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マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

望月千代.伍長. ブラッティ・ライン 第18話 エイと森さんの救助

2017-10-01 23:46:01 | マクロス各種作品派生外伝
千代は初めて同じ地球人をナイフで突き刺し殺した。
矢吹を助けるためである、そして矢吹は襲いかかってきた斎藤を勝負した後返り討ちにした。
血まみれになり、さっそく各部隊に不穏分子の取り締まりを開始。
地球統合政府に恭順した不利の統合軍軍人を逮捕し、アラスカへの帰路へついた。

ミリア「お前らがついてくるとはな、エリンシャ隊来るのは嬉しい。」

エリンシャ「ミリア1級空士、あなたの部隊とはかなり縁があります。当然の事です。」
ゼントラーディ軍第2特殊支援隊エリンシャ・デルメ.空支援長

クシナダ「他の部隊はともかく・・・・・・・」
ゼントラーディ軍第2特殊支援隊クシナダ・ミムスヒ2級空支援長

イザナミ「まぁいくつか戦死者と負傷者を出したので残念です・・・・・がしっかりやらせてもらいます。」
ゼントラーディ軍第2特殊支援隊イザナミ・オグナ3級空士支援長

マックスとミリア.菅野直.宮崎勇気.ジョニー率いるパープル小隊の地球側メンバーと。
7機のクァドラン・ローが随伴する。
その主力であるのは4機のクァドランで随伴してきている女性兵だけの部隊・・・・第2特殊支援隊。
ミリア隊などの部隊を後方でバックアップし、特殊任務があれば稀に出撃するが・・・・
腕前はよく、艦隊直掩の精鋭である。
ミリア隊と仲のいい部隊であり、規模は20機程で残存機は15機と2名戦死.3名負傷しマイクローン化し治療中。
とは言え他の直衛艦隊の支援隊の中では、状態がよく。
他の部隊はどれも10機未満、補充を入れて無傷で最終的に生き残るミリア隊とナタルマ隊の方が異常に状態がいいのと比べたら普通である。

それを惹き入るのはエリンシャである。
エリンシャはミリアと仲のいい隊長であるが、ミリアはおろか・・・・デワントンやメールより階級下である。

そしてミリア隊である、副官のメールを始め2名の3級空士長を連れてきた。

ミリア「お前達頼むぞ。」

エンミラ「他の面々も志望している中で私達を選んでくれて光栄です。
ゼントラーディ軍ミリア隊エンミラ・ファリーナ3級空士長

メデュラ「御期待に答えられるように頑張ります。」
ゼントラーディ軍ミリア隊メデュラ・シャニーナ3級空士長

エンミラとメデュラである。
まぁこの二人は大した事してないので、説明は割愛・・・・・・・

こんな巨人美女(マイクローン化すれば普通の人間サイズになるけどね)と天才2名と超天才の不運と似た物コンビ。
空飛ぶガキ大将.真面目君のコンビで、千代達と勝手に出撃したモーアを助けに行く。

無論、ゼントラーディ軍の大部隊を利用している。
(当初はゼントラ組だけで行く予定だった)

そのモーアはと言うと・・・・・・・・・

モーア「いい加減諦めて降伏してはどう?」

キチョウ「ふっ言ったでしょ、私を極限までに追い詰めてからと・・・・・・・・・・」

モーア「ふっ減らず口を・・・・・・・・」

現在もモーアとキチョウは激しき戦っていた。
あれから1日ぐらい以上は戦っているのだが、中々決着はついていない・・・・・
だけど、二人は栄養食(近くのゼントラーディ軍のコンテナから回収)を少し口にする程度であんまり食べてもないし水も飲んでいない。

地球人より忍耐力と体力があるので、若干疲れているがまだまだ余裕である。
しかし、千代と距離は近いがかなり遠くの方で戦っていた。

そして、部下であるエイは・・・・・・・・・・

エイ「・・・・・・・・かなり時間経ちましたね、腹減りました。」

森四郎「腹が減ったか・・・俺はバッカン(カンヅメ)の残りあるけど、エイの腹の足しにはならんだろうな。」

エイ「シローは食べないんですか?」

森四郎「食えるわけねぇだろ、腹をすかせているのに一人だけガツガツ食うのはみっともない。水で十分だ。」

四郎と共に廃墟と化した街でずっと救援が来るまで話だけする暇で過酷な時間を過ごしていた。
エイは食べる物も飲む水がないので、腹が減っている。
森はと言うとバッカンはあるが、水だけで我慢していた。

その水も僅かしか残されていない・・・・・・

エイ「私は死ぬのでしょうか・・・・」

森四郎「死ぬ?なんで?」

エイ「私は何も食べてないし水も飲めてない・・・・・・・・このまま救援も来ないし・・・・」

森四郎「もう少し頑張れ・・・・・・そうやって諦めたら死期を早めるぜ・・・・くそ・・・・何もできないって悔しいぜ。」

エイは自分が死ぬのではないかと感じ始め、四郎は諦めるなと言う。
と言っても自分自身は何もできないしエイより有利なので、自分が偽善者ではないかと言う疑問を抱くようになる。
だが見過ごすわけにはいかないので、必死にエイを励ました。

そんな時・・・・・・・・

菅野直次「ジーナスのぼっちゃん、あそこに人がいるぜ。大女、ゼントラーディじゃないのか?」

マックス「確かにいますね。」

偶然、マックスらの編隊に二人のいる地点を目撃される。
見過ごすわけにはいかないので、マックスらはエイと四郎に接近する。

森四郎「あれは・・・・・・・・エイ・・・・・・・」

エイ「どうしたんですか?」

森四郎「救援だ・・・・・・」

エイ「救援?本当に!?」

森四郎「あぁ・・・・後は救難信号を・・・・・・」

四郎もマックス達の姿を確認しバックから信号弾を取り出す。
信号弾の弾は救難信号の物、それを空に向けてパーンと打ち出す。

宮崎勇気「信号弾カラーは救難。」

ミリア「地球人もいるのか。」

炸裂した信号弾を確認すると地球人もいると確認される。
バルキリー部隊はガウォーク形態に変形し、VTOLのような機動を取る。
そのまま進んで行き、ようやくエイと四郎のいる場所に辿りつく。

森四郎「特別通信隊の・・・・・・」

マックス「森四郎軍曹ですね、助けに来ました。」

辿りつくとマックスと四郎が会話する。
会話が終われば四郎はジョニーのバルキリーの予備座席に座り。
エイはクシナダにお姫様だっこされるかのように持ちあげられ、イザナミとマビメ・ウサツが護衛する。

ミリア「頼んだぞ!」

イザナミ「サ・エスケス。」

ジョニー「必ず帰還しエイさんをマイクローン装置に入れマイクローン化し我が軍の野戦病院で治療させます。」

エイと四郎を救助しエリンシャ以外の第2空支援隊とパープル小隊に運ばせて先に帰らせる。
二人はそのまま帰り生還する事になり、後で千代を驚かすが・・・・・

ミリア「後はあの馬鹿娘(モーア)だけだな、あいつは一発殴ってしからないと気がすまないな・・・報告・連絡・相談だぞ!」

マックス「ホウレンソウだね、ゼントラーディ軍社会も同じなんだ。」

後は千代達と第78補給基地の面々と馬鹿ことモーアである。
ミリアはコックピットでパーンと拳をぶつけ大きな音を立て意気込む。   
その意気込みの9割は無断出撃したモーアをお仕置きする事である。
が直す事は殆どないが。
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ジーナス一門の日常 ミラージュ・ファリーナ・ジーナス

2017-10-01 22:11:00 | マクロスキャラクターブログ
どうもミラージュ・ファリーナ・ジーナスです。
もう10月になりましたね。

秋の天気と言う感じで、惑星ラグナも紅葉の色がきれいになりました。

私は秋の季節が好きでラグナ柿が楽しみで楽しみでしょうがないです。
以上、ミラージュ・ファリーナ・ジーナスでした。
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第38話 エルメンドルフ空軍基地に降り立つくの一の使者

2017-10-01 22:05:34 | マクロス外伝 ダブルフェイク
地球統合軍エルメンドルフ空軍基地:コードEDF。
もしアメリカがそのままあったならばアメリカ合衆国アラスカ州アンカレッジにある米軍基地と言っていたであろう。
1940年に開設された米軍基地であり、地球統合軍が設立後そのまま編入された。
ボドルザー率いる第118基幹艦隊による砲撃でアンカレッジの街は壊滅するも基地は損傷軽微と言う奇跡的に機能損失せずに済み地上戦の重要拠点になる。

主な主力機はF-22ラプターなどであり、最新鋭機であるVFやVAなどの機種は少ない。
現に言うならば、唯一旧世紀の面影を残す軍事基地である。

そんなエルメンドルフ空軍基地に1機の輸送機から降り立つ・・・・・

「望月千代.階級は軍曹、士官候補生ながらも数々の友軍孤立地域に撤退命令を出す命令書を届ける任務を果たし軍曹に昇進・・・・・中々のもんじゃないか。」

望月千代「ありがとうございます。」

「で会いたい人は一体誰なんだ?」

望月千代「アニタ・ジュリア少尉をお願いします。」

望月千代である。
数々の任務を果たし、その功績で軍曹に昇進した。
軍上層部でもかなりの評価を得ており、武田信一郎.キム・チェヨンと並ぶ軍使となっている。
今回も軍使の仕事でエルメンドルフ基地に来ている。

「ジュリア少尉、全ての離陸予定と着陸予定の便は無し。スクランブル出撃以外の出撃する機はありません。」

アニタ「了解、第2班と交代し私達は宿舎に戻って休んでよし。次の出勤は第3班勤務終了時ね。」

「ハッ分かりました、では第2班と交代し宿舎に戻ります。本日はありがとうございました。」

アニタ「お疲れ様でした。」

全ての業務を終えて第2班との交代をしようとしていた。
アニタは部下の女性兵士と会話した後・・・・・

アニタ「終わった終わった、まぁ最初期に比べたら天国かもね。」

とアニタはにこにこしながら今回の業務を終えた感想を言う。
アニタの言う通り最初期はマクロスが落下したり、ゼントラーディ軍の大部隊に警戒したりといろいろとブラック企業級の忙しさに追われていた。
徐々に時間が経てば忙しさも減り、何かと余裕が持てる時間が多くなってきた。

またエルメンドルフ基地は食料や施設も充実しているので、アニタの言うとおり天国と言っていい程である。

アニタ「さてアンナマリーと交代して、私も寝るとしようかね。後24時間ぐらいあるし・・」

アニタはアンナマリー・ルーズベルト少尉と交代して自分の兵舎に戻ろうとする。
そんな時であった。

和賀知香「ジュリア少尉。」
エルメンドルフ空軍基地管制官.和賀知香.准尉

アニタ「知香どうしたの?」

和賀知香「実は・・・・・・・・・・・」

部下である和賀准尉がアニタにある事を報告するために参った。
その報告とはアニタに会いたいと言う事である。

                            【応接室】
千代は応接室で待たされていた。
応接室に出されたのは、椎茸の形をしたクッキーであった。
味はチョコレート味。

望月千代「うぅぅぅぅできればこの椎茸以外の形でよかったな。」

椎茸型のチョコクッキーに千代は変な顔をして嫌がる。
千代は椎茸が大嫌いである。
年少期から嫌っており、変な後味が嫌いと言うのが理由である。

アニタ「あなたが望月軍曹ね。」

望月千代「はい望月千代です。」

アニタ「あなたの噂はこのエルメンドルフでも聞いているわ、私はアニタ・ジュリアです。階級なんていいから、アニタって呼んで頂戴ね。」

そんな中で、アニタが応接室に入ってくる。
アニタは統合軍の上着の前は半分開いており、中に来ているTシャツの姿が見える。
これがアニタ、スタイルである。
(ブラジャーはいざって時に傷めるのでつけてない)

さっそく千代はアニタに未沙からの復元結果と相手の目的を予測した物を確認する。

アニタ「やはりね、要人暗殺もしくは終戦協定の破断・・・・・・・・十分。流石流石。」

望月千代「で少尉はどう思われているのですか?」

アニタ「まぁ相手はこれだけじゃないと思う、もっとも別な連中もいるだろうし警戒は必要。一応、未沙にはその辺も検討するように言ってもらいたいわね。」

望月千代「分かりました。」

アニタ「もっとも欧州方面軍・・・・そこも動いてくれるといいのだけどね。」

アニタも同じ事を考えており、まるで報告書が書いてある内容は当然と言うかのような反応をした。
千代はそんなアニタの表情を見て、これは未沙にいい報告ができると確信した。
内容を確認したアニタは自分のノートパソコンを開いて作業する。

想定される欧州方面軍以外の脅威の来襲とパターン構造などを記す。
全ての作業を終えると・・・・・・・・

望月千代「では承りました。」

アニタ「お願いするわね、これは人類の運命を決める重要な事なの。せっかくギリギリ生き残った命のためにも・・・頼んだわね。」

望月千代「ハッ・・・・」

アニタは千代に未沙への別の方向からの脅威を知るした文章を渡した。
千代はしっかりバックに入れた。
帰途はアニタに見送られそのままアラスカに帰っていき、その日のうちに無事に未沙に文章を渡す事ができた。

アニタ「さてこれからはどうなるか・・・・・・・・」

和賀知香「これからって・・・・・・・・・・・」

アニタ「別の方面は大丈夫だけど、欧州方面軍は正直・・・・・・・」

和賀知香「何の話ですか?」

アニタ「いいやなんでもないわ、さてそろそろ自分の部屋に戻って夕食を取ってその後寝よう。」

別の方面の事は未沙に伝えるが、文章にはヨーロッパ方面を第1に警戒するようにと言う事を書いた。
もっともヨーロッパ兵器にはASS-1が堕ちた時に謎の未確認人型兵器を回収し、修復し改良したと言う噂をつい最近聞いた事ある。

その兵器が一体なんなのかは分からない・・・・・・
それが一番の脅威であると、X兵器の正体はそれだと言う事を・・・・・
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望月千代.伍長. ブラッティ・ライン 第17話 下品下生に堕ちろ!!

2017-10-01 16:13:35 | マクロス各種作品派生外伝
命令書を伝える任務を達成し、矢吹の話を聞いた千代とチェヨン。
居眠りをしてしまった千代は、矢吹になんとも言えない目で注意され怯んでしまう。
無論、なんとも言えない矢吹の目を見ていたチェヨンも実は正直震えていたと言う。

しかし

「どうする?地球統合政府に恭順したとは言え、かつての敵国だぞ。」

「いいや好機だ、大勢の同志は統合政府になびいているが我々は負けたとは思っていない。最後の大反攻作戦スコリア作戦を潰した矢吹は殺さなくてはならない。」

「しかし我々だけでできるのか?」

「いいや出来る、全滅しようが必ず矢吹は殺せ!西村・斎藤の我々側についた日系人を使う・・・我々も後に続くぞ。」

「分かりました、必ずや矢吹を下品下生(仏教用語であの世で一番下の世界)へ落とします。」

不穏な影がひっそり第78補給基地の中で動き始めていた。
その不穏な影の正体は、統合戦争で敗れた反統合同盟の兵士である。
2年前の鳥の人事件で反統合同盟は瓦解または壊滅し大多数は統合政府へ恭順したが、一部抵抗を続けたり地球統合軍に恭順した不利をし工作作業をする人間も含まれていた。

勝った人間の影には、勝った人間に恨む者あり。
まさしく彼らは勝った人間に恨む者である。

望月千代「大佐出発はいかほどに?」

矢吹一郎「全部隊が撤退完了次第だな、まぁ無事に帰れる保証はないがな・・・・・」

千代は矢吹と二人で会話していた。
チェヨンは先に剣持達に報告をしに戻っている。
最初は気の難しそう人物かと思ったが、案外話しやすい人物であった。
任務以外にも・・・・・・・・・・

矢吹一郎「確か望月さんは信濃豪族の望月氏の一族ですか?」

望月千代「はい、忍術の心得もあり昔から体力と瞬発力に自信があります。そちらは?」

矢吹一郎「俺は陸奥石川の一族です、大雑把に言えば大和源氏ですね。」

自分の苗字のルーツとかの会話をする。
苗字の面白さはルーツ探しであり、一体何処から来ているのかと探る事が醍醐味である。
二人にはルーツとして特徴的な物があり会話が弾んだ。

矢吹一郎「ところで聞きたいのだが?」

望月千代「はい。」

矢吹一郎「マクロスはどうやって地球を埋め尽くすようなゼントラーディ軍と言う巨人軍と勝ったんだ?」

次の会話はゼントラーディ軍にどうやって勝ったか・・・・・
矢吹は気になってしょうがなかった・・・・
千代はふっと笑いながら・・・

望月千代「決死のグランドキャノンの発射で開けた道、リン・ミンメイの歌.我々についたゼントラーディ軍.そして人類の未来を諦めなかった地球統合軍の兵士や帰りを待つ民間人の皆さんの心により勝てました。」

矢吹一郎「心か・・・・・・・悪くないな・・・・・」

数百万もいるゼントラーディ軍第118基幹艦隊に勝てたのは心であると。
事実、地球人は壊滅に追い詰められても未来への希望と生きる欲を忘れなかった。
生き残るためにも全ての物を出し、民族種族関係なく一つの脅威に立ち向かい勝利した。

矢吹一郎「だが現実は勝利後は背中に重々気をつける必要性が出てくる、案外我々人類の敵は身内にいると言う。」

望月千代「身内?家族ですか?」

矢吹一郎「まぁ特と言う場合でな、我が軍だ。」

望月千代「我が軍?」

だけど、矢吹は現実を言う身内には気をつけろ。
一つの共通の敵を倒せば、敵が無くなるので仲違いすると・・・・・・・・・
千代はその言葉に重く突き刺さる・・・・・・・・
そして矢吹の言う身内とは我が軍である・・・・・・・・

望月千代「それは一体・・・・・・・」

矢吹一郎「地球統合軍内部には反統合同盟に恭順した兵士もいるのは知っているな?そして1割弱ぐらいは恭順したふりと・・・・・」

望月千代「はい・・・・・・・・・知っています。」

矢吹一郎「そう言う事だ。」

望月千代「えっそれだけ?」

矢吹一郎「それだけだ!!文句あるか?

望月千代「な.ないです・・・・・・・・・」

反統合同盟の兵士が恭順し統合軍に入り1割弱ぐらいは恭順したふり・・・・・
それを知っているかを聞かれ知っていると千代は答えるが・・・と言う事かで片付ける。
もっと言う事はあるでしょうが!!と千代は心の中で叫ぶ。
普段は冷静な千代であるが、どうもこの人物といると調子が狂う。

そう思っていると・・・・・・・・

望月千代「日本刀?いや軍人が持つならば軍刀・・・・・」

矢吹が日本刀を帯刀しているのに気が付く。
儀礼の時は基本サーベルだが、基本持たない。
一体なんで日本刀を帯刀し軍刀のようにしているのか・・・・・・・・
それも質問しようとした時・・・・・・

斎藤興龍「矢吹大佐でありますか?」
地球統合軍アラスカ守備軍第3連隊.斎藤興龍.大尉

矢吹一郎「そうだが・・・・・・・・貴様は・・・・・・」

斎藤興龍「アラスカ守備軍第3連隊の斎藤興龍大尉であります。」

矢吹一郎「そうか・・・・・・・」

千代と矢吹の前にヘルメットを被り、防弾チョッキを着たロン毛風の日系兵斎藤興龍が目の前に現れる。
普通の表情だが、なんとなく微妙な悪意を感じる。
千代は興龍の微妙な悪意からなのか、警戒するその時・・・・・・・

西村勘一「矢吹一郎!貴様は地球統合政府と言う名に変わったアメリカのために我らが大義を恥辱した!この事に万死に値する!天誅!」
地球統合軍アラスカ守備軍警務第3小隊.西村勘一.少尉

ナイフを突き立てた、西村勘一が突然矢吹を襲おうと突進してくる。
西村は矢吹に向かおうとするが、千代の前近くを通る。
矢吹の命の危機を感じた千代は、本能からか。

西村勘一「なっ・・・・・」

望月千代「いっ・・・・」

                    ザシュッ

西村勘一「貴様・・・・・・・おんな”のぶんざい・・・・・・・・」

西村のナイフを一瞬で奪い、首を掴み胸元にナイフを突き刺した。
刺された事で西村は、死の直前まで千代に驚きつつも睨みを利かせ死んだ・・・・・・・
突然の出来事に矢吹は、驚くが・・・・・・・・・・

斎藤興龍「西村め!しくじりおったな!死ね!矢吹!そして庇いだてをした!女め!!」

興龍が拳銃を取り出し矢吹に向ける。

望月千代「しまった!!」

千代は西村を制圧した直後なので、今直ぐ斎藤の方へ行けない。
このままでは撃たれると・・・・・・・・・
矢吹は拳銃を見ても動かない・・・・・・・・

望月千代「大佐逃げ・・・・・・・・・・・」

                        ズガァン

千代は矢吹に逃げるように言うが、結局発砲されてしまう・・・・・
発砲直後、矢吹が被っていた軍帽が宙に舞う・・・・・・・
矢吹大佐は死んだ・・・・・・・死んだんだ・・・・・・・千代はそう思ったが・・・・・

斎藤興龍「がっ・・・・・・」

矢吹一郎「馬鹿め!実戦の修羅場を踏んだ数が違うんだよ!」

矢吹は死んでない、むしろ刀を抜刀せずそのまま斎藤にアッパーを喰らわせる。
宙に飛んだ斎藤から拳銃は火を噴いた後、そのまま体から離れ地面に落ちる。
発砲した先は・・・・・・・・・

望月千代「あわわわわわわ・・・・・・・・・」

千代であった、頬にまっすぐなかすり傷がある。
簡単に言ってしまえば、千代が少しでも動いたら確実に死んでいた距離である。
凄く冷や汗がでるが、軍人としてのガッツ忍耐力で恥ずかしい目に遭わずに済む・・・・・・

斎藤興龍「流石は自衛隊入隊時に異端児と言われただけはある、だが格闘術は負けん!」

斎藤はナイフを取り出し、斎藤に迫る。
その様子を確認した矢吹は・・・・・・・・

矢吹一郎「しょうがない・・・・・・・そろそろ抜かせてもらおうか・・・・・」

軍刀を抜刀、構えを取る。
千代はこれは入り込める余地はないなと、その場で待機する。

斎藤興龍「そんじゃぁ行くぜぇぇぇぇぇ」

興龍は突っ込む、普通ならば抜刀している矢吹に勝てないと思われる。
矢吹と接触直前、刀の刃を斎藤に降ろすが・・・
斎藤は横へ回避し脇腹を狙う動きを取る。

斎藤興龍「普通に抜刀して勝てると思ったか、不利な人間程考えってな!!」

大胆な笑いをしながら、興龍は矢吹の腹へナイフを突き刺そうとする。

                        ガシャン

斎藤興龍「ぎゃぁぁぁぁ」

矢吹一郎「言っておくが、有利な人間も考える・・・・・・・」

斎藤興龍「指を無くなっても、予備の拳銃で・・・・・・」

矢吹一郎「やれやれ、戦いの歴史を研究せず戦術を立てられない坊やは・・・・・これで黄泉送りだ!」

                          ザシュ

斎藤のナイフを持つ指を切断し、ナイフを落とす。
指を斬り落とされ、片手で拳銃を持ち撃とうとするが逆に矢吹に右腹から左肩にかけて斬られる。
斬られた斎藤は大量の血を出血し、口から血を吐き矢吹の顔にかける・・・・・・・

望月千代「凄い・・・・・・・」

矢吹一郎「おまけに言うが、拳銃は片手で持つんじゃない両手で持つんだ。持つのは素人か、拳銃の名手ぐらいだ!」

矢吹の戦い方に千代は感銘を受ける・・・・・・・・
無駄のない動き、自身の危機を逆にチャンスに変える力・・・・全てに圧倒される。

「銃声だぞ!」

「あっちのフロアだ!第2警務小隊続け!いや衛生部隊も来い、銃を持っている奴は男でも女でもいい来い!!」

と騒ぎを聞きつけた兵士達がこちらへ向かってくる声が聞こえる。
矢吹はそれを気にせず斎藤に近づく・・・・・・

斎藤興龍「は・・・・は・・・さ・・すが・・・・だな・・・・」

矢吹一郎「・・・・・・・」

斎藤興龍「・・・・ボケ・・・した・・・に・・・恐怖に堕と・・・・いれ・・・反統合・・・・・に入っ・・・・が・・・・これで終わり・・・・・貴様の暗殺・・・・・後は終戦を・・・・・」

矢吹一郎「終戦を?」

斎藤興龍「すべ・・・・がくそったれ・・・・・・人・・・・・・・・滅・・・・・べ・・・・」

斎藤は何かを言い残し死んだ、恐怖・・・・・・・つまり何かを恐怖に堕としいれようと反統合同盟に入った。
とぎれとぎれの言葉でもそれが分かる。
同じ日本人である斎藤が反統合同盟と入って、同じ同胞を殺していたかもしれない事実に千代の心は憎しみと怒り・・・悲しみ・・・失望の4つの感情が入り混じる。

地球統合軍は統合戦争で敵捕虜への強姦や一部兵士による暴走による戦争犯罪行為をしている事実があるので決して一枚岩に正義とは言えない、反統合同盟も住民虐殺行為や無差別空襲などの戦争犯罪をしている。

結果これが斎藤なのか・・・・・・・・・それは分からない・・・・・・・・・・

しかし

矢吹一郎「終戦を・・・・・・どう言う意味だ?」

矢吹は斎藤が最後ら辺に話した終戦を・・・・・・・に気になった。
一体何を意味をするのか・・・・・・この時はまだ分からなかった・・・・・・・・

「西村・斎藤、矢吹暗殺は失敗。」

「失敗したか・・・・・・」

とある一室では矢吹暗殺の失敗を知る元反統合同盟の兵士達。
暗殺失敗に焦りの色が出ている・・・・・・・・

「夏・・・・・・・第67補給基地などに逃げた同胞に暗号連絡・・・・・ワレ・・・・・カーネル・ヤブキ・アンサツ・シッパイセリ・・・・・・プランB・・・・ハツドウサレタシ・・カムチャッカホウメンナラビホッカイドウホウメンニ・・・ドウシイルナバラレンラクセヨ・・・・・・と・・・・そう送った後、暗号送信機を破壊しろ!」

「ハッ・・・・・・・」

直ぐ様この補給基地同様に生き残っている反統合同盟組織に暗号連絡を送る。
そしてこの後、作戦失敗した事により自分達が怪しくなり拘束されるのではないかと思い暗号送信機を破壊するように伝える。
他に反統合同盟系の兵士はいるが、自分達のグループが一番警戒されている当然の事だ・・・・・・・・

「少佐ここです。」

チョン少佐「最初から怪しい連中だと思っていたんだ、ブラックベレーのカンではクロと・・・飯柴隊とアレキサンダー隊はどうだ?」
地球統合陸軍軍第1師団第3歩兵特科中隊長チョン・ソンモ.少佐

「既に制圧完了!我々で最後です。」

チョン少佐「そうか、では行くぞ!」

その後、地球統合軍に恭順したフリのグループは自決した4名を除いてなんの抵抗もなく制圧された。
この暗号により矢吹暗殺は断念、プランBの発動を行う。
欧州方面でもプランBにそっくりで地球統合軍に叛乱を起こそうとするある男と男がいるが。
特に関わりもない。

このプランBのないようは終戦間際に分かる。
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