私が初めてがんの活動に参加したのは、
2011年のリレーフォーライフでした。
今回、５年目連続参加になりました。
あれ以来、初めての駒沢公園での開催で、
今年は、いろんなこと思い出したり、考えたりしました。
ここで初めて会って、それがご縁で、がん友となった吉野ゆりえさん。
彼女からたくさんの力をもらい、
たくさんのことを学ばせてもらいました。
本当に悲しいことに、７月の終わりに、天へ召されました。
亡くなる数ヶ月間、病院の送り迎えをしたり、
家や病院へも行っていました。
最後まで、自分の使命を全うし、凛として覚悟の思いで、
しっかりと生きた姿には、感動さえ覚えます。
まさか、今年は、RFLのエンプティテーブルでゆりえさんに語りかけ、祈るとは思いませんでした。
ゆりえさんのおかげで、
私は今回のRFLで、がんのときの初心に戻ったというとおかしいかもしれないけれど、
７年前の自分を思い出しました。
今回、キャンサーフィットネスのチアダンス教室から誕生したチアチームが
ステージで踊りました。
この中には、まだ治療中の方や、抗がん剤の治療が終わったばかりの方もいます。
なので、このRFLに参加することも初めての方もいます。
チアに参加して、本当に楽しかったと言ってくださいます。
それは本当に嬉しいこと。
少しでも、がんの自分を忘れて、
なんて楽しいの!!と夢中になれる時間は、
とても大切なんです。
この喜びが自分の中に、
前向きな自分のスペースを
作る余裕ができるからです。
がんになったおかげで、
こんな新しい自分に出会えた。
こんな素晴らしい仲間に出会えた。
こんな人生に出会えた。
そんな風に、一生懸命、
この７年半、自分のがんになってからの人生を肯定して生きてきました。
でも今になって、やっと思うのよね。
やっぱりがんになんか、なりたくなかった。
って。
えーーー今頃？？？
今さらなによ、って思うんだけど。
当たり前ですよね〜。
でもそんなことが言えるようになった自分が嬉しい気がする。
やっと、やっと、がんになった自分を受け入れることができたのかなって。
あれから、いろんなことやってきて、
２年前には、真剣に、がんと運動についての活動を人生を賭けてやっていこうと、
一般社団法人にまでして、
この２年間も休みなしくらいの勢いで無我夢中でやってきて、
あまりの忙しさに、ちょっとウツっぽくなったりして、
燃え尽きそうになったところで、
蜂窩織炎になり、この夏は約１０日間、完全休養。
そのおかげと、
今日のリレーフォーライフで、
最初の思いに戻れた気がする。
そう、私と同じ悩みを持つ人の力になれたらと、がん患者の運動教室を始めたんだよね。
がんを告知され、手術の前に体力をつけなくちゃと思ったけれど、
がんになって、運動したら、進行するんじゃないかと不安になったこと。
手術後、乳房が失われ、その部分が、しびれと痛みで、絶望的になった。
しかし、退院すると、病院ではそこまでフォローしてくれないことに、
この先、この体でどう社会復帰できるのか、不安と恐怖でいっぱいになった。
抗がん剤のとき、手足のしびれと、倦怠感、体重の増加で、
何かセルフケアでできることはないかと真剣に探した。
ホルモン療法中、副作用がひどくて、薬をやめようかと思った。
治療中、精神科の先生から、適応障害と診断された。
どうしたらいいのだろう、薬に頼らず、自分の心を強くしたい。
そして、私は、これらの悩みをすべて”運動”で解決したのです。
がんリハビリテーションの本を何冊読んだだろう。
がんと運動のエビデンスをどのくらい探しただろう。
がん患者のための運動療法を知りたいあまり、NYにまで行った。
そして、それを同じことで悩んでいる患者さんにシェアしたかった。
ここが、私の今の基本。
ただただ、シェアしたかったのです。
誰かの辛い思いが、
少しでも私の経験をシェアすることで、
その人が楽になったら、
その人が笑顔になったら、嬉しいから。
これからも、その気持ちで、今の活動を続けていきます。
あれもこれもやらなくちゃと、使命感に義務感が重しとなって、
押しつぶされそうになっていたけれど、
私らしくやっていこう。
だから、このブログも、ありのままのわたしの気持ちを書いて、
再開したいと思います。
いろいろあるけれど、
生きることはすばらしい。
2011年のリレーフォーライフでした。
今回、５年目連続参加になりました。
あれ以来、初めての駒沢公園での開催で、
今年は、いろんなこと思い出したり、考えたりしました。
ここで初めて会って、それがご縁で、がん友となった吉野ゆりえさん。
彼女からたくさんの力をもらい、
たくさんのことを学ばせてもらいました。
本当に悲しいことに、７月の終わりに、天へ召されました。
亡くなる数ヶ月間、病院の送り迎えをしたり、
家や病院へも行っていました。
最後まで、自分の使命を全うし、凛として覚悟の思いで、
しっかりと生きた姿には、感動さえ覚えます。
まさか、今年は、RFLのエンプティテーブルでゆりえさんに語りかけ、祈るとは思いませんでした。
ゆりえさんのおかげで、
私は今回のRFLで、がんのときの初心に戻ったというとおかしいかもしれないけれど、
７年前の自分を思い出しました。
今回、キャンサーフィットネスのチアダンス教室から誕生したチアチームが
ステージで踊りました。
この中には、まだ治療中の方や、抗がん剤の治療が終わったばかりの方もいます。
なので、このRFLに参加することも初めての方もいます。
チアに参加して、本当に楽しかったと言ってくださいます。
それは本当に嬉しいこと。
少しでも、がんの自分を忘れて、
なんて楽しいの!!と夢中になれる時間は、
とても大切なんです。
この喜びが自分の中に、
前向きな自分のスペースを
作る余裕ができるからです。
がんになったおかげで、
こんな新しい自分に出会えた。
こんな素晴らしい仲間に出会えた。
こんな人生に出会えた。
そんな風に、一生懸命、
この７年半、自分のがんになってからの人生を肯定して生きてきました。
でも今になって、やっと思うのよね。
やっぱりがんになんか、なりたくなかった。
って。
えーーー今頃？？？
今さらなによ、って思うんだけど。
当たり前ですよね〜。
でもそんなことが言えるようになった自分が嬉しい気がする。
やっと、やっと、がんになった自分を受け入れることができたのかなって。
あれから、いろんなことやってきて、
２年前には、真剣に、がんと運動についての活動を人生を賭けてやっていこうと、
一般社団法人にまでして、
この２年間も休みなしくらいの勢いで無我夢中でやってきて、
あまりの忙しさに、ちょっとウツっぽくなったりして、
燃え尽きそうになったところで、
蜂窩織炎になり、この夏は約１０日間、完全休養。
そのおかげと、
今日のリレーフォーライフで、
最初の思いに戻れた気がする。
そう、私と同じ悩みを持つ人の力になれたらと、がん患者の運動教室を始めたんだよね。
がんを告知され、手術の前に体力をつけなくちゃと思ったけれど、
がんになって、運動したら、進行するんじゃないかと不安になったこと。
手術後、乳房が失われ、その部分が、しびれと痛みで、絶望的になった。
しかし、退院すると、病院ではそこまでフォローしてくれないことに、
この先、この体でどう社会復帰できるのか、不安と恐怖でいっぱいになった。
抗がん剤のとき、手足のしびれと、倦怠感、体重の増加で、
何かセルフケアでできることはないかと真剣に探した。
ホルモン療法中、副作用がひどくて、薬をやめようかと思った。
治療中、精神科の先生から、適応障害と診断された。
どうしたらいいのだろう、薬に頼らず、自分の心を強くしたい。
そして、私は、これらの悩みをすべて”運動”で解決したのです。
がんリハビリテーションの本を何冊読んだだろう。
がんと運動のエビデンスをどのくらい探しただろう。
がん患者のための運動療法を知りたいあまり、NYにまで行った。
そして、それを同じことで悩んでいる患者さんにシェアしたかった。
ここが、私の今の基本。
ただただ、シェアしたかったのです。
誰かの辛い思いが、
少しでも私の経験をシェアすることで、
その人が楽になったら、
その人が笑顔になったら、嬉しいから。
これからも、その気持ちで、今の活動を続けていきます。
あれもこれもやらなくちゃと、使命感に義務感が重しとなって、
押しつぶされそうになっていたけれど、
私らしくやっていこう。
だから、このブログも、ありのままのわたしの気持ちを書いて、
再開したいと思います。
いろいろあるけれど、
生きることはすばらしい。
