ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

都道府県対抗女子駅伝、新潟県チーム、小海遥選手の快走に心躍る!

2023-01-15 20:27:36 | 新潟
今日は、第41回全国都道府県対抗女子駅伝が行われた。
テレビで、その放送を見ながら、当然のごとく新潟県チームを応援した。
2日前の地元紙新潟日報には、こんな記事が載っていた。



「本県、20位台狙う」…かあ。
もうちょっと、景気のいい順位を言えないのかと思ったが、過去5年間を調べてみると、
2022年 42位
2021年 開催中止
2020年 36位
2019年 37位
2018年 27位
…なるほど、景気のいいことは言えない順位。
これでは2018年以来の20位台を狙う、というのもうなずける。

だから、過度な期待はしないで応援することにした。

新潟は、後列からのスタートで、開始当初は40位ぐらいの位置にいた。
ところが、するするすると、次第に中位にそして上位にとその位置を上げてきた。

この新潟の選手、なかなかやるじゃないか、と思って見ていたら、第一生命グループの小海遥(こかい・はるか)という選手だとのこと。
先ほどの新聞記事だと、
「昨年11月の全日本実業団対抗女子駅伝で、エースが集う3区で区間4位と好走した実力者」
だということだ。
そうか、がんばってほしいな。
と思いつつレース展開を見守った。

その小海選手は、さらに前に進み、上位4チームに混じった。
そこから1チーム遅れていったが、小海選手は首位グループ4選手の中に入ったままだ。
すごい、やるじゃん、小海選手。

がんばってついて行け!
…と思っていたら、なんと残り1㎞になってスパート。
それを仕掛けたのは、小海選手だった。
仕掛けが早過ぎるのでは、と思ったが、小海選手はそのまま1位で2区のランナーにタスキを渡した。



記録は、1区6km19分06秒。
2位に10秒の差をつけての区間賞は、実に立派。
新潟県のチームが1区で区間賞をとるのは、41回目にして初めてのことだった。
すばらしい快挙を成し遂げた小海選手だった。

小海選手の快走があって、新潟は最終的に28位。
その後の選手たちも粘って、最終区にタスキを渡した時点では18位だったとはいえ、最後には狙っていた20位台をつかむことができた。
駅伝は、出だしが大事なのだが、それを裏付ける今回の結果だった。

ヒロインの小海遥選手について知りたくなって、ちょっと調べてみたら、今19歳なのだが、2年前に仙台育英高校を卒業している。
そして、その仙台育英では、2年時に1区を走り見事に区間賞を獲得していたのである。
仙台育英が勝ったのは知っていても、まさか彼女が新潟県出身の選手だとは思わなかった。

彼女は、新潟県の妙高市立新井中学校卒で、中学校時代にも2年続けて都道府県対抗女子駅伝に出場していた。
2年生時に区間17位で、3年生時には区間6位。
なかなかの成績を残していたのだった。

そして、社会人となってからも順調に力を伸ばしている。
18歳のプリンセス駅伝で1区を走り区間2位。
クイーンズ駅伝では、4区の区間15位。
19歳の今季、プリンセス駅伝で3区区間賞。
クイーンズ駅伝では、3区4位となり、第一生命チームの8位入賞に大きな貢献をしていたのであった。

そして、今日の活躍。
試合後には、
「最初の入りのペースから少し早いと感じていたので、足が動いたら先頭に着いていこうと思って走りました」
「区間賞を目標とはしていませんでした」
「新潟の中学生、高校生に上のほうの順位でレースを走ってもらいたい気持ちがありました。上位で持ってこれたのでうれしかったです」
と、笑顔を浮かべてコメントしていた。

箱根駅伝では、城西大の山本選手や青山学院大の岸本選手など新潟県人選手が活躍して非常にうれしかった。
そして、県人の女子選手は最近パッとしないと思っていたが、今日の小海遥選手の活躍で、明るい希望の灯が見えた気がした。

今月まもなく20歳の誕生日を迎える小海選手のこれからの活躍が、とても楽しみだ。
新潟県のためにありがとう、小海選手。
そして、これからのますますの活躍を期待しています!!


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