ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

かのんちゃんの作文に泣けた

2012-03-12 22:05:20 | 生き方
 以下は、多少書き換えたところはあるが、朝日新聞(3/10朝刊)に載った記事の文章からの抜粋である。
 

「先生、あのね。」
 両親と姉を亡くした岩手県陸前高田市の熊谷海音(かのん)ちゃん(8)は、昨年11月、マラソン大会の途中で家族の声が聞こえた、と小学校の「あのね帳」に書いた。
 こんな言葉が並ぶ。


「がんばれ、かのん。」
ママの声です。
「うちの分まで。」
おねーちゃんの声です。
「つなみにまけないおまえがまけるわけがない。おれたちの分までがんばれ。」
パパの声がしました。
「うち、がんばっているから、おうえんおねがいね。」
 楽しかったけど、ちょっといま一人になったことがくやしいです。


 海音ちゃんは、走りながら、びくってなったよ、と楽しそうに振り返る。

「80歳まで生きたら、タイムスリップして、小学1年のわたしになるの。そうすれば、天国のパパとママが私を見つけて迎えに来てくれるから。」

 海音ちゃんは、時折、家族の写真を枕元に置いて眠りにつく。“みんなの声を忘れないように”、と。



…家族の声の一つ一つが、あまりにも具体的で、泣けてしまった。

 いのちの大切さと人の強さを思う。
 こんな小さな子でも、亡き家族との絆を大切にして、たくましく生きている。
 その強さに感じるものがあり、ぼろぼろぼろぼろと、さらに涙が出てきた…。
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