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60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

都道府県対抗男子駅伝、゛山の妖精”山本唯翔選手の活躍で、新潟県チーム、23位に食い込む

2023-01-22 21:46:30 | 新潟

今日の日中楽しみにしていたのは、全国都道府県対抗男子駅伝。

女子の都道府県対抗駅伝は京都で行われるが、男子は広島での開催。

3年ぶりの開催となったが、新潟県チームがどれだけやれるかに注目していた。

 

女子は、1区で第一生命の小海遥選手が区間賞をとる活躍を見せ、最終的に28位と、目標だった20位台を達成した。

では、男子の目標や期待する選手は?

2日前の新潟日報には、「20位台前半を狙う」と本県の目標が出ていた。

 

 

期待は、本来は青学大の岸本選手だったのだが、残念なことにけがで欠場になってしまったとのこと。

それでも、あの箱根駅伝で5区を走り、区間新で区間賞を獲得した城西大の山本唯翔選手が走ると聞き、そこに期待することにした。

 

新潟県チームは、1区の高校生が意欲を見せてくらいついていこうとしていたが、41位となって出遅れてしまった。

しかし、2区の中学2年生小海楽空選手が区間25位と健闘し、順位を4つ上げ37位。

3区、社会人・日立物流の横山徹選手は、区間18位と好走。

さらに順位を4つ上げて、33位でたすきをつないでいった。

4区の高校生で36位、5区の高校生で35位と、少々停滞した。

 

だが、6区の中学3年生安達駿選手がよかった。

区間8位の好タイムで、順位を32位と3つ上げて、7区最終走者の山本唯翔選手にタスキを渡した。

 

これなら、20位台前半は無理でも、20位台には上がれるかもしれない、と期待を抱いた。

はたして、山本選手は、その期待に応えられるか!?

そう思って、通過順位の速報を見ていた。

13kmの区間で、5.2㎞地点では3人を抜いて29位に上がっていた。

そして、9㎞地点では、さらに2人を抜いて27位になっていた。

おお、すごい。

23位の選手とは24秒も差があるから、そこまでは難しいが、24位の選手なら2秒差しかない。

これなら、47都道府県の真ん中の24位に行けるかもしれない。

そう思いワクワクしてテレビを見ながら、新潟県チームのゴールを待った。

来た。ゼッケン16番、新潟県のナンバーだ。

山本選手が、前の選手を追いかけてスピードを上げて勢いよくゴール。

山本選手は、前の選手を抜けなかったことで非常に悔しそうな表情をしていた。

だが、新潟県チームの順位は、23位。

おおすばらしい。

半分より1つ上の23位だ。

ということは、チームの目標達成ではないか!

やったね!!

 

なお、山本唯翔選手の記録は、一気に9人を抜いて、区間4位タイの37分42秒という立派なものだった。

さすが、“山の妖精”だ。

この愛称について、箱根駅伝後、城西大の櫛部監督は、「白い帽子をかぶって、木々の中をすいすい走る山本選手の姿が妖精みたいだ」というところから来たと明かしていた。

「キャラ的にも山本はそういうキャラ。本人も神なんて恐れ多いという謙虚なタイプなので、『じゃあ妖精でいいんじゃないか』」

とその命名について秘話を打ち明けていたのだそうだ。

“山の妖精”山本選手は、平地でも強いというところを見せた。

 

都道府県対抗駅伝で、女子は小海遥選手、男子は山本唯翔選手が、将来性を感じる活躍を見せてくれたことは、頼もしい。

新潟県人として、うれしいことだった。

これからのさらなる活躍を楽しみにしたいなあ。

 

あともう一つうれしかったのは、長野のアンカーが立教大の監督を務める上野裕一郎選手だったこと。

高校生たちが作ったリードをきちんと守って、区間12位のクレバーな走りで、優勝のゴールテープを切った。

さすが現役選手兼監督。

立派な存在感を見せてくれたよ。


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