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マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第41話 ブランドン・ロウ

2017-10-06 20:43:27 | マクロス外伝 ダブルフェイク
                        【地球統合軍欧州方面軍第1司令部 仮設兵舎】
地球統合軍欧州方面軍地上、仮設兵舎。
ここにある男が警務官に囲まれながら連れてこられた。
その男は邪悪な目をしている。

ロンメル大佐「貴様がブランドン・ロウか?」

ブランドン「あ~そうだが。」

その男はブランドンである。
ロンメル大佐が直々に質問するために息子ヘルベルトとその部下に通じ連れてこさせた。
質問と言うよりかは尋問に近い方だが・・・・・・・・
それにブランドンの事はロンメルも知っている・・・
ブランドンが犯した戦争犯罪行為の数々を・・・・・・・

ロンメル大佐「貴様がイタリアから残存兵力を運んできたのか?」

ブランドン「無論だ。」

ヘルベルト「第5ナポリ駐屯デストロイド連隊のヤン・スチャナー大佐はどうした?」

ブランドン「スチャナー大佐は死にました、砲撃でね。」

ロンメルとヘルベルトはブランドンに質問する。
イタリア方面から残存兵力を連れてきた事、そして第7ナポリ駐屯デストロイド連隊のヤン・スチャナー大佐の事を・・・
二人の質問に対し、ブランドンはふざけた顔をしながらスチャナー大佐はゼントラーディ軍第118基幹艦隊による砲撃で死んだと証言した。

だがこの証言はフェイク(嘘)だ!!

スチャナー大佐が死んだのは砲撃ではない、ブランドンに抗議し処断したからだ。
二人はブランドンの嘘を見抜いていた、彼の気色悪い笑顔に不信感を持っているからだ・・・
するとヘルベルトは立ちあがった。

ヘルベルト「だったらぜナポリから移動してきて、仮設兵舎のあるローマをスルーしたんだ?えぇぇ?」

ブランドン「ふひ!?」

ヘルベルト「いい加減に答えろ!!貴様は何を企んでいる!!クソが!!」

立ちあがるといなやブランドンの制服の胸倉を掴み仮設兵舎のあるローマをスルーした事や。
心の中で何を企んでいるかを問いただす。
ブランドンは冷や汗を書きながら、ヘルベルトの目を反らした・・・・・
なぜならば自分の計画がばれたのかと・・・
このまま情報を吐きだすかと思われたが・・・・・・・・・

ロンメル大佐「よせ、ヘルベルト!!」

ヘルベルト「親父!?」

ロンメル大佐「俺たちもリスボンなどを放棄した者もいる。ロウ大尉ご苦労、席を外してもいい。」

ブランドン「そうですか、自分はここで失礼しますよ。」

突然ロンメルが、ヘルベルトに大きな声でやめろと言う。
その言葉にブランドンの胸倉を掴んでいたヘルベルトは驚いた。
一体なんでこのような事を言うのか理解できない・・・・
こいつが何を思っているのか吐きださればいいと思っていた・・・・・

ブランドンはロンメルの言葉に従い席から立ちあがって部屋から退出する。
退出した後ヘルベルトは父ロンメルに迫った。

ヘルベルト「親父いいのかよ?奴は戦争犯罪人なんだぞ。」

ロンメル大佐「奴がどんな行動を取るか様子を見る。」

戦争犯罪人であるブランドンをなんで見逃したのか問いただす。
がロンメルが答えたのは奴がどんな行動を取るか様子を見るである。
なんたってブランドンも戦闘のプロである、下手に口を割るような事があっても偽情報を掴ませるだろう。
だったら奴に泳がしてどんな行動を様子を見る。
ギリギリまで動かないつもりである・・・・・・・・

ヘルベルト「様子を見るって奴が動き出しては.....」

ロンメル大佐「警務隊ではデストロイドを有するブランドンの部隊では勝てんぞ。」

ヘルベルト「...........」

ヘルベルトはロンメルの判断に抗議するが、ロンメルは直ぐ様反論を言う。
警務隊でブランドンの部隊に勝てないと・・・・
ロンメルに厳しい現実を突きつけられたヘルベルトは言葉を失ってしまう・・・・
よく考えると警務隊にはブランドンの部隊に勝てない・・・
確かにそうであった。

ブランドン「ちっ警務隊の奴らめ、素早い。」

ブランドンは部屋から出るなりこう呟いた。
特にヘルベルトの自分を見る目が鋭かった。
下手をすれば自分の企みが露見してしまうのではないか・・・
その恐怖がブランドンを襲った。

ラッセル「どうしますか?」
地球統合軍欧州方面軍ラッセル・ブレトールマン大尉

ブランドン「決起は明日にしよう、いつでも準備しておけ。」

ラッセル「了解」

ブランドンの思想に共鳴したラッセル・ブレトレーマン大尉はブランドンの意見を求めて聞くと。
ブランドンのいつでも決起できるように準備しておけと言われるとハッと敬礼し準備を開始する。
このラッセルもブランドンの真の狙いを知らずに・・・・・・・・・

ライコフ「守備隊を無力化するために、司令部を中心に部隊を展開します。」
反統合同盟構成員ライコフ・スヴォーロフ

ブランドン「あぁ頼むぞ。」

ブランドンに協力している反統合同盟構成員であるライコフ・スヴァーロフは部隊の配置を報告した。
このライコフは統合戦争時アフガニスタン戦線に参戦した事のある戦いのプロ。
ブランドンを利用し地球統合政府に逆襲しようと目論んでおり、ブランドンはその事を知るが。
あえて利用した、己の野心のために。

ラッセル「(まずはゼントラーディ人の一人いや出来る限り殺さんとな、エリーナお前の仇はとってやる待っていろ。)」

ブランドンの準備命令に従ったラッセルはある事を心の中で呟いた。
エリーナの仇を取ってやる、ゼントラーディ人を出来る限り多く殺す事を・・・・
ラッセルの恋人エリーナはゼントラーディ軍の砲撃で亡くしている。
失意の中、ラッセルはエリーナを殺した連中がゼントラーディ軍だとマクロスから発信したラジオで知る。
それを知り激怒したラッセルはゼントラーディ人に殺意を抱きブランドンの野望に加担した。

これもこの戦争の光景の一つであった。
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第1次国府台の戦い 小弓公方設立

2017-10-06 18:56:43 | 短編小説(歴史含む)
                    【1518年(永正15年)上総国 真里谷城】


還俗した足利義明は真里谷信清の居城真里谷城を訪れていた。
現代では千葉県木更津市立少年自然の家がある真里谷城。
その実情は天然の要塞と言っていいほどの軍事要塞としての要素が強く。
農作物生産拠点や街を造る平坦な土地が少なかった。

それもそのはず。
元々この辺を治めていたのは千葉氏であり。
ここに築城した武田信長は外部の人間であったからである。
千葉氏だけではなく安房の里見氏や酒井氏.土岐氏などの千葉の豪族たちから攻撃を受ける危険性があり。
このような生産率の低い土地に追い込まれ、同じ武田信長から分かれた一族の庁南武田氏の居城庁南城は12km先にある。

なお庁南武田氏の現在の当主は武田宗信である。

真里谷信清「これはこれは公方様、よくぞお越しくださいました。それがしは真里谷武田家当主である真里谷信清でございます。」

真里谷信隆「嫡子信隆でございまする。」

真里谷信応「信清が次男信応でございます。」

足利義明「そちが信清父子か、私を利用し勢力を拡大する気ではないな?」

真里谷信清「とんでもございません、公方様。私は父左馬頭(足利政氏)と公方様の兄上足利高基様の不毛な戦いを見て怒りを感じました。そんな愚かな方々は頼りになりません、ここは義明様が新たな公方となり、戦ばかりの関東の地を治めくださいませ。」

足利義明「そうか分かった。」

会見は順調に進んだ・・・・・・・・・・・・表は・・・・・・・・
実際は・・・・・・・・

真里谷信清「馬鹿な公方よ、所詮公方なんぞ力のない神輿に過ぎん。せいぜい我が真里谷氏の勢力拡大に役に立ってもらうぞ。」

信清は義明の事を神輿程度にしかみていなかった。
簡単に言ってしまえば、利用価値のある道具と言う事である。
一方の足利義明は・・・・・・・・・・

足利義明「信清め、この足利義明がお前の道具になるとでも思ったのか?出家して何もしないままだったのに、折角の好機・・・・・・・・・お前が没するまで道具を演じてやるわ・・・・ふふふ。」

信清の道具に収まる気は全然なかった。
だが今直ぐ動くのではない、時が来るまで道具を演じる。
見た所息子二人は大した事はない・・・・・・・逆にこっちの操り人形に出来ると見ていた。

                   【1518年(永正15年)7月 下総国 小弓城】


下総国小弓城。
1300年頃に築城され、千葉一族である原氏の居城となっていた。
この城には千葉勝胤の家臣である原胤隆や高城胤吉がいた。
その中には・・・・・・・・・

原虎胤「父上、真里谷信清めが公方様の子を擁立したのは本当ですか?」

原友胤「あぁ事実らしい。」

後に武田24将の一人になる原虎胤の姿があった。
この時21歳の若武者である。
弟には後に織田家家臣になり桶狭間で戦死する桑原甚助がいる。
虎胤は武田信虎の時に虎の一文字を貰った名であるが、初名が不明なため虎胤で統一する。

信清が義明を擁立した事に元々敵対していた千葉氏は警戒していた。

原友胤「今後、奴めがどう動くか分からん、警戒はしないといけないが・・・・」

原虎胤「しないといけないが?」

原友胤「最前線になるので、いつ攻めてくるか分からん・・・・準備はしておけ。」

原虎胤「準備・・・・・はっかしこまりました。」

最前線である小弓城はいつでも防戦の準備をする必要はある。
足利義明を擁立し公方とするならばうってつけの場所であるから。
虎胤はその場をさろうとしたが・・・・・・・・

「大変でございまする。」

原友胤「どうした?」

「前方の櫓より武田割菱・・・・真里谷めが軍勢来襲でございます。」

原友胤「なんだと!?」

「それだけではございません、安房の里見めが軍勢もいます。」

突然、真里谷氏の軍勢が里見義通と手を組み小弓城へ襲来した。
目的はもちろん、足利義明を公方として擁立するためである。

原隆胤「おのれ甲斐源氏の内紛で逃れた武田信長の末裔が・・・・全軍、城の守りを固めろ!」

『ははぁぁぁ』

城将である原隆胤は各将に小弓城の防備を固めた。
城の防備を固めると数多くの真里谷・里見連合軍が殺到する。



(画像はイメージです)

防戦側である小弓城を守る千葉軍は奮戦した。
必死に戦い連合軍を抑えていた・・・・・・が・・・・・・・・・・・

原隆胤「ぐっ・・・・・・・・信清め・・・・・・・・・」

原隆胤討ち死に・・・・
原友胤父子は逃亡(次男桑原甚助は尾張へ落ちのびる)高城胤吉は撤退・・・
千葉軍の完敗で終わった。
小弓城は足利義明・真里谷信清・里見義通らの軍勢により落城。
義明は小弓初代公方になるのであった。

原虎胤「父上何処へ落ちのびるのですか?甚助は尾張に向かいましたが・・・・」

原友胤「甲斐に向かう・・・・」

原虎胤「甲斐って真里谷の本家である甲斐源氏嫡流の武田ですか?」

原友胤「あぁ我らは武田信虎殿に仕える。」

この後、原親子は武田信虎に仕え福島正成を討ち取る功績を得て。
信虎・晴信(信玄)二代に仕えるのであった。
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マクロス⊿外伝カナメ2072の夢 プロローグ

2017-10-06 16:46:27 | マクロス各種作品派生外伝
西暦2072年。
私、カナメ・バッカニアは惑星ラグナを離れ別の所で後進を育てています。
メッサー君に悪いけど、私の歌としての活動はここまで。

後は後輩に譲ろうかなぁ~と思っています。
正直、私声が出にくくなった・・・・
喉を壊したみたい・・・・・・・

その結果年齢も事もあり後輩に譲ってワルキューレを引退しました。
ケイオス上層部の要請によって超長距離移民船団マクロス10が入植したメルドレス星系の惑星ランケス支部で音楽ユニットヴァルハラの教官をしています・・・・・

別の星系で戦っているミラージュが聞いたら驚くかな・・・・・・・・・・・・・・

あれから4年、第2次ウィンダミア独立戦争は終わったけど。
統合軍のウィンダミアに対する次元兵器の投下で、反政府運動が過激化したらしい。
ウィンダミアとの戦争は終わっているけど、地球人の事を許せない人がいて今も戦い続けるウィンダミア人がいるらしい・・

人類って悲しいわね・・・・・・・・
どうしても戦争を終わらすことができないなんて・・・・・・・

でもここで挫けるわけにはいかない、メッサー君との約束のためにも・・・・・・・
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望月千代.伍長. ブラッティ・ライン  最終話 千代新たなる戦場へ!

2017-10-06 16:40:47 | マクロス各種作品派生外伝
望月千代。
日本国長野県出身、清和天皇の末裔である望月家の出身である。
統合戦争時に反統合同盟による無差別爆撃、長野空襲で祖父母と両親を失う。
その後15歳で地球統合軍士官学校横須賀校に入学。
2009年2月、南アタリア島にてマクロスの進宙式に参加するが・・・
マクロスのブービートラップによりゼントラーディ軍との戦闘が開始、マクロスのフォールドに巻き込まれ1年近く程地球への帰還の旅を行う。
そして・・・・

                             ビィィィィィィィ

望月千代「はぁ・・・・・」

千代は自室で上半身タンクトップ姿のままでパソコンで自分のプロフィールを纏めたり、資料をそれぞれのファイルに纏めるなどの作業をしていた。
第78補給基地に向かった時の戦闘の様子や、戦死した仲間の詳細などいろいろと・・・・・・・・・
机に置いてあるダージリンと言うインド東北・ヒマラヤ山脈の麓に位置するダージリン地方で生産される紅茶を飲んでいた。
この種類は紅茶のシャンパンと言われており、セイロンのウバ、中国のキーマンと並び世界三大銘茶と言われている。
ゼントラーディ軍に砲撃された今となっては生産地帯が砲撃で壊滅し貴重な物となっており。
戦後の価値では1パックだけで戦車1両は造れると言われている。

望月初芽「千代姉さん、あっダージリン飲んでいる!それにファーストフラッシュ!」

望月千代「えっ・・・・・・」

望月初芽「ダージリンは今では戦車1両作れる値段よ!T-72のようなバーゲン戦車ではなく、今の最新鋭戦車の値段で!」

望月千代「いいじゃない、私が大切に取って保管していた物だから!」

望月初芽「いいって戦車1両作れる紅茶を惜しみなく飲んで!山猿!マウンテンモンキー!!」

望月千代「い.言ったわね!!」

初芽が突然現れて千代がダージリンを飲んでいる事を批難する。
なんたって1パック、戦車を造れる程の値段であるから・・・・それだけならいいのだが・・・・
興奮しているのか山猿とかマウンテンモンキーとかと罵声する。
その罵声に千代も起こり取っ組み合いになった。

その後、数分ぐらい格闘戦した後・・・・・・・・・・・

望月初芽「本当に姉さんは酷いね。」

望月千代「最初に仕掛けたのは初芽・・・・・・・・あんたでしょ!」

望月初芽「いいえ最初に姉さんが戦車1両分造れるダージリンを飲んだからでしょ!!」

疲れ果ててしまい、その場でベッドや壁に寄りかかってしまう。
かなりやりあったが、物の損害が少ないなどかなり考えて格闘戦をしており無駄のない動きをした事が分かる。
なんたって豪族望月の家だが、忍術の心得はある。
その遺伝子を引き継いでいるのでこのような事が出来たらしいと・・・・・・

エマ「望月千代軍曹。」

望月千代「グレンジャー中尉、何かあったのですか?」

エマ「ちょっといいかしら?」

二人が寝そべっている所にエマがやってくる。
突然やってきたエマに千代は慌てて立ち上がって制服の上着を着て敬礼する。
そんな姿を見たエマは気にしてないらしく普通に接しちょっと来てくれないかと言う。
一体なんだろうかと思っていた千代はおとなしくついていく。

廊下に出た千代は、腕を組んでるエマから

エマ「突然なんですけど、今からエルメンドルフ空軍基地のアニタ・ジュリアさんと接触してもらえないでしょうか?」

と接触してくれないかと頼まれる。
千代は突然なんだと思ったが、エマの手には復元結果と相手の目的を予測した物が入ったファイルを渡される。
厳重そうなファイルであり、機密そうな物が入っていると悟り・・・・・・・・

望月千代「この重要物をアニタ・ジュリア少尉に渡せばいいのですね?」

エマ「あぁ少尉と言ってないのに少尉と分かるなんて、洞察力いいわね。」

望月千代「よく言われます。」

千代は了承した合図をエマに伝え、エマは千代が少尉と言った事から洞察力はいいと悟った。
もっともエマが渡した物は何か重要な何かがあり、今後を左右した物だと触れただけで分かった・・・・
アニタが少尉って言うのは・・・・・・・・適当だけど・・・・・・・・

エマ「再度言うけど・・・・・今日離陸するエルメンドルフ空軍基地行きの輸送機に乗ってね。これはこれからの歴史にとって重要な物が入っているから。」

望月千代「分かりました、必ずや届けて見せます。」

エマ「頼んだわよ。」

エマから最終確認を受けた後、千代は敬礼して必ず任務達成すると約束し。
敬礼の後エマと握手し自分の部屋に戻る。
きちんと制帽を被った上で身だしなみを整えるためである。

望月初芽「姉さん何処へ行くの?」

望月千代「エルメンドルフ空軍基地よ。」

望月初芽「アンカレッジにある唯一生き残った空軍基地なんのために?」

望月千代「さぁね、でも重要な任務があるからと言っておく。」

さっそく自室に戻ると初芽に聞かれる。
心配されるかと思ったが・・・

望月初芽「姉さんの事だから生きて帰ってくるでしょ、頑張ってきてね。」

望月千代「以前は死ぬんじゃないのに心配したんだけど、見捨てた?」

望月初芽「まさか、姉さんが戦場で死ぬような女兵士じゃないのは知っているわ。何度も生きて帰ってきたんだし、今回もきっと生きて帰ってくると思うわ。」

望月千代「例えるならば?」

望月初芽「戦車に惹かれてもデストロイドに踏みつぶされてしもしなない女。」

望月千代「私は人間外か!!」

初芽曰く、千代が簡単に死ぬような女とは思ってないらしく。
生きて帰ってくるのが当然だと思っていた。
身だしなみを整え終えると、千代は滑走路へ向かう。

それに初芽がついて行く。
姉が何処か遠くに行くときはこうして副官であるかのようについて行くようにしていた。
やはり内心は心配なんだ。
兄はともかく喧嘩するほど仲のいい姉が何処かで死ぬのはかなりの恐怖を感じる・・・・・

むしろさっきまで喋っていた相手が翌日いや1時間後に死んでいて二度と喋れない事を・・・・・

望月千代「そろそろ離陸だけど・・・・」

望月初芽「うん。」

望月千代「まぁ分かっているわね。」

望月初芽「言わなくてもいいよ、姉さんはもう正規軍人だし硝煙漂う世界の戦士・・・・・・・行ってらっしゃい千代姉さん。」

望月千代「・・・・・・ふっ・・・・行ってきます。初芽・・・・」

輸送機まで近づくと、上記のやり取りをする・・・・
心配しているわけじゃない、初芽は重大な任務を帯びてエルメンドルフ空軍基地へ旅立つ姉千代を応援したいだけ。
家族として同僚として、同じ死を覚悟し時に相手の命を奪う事とそれに伴う罪悪感を背負う仲間として・・・・

「もうそろそろ離陸するぞ!搭乗予定者は早く搭乗してくれ!」

望月千代「いけない・・・・・・初芽・・・・・・Goodbye and see you again」

望月初芽「またね姉さん。再び会いましょう、家族いや同じ覚悟を持つ仲間として!」

千代は輸送機に搭乗、そして乗せた輸送機は夕日の美しい時にエルメンドルフ空軍基地へ旅立った。
重大な使命を帯びて、千代は空へと旅立ち・・・・・・・そして本当の戦士になる第一歩として・・・・・・・・・・
新たなる戦場へ向けて!!

                      【某所】

この場所には大勢の武装した人物が多数いた。
まるで異様な雰囲気を持つ人物ばかりである、そこには一部統合軍の士官と武装組織のリーダーらしき人物がいる。

「矢吹大佐の暗殺失敗したのは残念だな。」

「無論です、せめてあの男だけを始末したかったです。」

「しょうがない、あの男は最初から一筋縄で倒す事はできん。」

この統合軍士官は元反統合同盟の構成員であった人物で矢吹を暗殺しようとした一派の一人であった。
その士官は反統合系ゲリラ組織のリーダーに矢吹暗殺失敗を伝えた。

「まぁいい、次のプランを発動する。オペレーション・ピースブレイクダウン。」

「ピースブレイクダウン?」

「そうだ平和をぶち壊し地球の運命を地の底へ落とす計画だ・・・・・」

「平和をぶち怖し地球の運命を地の底へ落とす計画か・・・・・・・面白い・・・」

「結構日は終戦協定を結ぶ前日から当日にかけて実行する。第1目標はブルーノ・J・グローバル臨時大統領ら両軍指導者だ!」

オペレーション・ピースブレイクダウンの発動・・・・・・
終戦協定をぶち怖し地球統合軍とゼントラーディ軍の戦争を泥沼化し地球人類滅亡を計画する作戦。
月面は残るだろうが、人類のこの先を真っ暗にする・・・・・・・・

それがこの作戦の真意であった。
千代はこの作戦と陰謀に関与して行く事になる。

正規の戦争じゃないブラックオプス(黒い軍事行動)を・・・・・・・・・

【!!アテンション!!】
西暦2010年3月29日。
第1次星間大戦は終わりの時を迎えようとしていた。
人口の9割を失った地球統合軍と帰るべき場所を失ったゼントラーディ軍の将兵達の疲弊は限界に達した。
僅かでもいい、平和な時を得たい国民達の要望もありようやく終戦協定を結ぶ事になった。
終戦協定の発表に多くの人々は歓喜し喜びあった・・・

しかし

終戦を望まない者、地球統合政府主導の歴史に失望し人類滅亡を望む者がいた。
作戦名オペレーション・ピースブレイクダウン・・・・

これが彼らの作戦であった。

望月千代は武田信一郎.キム・チェヨンらの仲間と新たなる仲間を迎えてこの陰謀に立ち向かう。

マクロス外伝終戦に抗いし者たち

12月20日、短期連載スタート!!

千代らの作戦の合否は僅かな平和か暗い人類の将来か?
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細川藤孝

2017-10-06 13:35:01 | 戦国武将・戦国姫図鑑
細川藤孝
【諱】
藤孝
【苗字】
細川
【朝臣】

【生没】
1534年ー1610年
【通称】
与一郎
【父親】
三淵晴員
【母親】
清原宣賢の娘
【養父】
細川元常
【兄弟】
宮川尼(武田信高室)
三淵藤英
佐々木越中守室
玉甫紹琮(高桐院開山)
三淵元仲
長岡義重
土御門久脩室
【正室】
沼田麝香
【子息】
細川忠興
細川興元
伊也(一色義有のち吉田兼治室)
細川幸隆
千(長岡孝以のち小笠原長良室)
細川孝之
加賀(木下延俊室)
栗 (長岡好重室)
仁伊(夭逝)
【解説】
室町幕府幕臣・申次衆三淵晴員の次男として山城国東山に生まれる。
父は細川和泉上守護家細川元有の次男で、同族である三淵家の養子になっていた。
7歳で父の兄細川元常の養子となり、元服後細川藤孝と名乗る。
足利義輝に仕えたが、松永久通や三好三人衆により永禄の変で討たれ一乗院覚慶が幽閉されると。
幕臣である兄三淵藤英を始め一色藤長、和田惟政、仁木義政、米田求政らと共に助けだし南近江の六角義賢や若狭の武田義統を頼り朝倉義景を頼った。
還俗して足利義昭を足利義栄に代わり将軍にすべく奔走するが、灯篭の油を入手困難な程に追い込まれてしまう。
その後、親友であり美濃土岐一族である明智光秀を通じて美濃を制圧したばかりの織田信長と接触する事になる。

織田信長に報じられた足利義昭は足利義栄を追放し15代将軍になり、藤孝は自身の居城勝竜寺城を三好三人衆の岩成友通から奪還し近畿各地を転戦した。

足利義昭と織田信長が対立すると、藤孝は信長が上洛すると出迎えて恭順の意を表し。
義昭が敗北すると藤孝は長岡に領地を得て、細川から長岡に改姓する。
池田勝正や三淵藤英らと共に第二次淀古城の戦いで岩成友通を討ち高屋城の戦い、越前一向一揆征伐、石山合戦、紀州征伐などを転戦後、謀反を起こした松永久秀を信貴山城を光秀と共に滅ぼした。

信長の勧めで嫡男忠興と明智光秀の娘玉と婚姻が決まる。
長岡家単独で一色家を攻めるが反撃を受けて苦戦するが、光秀の応援で平定完了する。
降した一色義定に娘の伊也を嫁がせている。(後に謀反疑惑があったため誅殺し、それが原因で忠興は伊也により額に傷を負う事になる)
知多半島が与えられると捕鯨を進め、鯨肉を朝廷に献上したり鯨を多くの人に分ける習慣が生まれたらしい。

明智光秀が本能寺の変で織田信長を討つ。
光秀から協力を要請されるが拒否し出家、光秀の娘玉を一時幽閉する。
その後、豊臣秀吉から重用され山城西ヶ岡を与えられたり、九州征伐にも参陣している。

関ケ原の戦いでは東軍に属し西軍の小野木重勝・前田茂勝らの軍勢に田辺城を囲まれている。
この時文化面での弟子が多く、戦意が著しく弟子のひとりである皇族八条宮智仁親王が講和を進めるが謝絶。
つちには時の天皇で八条宮智仁親王の兄君後陽成天皇(和仁親王)に働きかけ講和に成功する。

1610年、77の生涯を終えた。
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