ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

最終戦セレモニー 締めくくった堀米悠斗選手会長の言葉がまた感動的だった

2019-11-28 16:55:15 | アルビレックス新潟
4選手からの別れのあいさつが終わり、最終戦セレモニーの最後を締めくくったのは、選手会長の堀米悠斗選手だった。
彼のあいさつがまた、この上なくすばらしいものだった。


まずは、今日スタジアムに足を運んでくれた皆さん、たくさんの応援ありがとうございました。
スポンサー各社の皆様、ホーム・アウエーにかかわらずたくさん試合で応援してくれた皆様、
練習場に足を運んでいただいて試合に出れないときも支えてくれたサポーターの皆様、
そして試合を運営するに当たって、たくさん協力をいただいたボランティアスタッフの皆様、
本当にありがとうございました。
すべての皆様にたくさんのご支援ご声援をいただきながら、それにふさわしい結果を出すことができず、本当に申し訳ありません。
ぼくたちが、今日見た景色、そして声援、肌で感じたこと、ヒーローの背中、絶対に忘れません。
これは、新潟の財産であり、今日後ろに立っている選手たち全員が心に刻みました。
こうやってアルビレックスの伝統が引き継がれていくんだなと、今日すごく感じました。
(きゅっと口を結ぶ)
毎年毎年今年こそは、とスタートしていますが、ぼくが加入してからの3年間は、思ったような成績が出せず、非常に苦しい思いをしています。
皆様にもそういう思いをさせていることをすごく申し訳なく思っています。
来年残る選手は、今日感じたことを絶対忘れず、しっかりと目に見える結果で皆様の期待に応えたいと思います。
これからも、アルビレックス新潟をよろしくお願いします。
ありがとうございました。


新潟のレジェンドとも言える選手たちの別れのあいさつの後を受けて話すのは、とても大変なことであっただろう。
しかし、彼は、その去り行く選手たちの思いをも受け止めて、実に立派なあいさつをしたと思う。
サポーターや各方面への感謝の言葉はもちろんとして、自分の言葉で自分の思いを話していた。

「今日見た景色、声援、肌で感じたこと、ヒーローの背中」などを、絶対に忘れないと誓っている。
去り行く選手たちの新潟愛を身にしみて感じ、そしてその思いを受け継いでくれているのが伝わってきた。
そして、自分たちがアルビレックス新潟というチームの伝統を引き継ぐという覚悟を表に出していた。
それは、「来年残る選手は、今日感じたことを絶対忘れず、しっかりと目に見える結果で皆様の期待に応えたいと思います。」と、述べた言葉に決意が表れていた。
まだ25歳と若いのに、さすが選手会長を務めるだけはある、とその存在を心強く思った。

彼は、今年、練習場で会ったときにも、しっかりとしたまなざしでこちらを見つめ、話を聞いてくれ、うなずいてくれたりしていた。
今回のあいさつにも、自分が加入してからの3年間は、思ったような成績が出せていない、と普通ならふれたくないことにふれて話している。
そこに、信頼感を覚える。
レジェンドたちが「卒業」してしまうが、堀米の言葉に「ぜひ、あとを頼むよ!」と言いたい気分になった。
すばらしい締めくくりの言葉だった。


Nスタンドからチーム・選手たちへのメッセージ
2019年の悔しさを胸に刻み 2020年こそ必ずJ1昇格。充実したオフシーズンを。

もう、今季の戦いは終わった。

あと1か月半の後には、新しいチームが始動し、
3か月後には、2020年の戦いが始まる。
去り行く選手たちの今後の健闘を祈りつつ、来季の新潟の今季以上の熱い戦いを心から期待しよう。


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