日本男道記

ある日本男子の生き様

余命一年、男をかう

2024年07月13日 | 読書日記
 
【内容】
「いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」この一言からすべてが変わったーー。
楽しくなくても、平気で生きてきたはずなのに。
コスパ重視の独身女性が、年下男に数十万円を渡してはじまる涙と笑いの物語
節約とキルト作りが趣味の40歳独身、片倉唯。健やかでコスパのいい老後を迎えるために頑張っていたが、無料で受けた検診で子宮がんと告知される。
病院のロビーで会計待ちをする唯に、ピンクの髪の男がお金を貸してほしいと頼んできた。人生はどこまでお金で割り切れるのか。
涙と笑いの第28回島清恋愛文学賞受賞作。
幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。
ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。
医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。
趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。
病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭(ヘア)の、どこからどうみてもホストである男が現れ、
突然話しかけてきた。
「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。
この日から、唯とこのピンク頭の男との奇妙な関係が始まる。

【著者】
吉川トリコ(ヨシカワ・トリコ)
1977年生まれ。名古屋市在住。2004年「ねむりひめ」で「女による女のためのR-18文学賞」第3回大賞および読者賞を受賞。同年、同作が入った短編集『しゃぼん』にてデビュー。『グッモーエビアン!』『戦場のガールズライフ』はドラマ化された(『グッモーエビアン!』はのちに映画化)。2022年『余命一年、男をかう』(本作)が第28回島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に『少女病』『ミドリのミ』『名古屋16話』『光の庭』「マリー・アントワネットの日記」シリーズ『夢で逢えたら』『流れる星をつかまえに』『あわのまにまに』『コンビニエンス・ラブ』などがある。

【読んだ理由】
書名に惹かれて。

【最も印象に残った一行】
すこやかなるときもやめるときもと誓うとき、具体的に「やめるとき」のことを思い描ける人間がどれだけいるんだろう。幸せの絶頂にいる人たちの想像する「やめるとき」なんてたかが知れている。だからみんなけっこうな頻度で離婚するんだろう。

【コメント】
年配者に理解に苦しむ場面がおおいが、不思議と楽しみながら読める。

Daily Vocabulary(2024/07/13)

2024年07月13日 | Daily Vocabulary
32591.start over (やり直す)to start doing something again from the beginning, especially because you want to do it better 
My coach made me start over. I was doing the exercises doing wrong..
32592.odd(確率)
What were the odds, right? one is ten thousand?
32593.more than(~を超えて)
 I'm sure you'll get the job. You're more than qualified.
32594.give it a try  (ちょっとやってみる)
 I think it's a good idea. We should give it a try
32595.text-message (メッセージする )
She text-messaged me that she isn't  coming. Something come up,I guess.