朝、勤務先の門に立っていると、コー、コー、コー、コーという鳴き声が東南の方から聞こえてきた。
おおっと思って、頭上を見上げると、白鳥の群れだった。
あまり多くない群れだったが、くずれかけた「くの字」の形で、北東の方へ飛んで行った。
そろそろ白鳥たちも北へ帰り始める時期なのだろうか、と思った。
しばらくすると、さらに大きな鳴き声が空の上から響き始めた。
今度は、50羽以上の大群だった。
列も「くの字」どころか、大きな「Wの字」を描きながら、一段と騒がしい鳴き声を響かせ、頭上を北へと飛んで行った。
まもなく、はるか東方の空にも、北を目指して飛んで行く白鳥たちの群れが見えた。
ひと月前の2月には、田んぼで群れていた白鳥たちだった。
いよいよ春が来ると感じたらしい。
今朝は、白鳥の集団疎開のような朝だった。
その後、建物の中に入ってからも、2,3度白鳥の群れが飛んで行くような鳴き声が窓の外から聞こえてきた。
私たちは、暖かい方が住みやすいのに、白鳥たちには、冷たい環境の方が住みやすいのだろう。
だから、これから寒い国へと帰って行く。
生きていく自然環境の違いを思った。
外を歩いてみると、足元には、数年前に春の雑草四天王、と言っていたオオイヌノフグリ、ハコベ、ヒメオドリコソウ、タネツケバナたちを、もう見ることができた。
待ち遠しかった、春が来るなあ…。
おおっと思って、頭上を見上げると、白鳥の群れだった。
あまり多くない群れだったが、くずれかけた「くの字」の形で、北東の方へ飛んで行った。
そろそろ白鳥たちも北へ帰り始める時期なのだろうか、と思った。
しばらくすると、さらに大きな鳴き声が空の上から響き始めた。
今度は、50羽以上の大群だった。
列も「くの字」どころか、大きな「Wの字」を描きながら、一段と騒がしい鳴き声を響かせ、頭上を北へと飛んで行った。
まもなく、はるか東方の空にも、北を目指して飛んで行く白鳥たちの群れが見えた。
ひと月前の2月には、田んぼで群れていた白鳥たちだった。
いよいよ春が来ると感じたらしい。
今朝は、白鳥の集団疎開のような朝だった。
その後、建物の中に入ってからも、2,3度白鳥の群れが飛んで行くような鳴き声が窓の外から聞こえてきた。
私たちは、暖かい方が住みやすいのに、白鳥たちには、冷たい環境の方が住みやすいのだろう。
だから、これから寒い国へと帰って行く。
生きていく自然環境の違いを思った。
外を歩いてみると、足元には、数年前に春の雑草四天王、と言っていたオオイヌノフグリ、ハコベ、ヒメオドリコソウ、タネツケバナたちを、もう見ることができた。
待ち遠しかった、春が来るなあ…。