癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

普通のペットロスのために

2012年01月02日 | 動物一般
今年も「箱根大学駅伝」を堪能させていただきました。
往路も前半順位の入れ替えがあり面白かったですが、最後はやはり東洋大の柏原さんでしたね。今後マラソン男子のエースになるのでしょうか?
最下位の東京農大のゴールが見られなかったのが残念です。
明日は復路ですが、残念ながら仕事で見られません。
ビデオ撮るか???
やはり、リアルタイムでないとね・・・・・

今年も年賀状をたくさん頂いた。
年賀状は普段余り連絡を取らない人の近況も知ることができる手段としてもいいものです。

今年も読ませていただき、ペットを失った方の添え書きが印象に残りました。
長年連れ添ったペットを失うことは悲しく、寂しいものです。
皆さん、寂しいと書かれています。

所謂ペットロスにならないためにも、
悲しい、寂しいと書くことが大切です。
素直な感情表現をすることが、心の負担や悲しみを少しずつ癒し、最後には「大切な想い出」へと昇華するのではないでしょうか。

すぐに、次のペットを飼いたくなる気持ちや、なるべく死んだペットのことを考えないようにすることは理解できます。
しかし、素直に悲しみ、寂しいと感じることが一番その人にとっても、なくなったペットにとってもいいことです。

ペットロスになる人の90%は女性と言われています。
しかし、ペットロスになって当然なのだと思います。
病的なペットロスにならなければいいのです。
健全なペットロスはあってもいいのです。
また、ペットロスを経験することで、より人間的に強くなれるチャンスでもあるでしょう。

病的なペットロスにならないためには、動物を擬人化しないことです。
過剰なペットへの「依存」は困ります。
人間と動物の距離というものは適正な間隔があるはずです。

それと、高齢になったら心構えも必要です。
命には当然限りがあるのですから。

健全なペットロスを克服したら、再びペットを飼うことをお勧めします。
そうすることが、一番の「癒し」になるはずだからです。