ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

ウノゼロで快勝! ~ホーム甲府戦~

2021-09-25 22:32:09 | アルビレックス新潟
ウノゼロ。
しかも、唯一の得点が決まったのは、アディショナルタイム突入の時間だった。
新潟のサポーター感激の勝利だった。

勝ち点が並び、得失点差で3位と4位が分かれているだけの新潟と甲府。
上位2チームとは、勝ち点差が9あるいは10と離れている現在、ここで負けたら大きく後退する一戦。

試合は、戦前から予想されたとおり、新潟がボールを保持するが、ゴール前まで運ばせなかったりチャンス(ピンチ)を芽のうちに摘んだりする甲府。
さすがに守備が堅い。
互いにシュートシーンにまでいけない。

前半終了して、シュート数は、新潟2本、甲府1本。
はた目には、なんてつまらない試合と思うだろうけど、ボールを取り合う選手同士の動きの厳しさは、すごかった。
守備が堅い、と言われる甲府はもちろん、新潟も相手のボールを持つ選手に対し、誰かがすぐに奪取しようとプレスをかける。
1人でしつこく、ダメなら2人で。
ピンチになる前にボールを奪って、自分たちのものにするから、ピンチは多くはなかった。

相手からボールを奪う、相手を自由にさせない。
個人で。チームで。
それが、徹底していた。
いい守備、いいプレーをするなあ、と感心して見ていた。
これが、今季の、完成形に近い新潟の試合だと思った。

あとは、得点を決めるだけ。
なのに、1点が奪えない。
惜しいシーンも作るが、ゴールを割れない。
「今日も、得点できず引き分けなのか…?」
そうつぶやきながらも、攻勢に出る姿に期待していたら、90分、DF千葉からの縦パスを受けたMF島田が、ゴール前に浮き球のパス。
それをFW谷口が落とすと、走り込んだMFロメロフランクが、左足で豪快にゴールにたたき込んだ。


ボールをつないでチャンスを作り、得点する。
求めていたその姿が結実した瞬間だった。



攻撃でも守備でも、一人の優れたプレーヤーだけが活躍するのではなく、全員が必死になってボールにからみ、勝利に向かおうとする。
このサッカーは、本当に見ていて楽しい。

さらに、アルベル監督の選手の起用や交代策にも、前節・今節と大きな変化が起こっている。
まず、不動の先発メンバーの一部をかえている。
前節は藤原を早川に、今節は堀米を田上に。
その起用に応えて、それぞれの選手が、無難かつ有効に機能していた。

さらに、選手交代が早めになり、交代選手も結果を出している。
前回は鈴木が、今回はロメロが。


そして、交代選手を枠いっぱいに使っている。
【先発メンバー】


【試合終了時】


これらには、とにかくチーム全体として、皆で戦おうという監督の強い意志が見えてくる。
選手たちは、それに応え実現しようとしている。
今日の試合でも、得点が決まったとき、試合終了を勝利で迎えたとき、誰かれなく心から喜び合う姿が印象的であった。


今日は、あいにく、1位京都も2位磐田も勝利し、勝ち点差は縮まらなかった。
そして、勝ち点差2の4位に長崎が上がってきた。
J1昇格への道は、厳しいことは変わりがない。

ただ、昇格うんぬんとは関係なく、今日のようなゲームを見たい、と思う。
全員で攻め、全員で守り、勝利する。
実に魅力的だ。
あと11試合、楽しませてもらうことにしよう。

Visca Albirex !!

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