ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

スーパーサッカー、ヴァンフォーレ甲府、善戦及ばず

2023-02-11 18:14:27 | アルビレックス新潟

今年最初のJリーグの公式戦、富士フィルムスーパーサッカー。

しっしっかり楽しめた試合だった。

去年のJ1リーグの覇者横浜F・マリノスと、天皇杯の覇者ヴァンフォーレ甲府の一戦。

日本のトップリーグ、J1で優勝したマリノスとJ2で18位だった甲府。

その2チームの対戦だったから、大差でマリノスが勝つのではないかとの予想は多かった。

私もそう予想してはいた。

ただ、2017年シーズン終了後に、新潟と甲府は一緒にJ2に降格した「仲間」であった。(大宮もそうなのだが)

5シーズン一緒に同じJ2の釜の飯を食った仲間ということもあったし(?)、天皇杯優勝を果たしたのに交代となってしまった、昨シーズンの甲府の監督は、かつて新潟を率いた吉田達磨という縁もあったから、この試合は、甲府を応援しながら、テレビ観戦した。

 

試合の入りから積極的に攻勢に出てコーナーキックを獲得したり出足よくボールを奪ったりして、最初の10分間は、甲府の攻勢が目立った。

ファウルをもらっても、クイックスタートで始めてみるなど、きびきびした動きは、非常にいい感じだった。

 

だが、それでも相手はJリーグ王者の横浜F・マリノス。

次第に攻勢に転じると、前半30分、ワンタッチパスを5本くらいつないで、見事に先制ゴールを挙げた。

さすがだ。

このワンタッチパスの連続でのゴールというのは、われらがアルビレックス新潟も目指しているプレーの1つだと思う。

 

このゴールで一方的になるかと思ったら、どうしてどうして甲府も同点のチャンスをうかがってがんばった。

44分、中盤でボールを奪取すると、前線にスルーパスがうまくつながり、ラストパスをピーター・ウタカが決めた。

副審はオフサイドの旗を上げたが、VARによってゴールが認められ、なんと同点に追いついた。

先制されながら、前半のうちに同点に追いつくとは、甲府もいい戦いぶりであった。

 

後半も、守勢に立たされながら、甲府の守備がふんばっていた。

だが、60分、一瞬のスキができたところを攻め入られ、アンデルソン・ロペスに猛烈なシュートを食らった。

さいわい、ボールはゴールポストに弾かれたが、そのはね返りを西村が見逃さずしっかりゴールに蹴り込んだ。

これで、横浜が勝ち越し。

 

その後の横浜は、選手交代をうまく使いながら試合を進めた。

交代選手がまた強い外国人選手ばかり。

前半と違って、横浜がかなりボールをもったり保持したりする場面が多くなった。

 

それでも、甲府はアディショナルタイムになってもあきらめずにボールを追い、コーナーキックを獲得した。

GKも上がっての最後のチャンスと思われた。

コーナーキックからの流れで、甲府の選手のシュートが決まって、土壇場での同点ゴールかと思われたが、オフサイドの判定。

今度はVARでも判定は変わらず、やがて試合終了。

横浜F・マリノスは、6回目の挑戦でこのスーパーカップ初戴冠となった。

 

敗れたけれども、甲府の選手たちの懸命さが伝わってくる好ゲームだった。

あわや同点、というところまでJ1王者を追い詰めたのだから、十分健闘したと言える。

 

さて、今季、リーグ戦でアルビレックス新潟は甲府と戦うことはない。

戦うのは、今日の王者横浜F・マリノスである。

今日の甲府の健闘を見て、新潟もかなりやれるのではないかと思えた。

1週間後の初戦の対戦相手が、マリノスや川崎同様に事前の評価が高いセレッソ大阪ではあるが、その試合だけですべてが決まるわけではない。

開幕戦でいい手応えを得られるといいなあ。

 

いずれにしても、今日のスーパーカップで、リーグ戦の開幕がさらに待ち遠しくなったことは間違いない。

コメント
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