ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「負けちゃいけない」戦いをするチームより「勝ちたい」戦いをするチームが勝つ

2019-06-22 21:59:51 | アルビレックス新潟
ダメた。
やっぱり負ける。
毎度毎度同じことを繰り返す。
1点先制されたのはまだ仕方がない。
しかし、勝ち越しゴールを許した2点目は、またしても相手のゴール前へ早めのクロス。
よいポジションに先に飛び込まれ、ゴールを許してしまう。
そこをやられちゃいかんでしょう。
負けるときはいつもこのパターンなのだから。

サッカーJ2リーグ第19節。
金沢対新潟。
1-2で、アウエーの地で相性のいい金沢に敗れてしまった。

相手ボールになったとき、こうなったらどうする、という危機管理能力に欠けるプレーが新潟には多すぎる。

DAZNの放送では、新潟の支配率が59%、金沢のそれは41%にすぎなかった。
いつものように、前半は新潟のペースで進むが得点が取れない。
すると、後半になって、いつものように相手のチームがチャンスを生かして先制する。
新潟は焦るが、なかなか得点できない。
やっと得点し、形勢が逆転したなと思ったら、久しぶりの相手のチャンスで速く攻められ、ゴールを許してしまう。

今季、いったい何回同様のシーンを見せられたことだろう。
毎度毎度同じことの繰り返し。
学習能力がないのか、これが能力の限界なのか。

かつての指揮者ヤンツーさん(金沢の柳下監督)は、新潟に勝ってうれしそうだった。
最近数試合勝てていなかったし、新潟には昨年2連敗だったし、そんな中での勝利はうれしかっただろう。
「選手の勝ちたいという気持ちが出ていた」というようなことを、彼は勝利監督インタビューで言っていた。
そうなのだ。
金沢の若い選手たちからは、「勝ちたい」という積極的な姿勢がうかがえた。
特に後半は、新潟の選手より一歩早くボールに向かう姿がたくさん見られた。

新潟の選手たちにも「勝ちたい」気持ちはあるのだろう。
けれど、プレーしている姿から伝わってくるのは、「勝ちたい」より「負けちゃいけない」気持ちだ。

負けちゃいけないから、ボールを失うことを恐れている。
負けちゃいけないから、確実にチャンスになるまでボールを回す。
負けちゃいけないから、思い切ったプレーが少ない。
負けちゃいけないから、自分が決めるつもりでシュートをうつより、より決めてくれそうな味方を探してパスを回す。
こんなプレーばかりだ。
これが、「走れ!ニイガタ流儀」の現れた姿か、と思うと情けない。

今日の金沢の選手たちからは、ボールを支配されていても、自分たちが勝つ、という強い気持ちで走っていると感じた。
だから、自分は勝つためにこう動く、こう走るという意思を感じた。
さすがこわもてのヤンツーさん。
若い選手たちをうまく育てている。

「負けちゃいけない」<「勝ちたい」
負けちゃいけないというプレーをするより、勝ちたいというプレーをする方が、相手にとっては怖いし、勝利にも近いように思うのだ。
今後の試合では、新潟の選手たちの負けちゃいけないというびくびくした姿ではなく、勝ちたいという気持ちが強く表れた試合を見たいと思う。
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