癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

腎愈

2012年01月09日 | 動物医療
今日は成人式ですね。
早朝、いつもは当然閉まっている写真館が朝の5時半に撮影していたのですが、そうです。成人式の当日撮りですね。
いや、大変です。親も子も。特に女の子。
私も少し前に経験しましたから、親御さんの苦労がよく分かります。
若者が減っていく昨今ですが、社会が大事に育てたいものです。

犬も当然年齢と共に足腰が弱ります。
筋肉などの衰えが要因ですが、なんとか「長持ち」させたいものです。
所謂QOLは最低限保ちたいのが飼い主の気持ちでしょう。

鍼灸のつぼでは「腎愈」が生命の精の改善にいいつぼのひとつと考えられています。代表的なつぼですね。
「腎=精力を蓄えて体をがっちりと引き締める」とされています。
「兪=舟+くり抜く刃/ぬきとる/とりだす/穴に入り込む」という意味で
つまり、兪 = 木の中をくりぬいて作った舟なので漢方医学で障害を抜きとるつぼというように表します。
まとめると、腎は部位を指し、兪は凹を示す/経気が出入りをするということになります。

部位的には第2腰椎と第3腰椎の間の左右のツボ(くぼんだところ)になります。
私は、毎晩寝る前に、特別な器具(中山式快癒器)で刺激しながら寝ます。とても気持ちがいいです。

我が家の犬も高齢期ですから、ときどき腎愈に鍼を打っていますが効果は・・・何となくあると信じていますが。