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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

母の祥月命日、20年

2025-02-13 20:24:19 | 生き方

10年ひと昔、というが、近ごろの私は「20年ひと昔」というような感覚になっている。

10年ひと昔は、

時のたつのが早く、世の移り変わりが著しいということ。

わずか10年という期間でも、振り返れば、遠い昔のように思われるという意味。

となっている。

私の言いたいのは、使い方が間違っているが、要するに20年という歳月が、非常に早く過ぎたという感じを言いたいのだ。

20年。

それは、母が亡くなってから過ぎた年月を指す。

今日は、母の命日なのだ。

墓参りを計画していたが、2日前になって、天気が崩れるという予報が出たので、1日早いが予定を繰り上げて、昨日の午前中に行ってきた。

 

墓地は、今冬の雪で、長靴でないと歩けない状態だった。

それでも、墓地があるのは海岸部だから、私が暮らしているところよりはるかに雪は少なかったので、歩くことはできた。

鳥や小動物が歩いた跡も残っていた。

墓にたどり着くと、そこもやはり雪。

2月13日は、まだ冬だから、雪があるのが普通かな。

去年はなかったけど。

 

近くの墓には、こんな厚さの氷が張っていた。

やっぱり寒いんだよね。

近くのお地蔵さまも、体を包んでもらうだけではなくて、帽子まで目深にかぶって、寒さをこらえているようだった。

 

実は、母が亡くなった年も、この時期よく雪が降った。

母が亡くなる直近の1週間が毎日雪だったことを思い出す。

だから、雪があった方が母の最期の時を思い出すことができる気がする。

 

20年。

あのころ、20歳前後で学生だったうちの娘や息子も、今やアラフォーである。

地に足を付けて生きなくてはいけない年齢になっている。

だけど、この間には、娘の大病があって、思い通りにはいかないことが起こったりした。

20年前には、40代後半で働き盛りだった自分も、こうして今は高齢者である。

あっという間の20年だったと思うのである。

 

今日は、自分より10歳年上の下条アトムの訃報が流れた。

20年と10年という数字を比べて見ると、今まで過ごしてきた20年という年月よりこれから先の10年の方が短い。

うーん。おいらも先が長くないかもなあ…。

…そんなことを考えてしまった、20年たった母の祥月命日であった。

コメント (2)
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