
日本代表監督、ザッケローニ監督が、新潟まで来て、試合を観戦したとのこと。
その試合で、PK2本を含む3得点。
今季2度目のハットトリックとなった。
川又堅碁の今季の得点は、これで背番号と同じ20に達した。
現在得点王は、川崎の大久保の22点である。
一気に得点王に迫ってきた。
シーズンの開始当初はレギュラーではなかったのだ。
そう考えると、すごいものだ。
5月の試合で、J1初ゴールを決めてから、一気に得点を積み重ねてきた。
新潟の今までのJ1での1シーズン最多得点は、エジミウソンの19得点だから、それも抜いたことになる。
新潟のJ1リーグ10年間で、待望の日本人ストライカーだと言える。
一昨年は、試合に使ってもらっても、ゴールポストやバーをたたくシュートばかりで、なかなか得点を上げられなかったのだった。
去年は、J2の岡山へレンタル移籍。
そこで、J2で得点ランク2位となって、自信をつけてJ1新潟へ復帰してきたようだ。
あの、なぜゴール内に入らない、と不思議だった川又の昔の面影はない。
サッカー選手としての成長を感じる。
今日は、ハットトリックと言っても、PK2本を含むものだったし、そのうち1本は譲ってもらったものだった。さらに、試合も、3-0から3-2と、あわや追いつかれそうな展開だったから、喜べないのも道理。
ただ、彼のプレーの中で、最も気に入っているのは、プレーする中で、審判に抗議することが少ないこと。
ファールをくらっても、相手選手に対し、苦情を言うことは少ない。いつも堂々としていること。
言い訳のないプレーぶりが、非常に好ましい。

そして、勝利試合後の彼独特の観衆とともに行うガッツポーズがなんとも頼もしい。

風格も感じる。
これで、新潟は、ホーム戦7連勝。
今年は、スタートダッシュはできなかったが、試合は見ていてとても楽しいものが多い。
残りは、4試合のみとなってしまった。
私は、あと2試合ホーム戦が残っているが、残念ながら仕事等の都合で、観戦は今日でおしまい。
川又のゴール量産を含め、残り4試合、楽しい試合を見せてほしいと願う。
何とか、勝ち点をあと7以上積み上げ、50以上にしてほしい。