日本男道記

ある日本男子の生き様

我が家のヒミツ

2017年02月18日 | 読書日記
我が家のヒミツ
クリエーター情報なし
集英社

◆内容紹介◆

笑って泣いて、人生が愛おしくなる家族小説。

結婚して数年。どうやら自分たち夫婦には子どもが出来そうにないことに気づいてしまった妻の葛藤(「虫歯とピアニスト」)。
16歳の誕生日を機に、自分の実の父親に会いに行こうと決意する女子高生(「アンナの十二月」)。
53歳で同期のライバルとの長年の昇進レースに敗れ、これからの人生に戸惑う会社員(「正雄の秋」)。
ロハスやマラソンにはまった過去を持つ妻が、今度は市議会議員選挙に立候補すると言い出した(「妻と選挙」)ほか、全六編を収録。
どこにでもいる平凡な家族のもとに訪れる、かけがえのない瞬間を描いた『家日和』『我が家の問題』に続くシリーズ最新作。
笑って泣いて、読後に心が晴れわたる家族小説。

内容(「BOOK」データベースより)
どうやら自分たち夫婦には子どもが出来そうにない(『虫歯とピアニスト』)。同期との昇進レースに敗れ、53歳にして気分は隠居である(『正雄の秋』)。16歳になったのを機に、初めて実の父親に会いにいく(『アンナの十二月』)。母が急逝。憔悴した父のため実家暮らしを再開するが(『手紙に乗せて』)。産休中なのに、隣の謎めいた夫婦が気になって仕方がない(『妊婦と隣人』)。妻が今度は市議会議員選挙に立候補すると言い出して(『妻と選挙』)。どこにでもいる普通の家族の、ささやかで愛おしい物語6編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
奥田/英朗
1959年岐阜県生まれ。雑誌編集者、プランナー、コピーライターを経て、1997年『ウランバーナの森』で作家デビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞、2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞

【読んだ理由】
奥田/英朗作品

【印象に残った一行】
プランAしかない人生は苦しいと思う。一流のスポーツ選手、演奏家、俳優たちは、常にプランB、プランCを用意し、不測の事態に備えている。つまり理想の展開なんてものを端から信じていない。

おじさんと若者とでは目に映る景色がちがうということだ。若者には若者の世界があるし、人生経験が乏しいというのも、それはそれで貴重な時期だ。

人は無視されることが一番こたえるのだ。

【コメント】
読後のホッコり感がいいですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿