11分間

パウロ・コエーリョの本にはまっています。

今日は、『11分間』を読み終えた。

彼の本は、癌になって怯えていた私に、色々なテーマを与えてくれるきっかけになった気がする。

数年前に買って、読む時間が無くて、ずっと本棚に忘れられていた本。

驚いたことに、偶然、彼の本が4冊もあった。

あのとき、読んでも、そんなに感動しなかったと思う。

本には、読むべきタイミングがあり、偶然にも、よく今このときにこの本に出会ったものだと、いつも何を読んでいても思う。



『11分間』のJudyが好きな箇所

(本の帯から引用）

幸せになり、幸せにさせるには、正直になること。
自分自身のままであり続けること。
発見するのではなく、さらけ出すこと。

(page214)

もう何も失うものがなくなったときに、私はすべてをもらうことになった。
自分であるのをやめたときに、自分自身を発見することになった。

(Page293)

《誕生する時、死する時

栽培する時、抜き取る時

殺害する時、癒す時

破壊する時、建設する時

泣く時、笑う時

嘆く時、踊る時

石を投げる時、石を拾う時

抱き合う時、別れる時

探し求める時、失う時

取っておく時、捨てる時

破る時、縫い合わせる時

黙る時、話す時

愛する時、憎む時

戦争の時、平和の時》

それは別れのことばのように響いた。しかしそれは、私が生涯を通じて経験できた他のどんなことばより美しかった。

私は彼を抱きしめ、彼は私を抱きしめ、一緒に暖炉のわきの絨毯の上に横になった。

満たされている感覚がなおも続いて、まるで私は昔からずっと、賢くて幸せで、思いが全て実現された女であったみたいに感じていた。


《感想》

一見、セクシャルな本のように見えますが、SEＸのテーマとしても面白いけれども、それよりも、ずっと哲学的なStoryだと思います。

自分をどこまで裸にできるか。

自己を限界まで探り続けよう。

自分を一度徹底的に破壊して、もう一度、魂の底から、生きたい！愛したい！と、思い切り叫んでみたい気持ちになりました

フフフ・・・