはたくさんある。特に今年は出場機会をなかなか得ることができず、一番近くにいる家族に当たり前のように「今週もまたメンバーから外れた」と報告することは本当に悔しかった。
SNSを通じて、僕のプレーを心待ちにしているよ、いつでも待っているよと、温かいメッセージをいただいていたにもかかわらず、なかなかプレーしている姿を見せられなかったことを本当に申し訳なく思っている。
そんな中でも、絶対に人のせいにせず、前を向いてがんばり続けることができた。その大きな支えになったのは、先日引退を発表された達さんの存在だ。何度もふてくされそうになった時、自信を無くしてしまいそうになった時も、自分には武器がある、と、いい選手だ、と選手として自信を無くさないように支えてくれた。この場を借りて達さんに感謝の気持ちを伝えたい。達さん、ありがとうございました。
ここで味わった、たくさんの悔しさと皆さんの温かさを忘れずにこれからのサッカー人生に生かして生きたい。2年間本当にありがとうございました。


自分の悔しさを惜しげもなくさらし、チームにおける田中達也の存在の大きさが伝わってくるあいさつだった。

後半の3人は、いずれも涙ぐみながらのあいさつとなった。
涙が出るほど、思い入れがあるのだ。
新潟が、それほど離れがたさがあるいいチームになっていたということだと思う。
本当にいいチームが出来上がっていたのだなと思うと、これでシーズンが終わり、今メンバーでのサッカーが見られなくなるのかと思うと、本当に残念だと思えた。

さて、4人の想いを聞いて、いったんセレモニーは終わった。
最後に田中達也引退記念セレモニーへと移っていくのだった。
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2021シーズン最終戦&田中達也引退記念試合(1)

2021-12-05 21:28:54 | アルビレックス新潟

2021シーズン最終戦を迎えた。
6位アルビレックス新潟対5位町田ゼルビア。

一昨年までのやり方なら、5位と6位の順位が決まる対戦であり、そのあとの昇格プレーオフに進むための一戦となるのだが、COVID-19感染症に伴い、昨年も今年も昇格プレーオフはない。

今年の興味は、アルベルト監督の指揮をとる最終戦ということだったのだが、昨日から田中達也のラストゲームの方に行ってしまった。

試合前の先発メンバーの発表では、背番号14 田中達也」の名前がコールされると、大きな拍手がわき起こった。

ビジョンに今年初めて映し出された彼の映像は、他の選手よりも長い時間となっていた。



試合が始まると、田中達也は、引退する選手とは思えないような軽い動きでプレーしていた。


公式戦の出場が1年ぶりとは思えないほど自然に、ボールを運んだり奪おうとプレッシャーをかけたりしていた。
シュートも1本打つチャンスがあった。

新潟の試合の進め方は、ずうっと1年変わらなかった。
いつものようにボールを保持し、攻めようとする。
それに対し、町田は、強いプレスをかけてくる。
新潟は、それをかわしてパスをつなごうとするが、町田は各選手への寄せが早く、なかなか前へは運べない。

前半途中から町田のペースになり、新潟のチャンスは少なくなってきた。
やがて、あっという間に30分が経過したところで、選手交代。
田中→三戸。

ここで、両チームの選手たちが両脇に立って、花道をつくり拍手で送った。


スタジアム中の観衆12,000人近くが、拍手を行った。
両チームの監督やスタッフ、審判たちもラインの外側に並んで、達也をたたえ拍手を送っていた。
感動的なシーンだった。
両チームの監督も、彼をハグしてねぎらっていた。
退場する達也の目からは涙がこぼれていたようだった。

達也のために、できれば交代までに得点を挙げてほしかった。
だが仕方ない。
あとは、名誉のためにも負け試合にしてほしくはなかった。

ところが、彼がベンチに下がって10分後、町田に先制を許してしまった。
なんてこった!


こうなれば、後半、逆転だ。
そのために、アルベルト監督は、次々と選手を代えて打開を図った。
ホーム最終戦だぞ。
監督の最終戦だぞ。
達也の選手生活最後の試合だぞ。
がんばれ、同点に追いつけ。

そんな願いも空しく、後半23分、追加点を奪われてしまった。

町田は、新潟対策がしっかりしていたように思う。
ボールを奪うと、スペースへスペースへと、人とボールを動かす。
これは、口だけでなく、繰り返し練習したのだろう。
だから、ボール支配率は新潟が6割を握るのだが、いざボールを保持したときには町田の方がシュートまでいく。
シュート数は、ダゾーンによると、町田11本(枠内7本):新潟6本(枠内2本)。
公式記録では、町田10本:新潟3本。

ここに、前々から書いている、今季の特に後半の課題が如実に表れている。
保持したボールから、ゴール前にどのようにしてよいボールを入れるか。
どのようにしてそのボールをゴールに入れるか。
これが、クリアすべき来季の課題となるはずだ。

結局、0-2で試合終了。

前回対戦と同じスコアで敗れてしまった。

2021シーズン、J2新潟の最終成績は、
6位。
勝ち点68。
18勝10敗14引き分け。
得点61 失点40 得失点差21。

J1昇格は逃した。
だけど、ボールが動くサッカーは面白かった。
イニシアチブを握って、試合をするサッカーは、来季も続けてほしい。
そのためには、そういうゲーム作りに長けている指揮官が必要だ。
さて、次はどんな人を監督として迎えるのだろうか…?

試合後は、最終戦セレモニーと田中達也引退記念セレモニーが行われたが、それについてはまた後日書くことにする。
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ついに来てしまった 「田中 達也 選手 現役引退」の知らせ

2021-12-04 20:42:13 | アルビレックス新潟


ああ、やっぱりか…。
「もしかしたら」というより、「おそらく」と分かっていただけに、残念だ。

今日の午後届いたのは、「田中 達也 選手 現役引退のお知らせ」だった。
田中達也選手は、つい先日39歳になった。
今年こそ、そんな知らせがくるかもしれないな、とは思っていたが、ついに来てしまった…。

みんなが知っているように、浦和レッズで12年間プレーし退団、9年前に新潟にやってきた。
新潟に来たばかりのころは、体調が十分でなく出場時間も限られてはいたが、2013年シーズンには、当時川又堅碁選手とツートップを組んで活躍したのだった。
その後体調を整えながら、出場時間を伸ばしていったものだった。

残念なことに新潟がJ2降格となっても、彼は引き続きこのチームでプレーを続けてくれた。
一昨年のシーズン終了後は、いったんは契約満了となったが、再契約となり、それからまた2年の現役生活を続けていたのだった。

今季は、出場機会に恵まれなかったが、様々な機会に新潟の選手たちから「達さんからもらったアドバイスで…」とか「練習の達さんの真剣さから…」とかの声が多く発せられた。
存在感の大きさが伝わってきて、後輩選手たちには、まさに生きたお手本となる選手だったようだ。

5年前には、「特別な時間~すべてはサッカーのために~」(田中達也著;Football Weekly Books(K&K事務所))という自叙伝が発行されていた。


それを読んだとき、家庭教育のことについてもふれていたのが印象に残っている。。

子どもに教えるのは親の責任。
わが家なりのルールをもち、子どもをしつけていく。
責任をもって子どもを育てていく。
その過程で親もまた成長していく。

そのようなことも書いてあり、確かにそうだと、経験的にうなずいた私は、親御さんたちにそのあたりを紹介し、家庭教育かくあるべしと説いた覚えがある。


堀米主将は、田中達也選手についてインタビューされると、涙ながらに語っていた。

苦しい時、支えてくれた。
経験豊富で実績もあったのに、それを出さずに真面目にサッカーの話をしてくれた。
大好きな先輩だった。
勝てない時とかに、どうしたらいいのだろうと話すと、たくさんアドバイスをしてくれるなど、たくさん教えてもらった。


主将が目頭を押さえながら話すくらい、チームにとってすばらしい存在だった田中選手。
新潟で最後の指揮となるアルベルト監督は、

日本サッカー界のレジェンドの一人が引退する。
常に全力を出して活躍し続けてくれた。
彼を指導できたことを誇りに思う。


と言って、明日の最終戦でのスタメン起用・ゲームキャプテンを明言した。
起用は前半の途中までになりそうだが、名誉ある出場を考えてくれているようだ。


私の今年のレプユニの背番号は、「14」。
田中達也選手のものだった。

明日も、これを身に着けて最後の応援をしよう。

そして、本当は大声を出して歌いたい。
彼のチャントを。

オー達也 オレンジと青の 
オー達也 俺たちの達也


田中達也選手。新潟のために、本当にありがとうございました。
新潟での9年間、その前の浦和からだと21年間、本当にお疲れさまでした。
たくさんの人に夢と希望を与えてくれたことに、心から感謝します。
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初冬の川堤花見RUN

2021-12-03 20:30:51 | RUN
うわあ。
快晴じゃないか。
ここまでよく晴れると、走りに出たくなる。

この時期は、天気がよくても、これまでの寒さでかなりの野草は枯れている。
花は少ないのだ。
だから、いつも好きな「野草の花見RUN」は、あまり楽しめない。
でも、この時期だからこそ走るコースの中で楽しみにできるのが、桜と菜の花に会える川堤のコース。
先月は、桜も菜の花も開花はなかった。
今日はどうだろう。


走り出してみると、川堤の桜の木々はすっかり葉を落としていた。
その並木を横目に走っていく。

いい天気。
木には、キカラスウリの実がぶら下がっていた。

青空をバックに、目立っていた。

野草は期待できないと思いながら、けっこうたくさん生き残り咲いていたのが、ノゲシ。
オニノゲシかな?


ナス科の小さい花をつけたこれは、たぶんイヌホオズキ。

丸い実もついていた。

日が当たり始めた辺りを見てみたら、葉に霜が降りた跡があった。
それがとけて、水滴がたくさんついていた。

早朝は、きっときれいな霜が見られたことだろう。

そして、6kmほど走って、お待ちかね、いつも寒桜(四季桜?)が咲いている木のところにたどり着いた。
白いものも見えるから、咲いているかな?


近づくと、おお!

咲いていた。

咲いていた。
これから雪の降る冬を越えても咲き続けるのだからすごいよ。

9km走ったあたりで、期待していた菜の花がポツンポツンと咲いていた。

花が珍しく貴重なせいか、虫たちが何匹も群れて止まっていた。




場所によっては、菜の花と遠くの山がマッチングした景色も見ることができた。


ここまで時々立ち止まってスマホ撮影しながら、花見に満足して走ってきた。


ジョギングに留めてきたのだが、10kmくらい走ったところで、急に胸が苦しくなってきた。
苦しいくらいの走りはしないでいても、どうも近ごろは時折難儀な気分になる。
そういう時は、少し歩いて走るのを休むと、その後は、また走れるようになる。

ということで、この時期でも、桜の花、菜の花、野草の花などの花見を楽しむことができた。
後半は苦しくなったが、16kmの花見ジョギングを楽しんで終えたのであった。
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契約満了選手の発表が始まった

2021-12-02 20:26:34 | アルビレックス新潟
次節は、ホーム最終戦。
その試合後には、最終戦セレモニーが行われる。
社長や監督たちのあいさつのほかに、普通、新潟を去る選手たちの別れのあいさつも行われる。
そうなると、その日を迎える前に、契約が切れる選手たちの発表も行われる。
サポーターたちも、去る選手たちも、それまでに心の準備をすることになる。

2年前までは、サポーターたちは練習場に行き、選手たちにお礼の言葉をかけ、個々に別れのあいさつをすることができた。
だけど、去年も今年も、COVID-19感染症の流行によって、それはできなくなっている。
それがとても残念だ。

今年も、その別れの時季を迎えた。
アルビレックス新潟は、今日、まず2人の選手と来季の契約をしないことを発表した。

大本祐槻選手 契約満了のお知らせ

ロメロ フランク選手 契約満了のお知らせ

さびしいなあ。
2人とも、J1昇格の力になれなかったことをわびているのが、応援する者としてそんなことを言わせてしまっているのが、なんだか申し訳ない気もする。
こんな気持ちになるのは、今年のチームが今までになく身近に感じられたせいだろう。
チームが一体となってがんばっていたことが伝わってきていたからだろう。
こちらこそ、今までありがとう、といいたい気持ちでいっぱいだ。
2人とも2年間の所属だったが(ロメロは、それ以前にも2度在籍したことがあった)、もっと長く連続して所属してくれていたような気がする。

ロメロは、こう言ってくれてもいる。

もっと長くここでプレーしたかったのですが、最高のチームメイト、スタッフ、サポーターと共に新潟で戦えたことを心から誇りに思いますし、最高の2年間となりました。僕は新潟を離れますが、来シーズンは新潟に残る選手たちが、今度こそJ1昇格を勝ち取ってくれることを願っていますし、これからも応援したいと思います。

もっと長く新潟でプレーしたかったことや、最高のチームメイト、スタッフ、サポーター、最高の2年間と言ってくれている。
その気持ちがうれしいが切なくなる。

新潟を離れる選手はこれで終わりというわけにはいかないだろう。
契約満了選手は、明日以降も発表されるだろう。
しみじみした気分で受け入れるしかないなあ…。
コメント
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