別に、民主党でなくても良いのだ。戦後の政治を支配し、腐敗し、汚職の限りを尽くし、官僚や大手企業などと癒着してきた自民党を4年間 下野させることが重要なのだ。田中角栄が、大手企業、医師会、農家などへ利益を供与する見返りに、自動的に自民党議員が当選する仕組みを作ってきた。流石に退潮が明確になってきた時期には公明党が強力に支えてきた。 最後の狂い咲きは小泉政権とその残党だった。このおかげで、自民党は本気で国民のことを考える必要が無かった。
官僚支配を壊すことも重要だ。第二次世界大戦は軍事官僚の暴走だし、バブル経済は銀行を操っていた大蔵官僚の暴走である。敗戦後の立ち上がり時期には、官僚も役割を果たし、力を発揮できた。先進国の情報を集め、普及させ、ばらまきで箱や道路やビルを造っていればよかった。ところが、冷戦構造の崩壊で、安直な官僚手法が通用しなくなった。
バブル崩壊後、官僚が赤字国債でばらまきを続けた結果、地方と合わせて1100兆円を超える借金を作ることになった。官僚のトップは、東大法学部出身である。彼らスーパーエリートが最も重要な政策で、大チョンボ、ミスリードし日本を奈落の底に落とす。知識エリートは教科書が無いと難しい課題を乗り切れない。これが現実であり、日本の構造的欠陥だ。より重要なテーマほど無力でミスリードする官僚など無用だ。
民主党が官僚機構改革など本来やるべきことをスピーディーに実行すれば、株価も上がるし、発展できる。自民党は4年も下野すると自然崩壊する。彼等は利権集団だからだ。もし、自民党がクリーンになったら、民主党に代わって政権をとればよい。
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