ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

2015ホーム最終戦、敗れる

2015-11-08 15:52:59 | アルビレックス新潟
J1リーグも、第33節。
あっという間に、1シーズンが終わろうとしている。
あと1戦残しているが、新潟は、ホーム最終戦。

まだ残留争いは決着していない。
新潟と松本との2チームに絞られている。
松本が連勝して新潟が連敗すれば、得失点差に持ち込まれてしまう。
勝たなくてはいけない。

J1リーグは、今年前後期の2シーズン制にしたものだから、11月初めての試合だというのに、ホーム最終戦である。
だいたい、こんな2シーズン制にしたものだから、試合日程は過密になり、平日の試合が多くなった。
試合日程が過密になる、ということは、選手のパフォーマンスの質が落ちる。
平日の試合が多くなるということは、試合を見に行けない人が多くなり、観客数が減るということ。
新潟は、もろにこの影響を受けていたように思う。
選手たちのケガが多く、1年を通して活躍できた選手が非常に少ない。
ホーム最終戦だというのに、その1年を象徴するような試合となってしまった。
FWの2トップに新人の平松と田中達也。
今までなかった組み合わせだ。
指宿と山崎じゃないのか?
指宿も山崎も、今季7得点をあげている。新潟の2大エースなのだが、先発じゃない。
指宿はまだ控えに名前があるが、山崎はベンチにすら入っていない。
GKも守田ではなく黒河だ。
不出場の理由が、皆、ケガである。
選手層の薄さが、もろに出てしまう。

本当に、毎試合毎試合勝利のために戦ってきた選手たちだったのに、思ったように結果が出なかった。

選手が入場し、今季の選手たちを見るのも最後だと思った。

試合前にこのポーズを見せる、チームの心臓、レオ・シルバは来年もこのチームにいるであろうか?
3年間所属し、誰もがその実力を認めた彼を、他チームが放っておかないだろうな、と思う。
このポーズを見るのも、これで最後になるのであろうか?

まもなく試合が始まる。
動き自体は悪くないが、相手湘南の選手たちの動きの方が鋭い。セカンドボールがうまくとれない。
田中達也は、前線からすごいスピードでボールを追いかけていく。
改めていい選手だと思う。
しかし、決定的な場面は新潟に生まれず、先制は湘南。
前半は、新潟0-1湘南。

後半は、交代選手は、田中達也→端山、佐藤優平→大野、加藤→宮崎。
田中達也が交代して間もなく、追加点を入れられ、0-2。

選手が交代するたびに、攻撃への希望が弱くなっていく気がした。
宮崎は、2種登録の高校生選手である。
ホーム最終戦なのに、ベストの選手が組めないという寂しさ。
一生懸命攻勢に出ようとしていた。がんばってはいたが、ゴールは生まれず、試合終了。

結果的に、神戸と対戦していた松本が逆転負けして、新潟にJ1残留が決まった。

試合終了後のセレモニーでは、社長のあいさつに対して、サポーター席からブーイングが出た。

成績不振に対してのものだろうけど、それは違うだろう、と思った。
今季は、大物のコルテースや山崎などを獲得したし、期限付きで山本を更新、佐藤優平を獲得してきた新潟だ。
成績不振は、社長のせいではあるまい。
では、監督の采配か?
柳下監督のあいさつには、ブーイングは起こらなかった。

「残り1試合、全力で勝ちに行く。」
と言いながら、悔しくてたまらない様子であった。

それは、主将大井も同じであった。

セレモニー終了後、選手が場内1周に動き始めた時、私の座っていた2階席には、夕陽の光が差し込んできた。

今日、今季のアルビの陽は沈むが、来季またJ1で陽は昇る。

ただ、来季は沈んだ成績にはなってほしくない。

あと1戦残っている。
監督や大井主将が、最終戦について、「勝利に向け全力を尽くす」と語っている。
昨年は、最終戦が大雪で新潟で試合ができず、鹿島での代替開催で敗れたのであった。
相手は、同じ柏。
昨年のリベンジを果たして、今季の有終を飾ってほしいと願っている。


さよなら、ビッグスワン。
また、来年!
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