2010年は日本にとって、失望すべき年になるであろう。何故なら、中国のGDPが日本のそれを上回り、その後、日本は遥か彼方に遠ざかる中国の後ろ姿を拝み続けることになるからだ。中国の野望は経済発展ではない。2020年ごろにはGDPでアメリカをも上回り、経済発展以上のスピードで軍事力を増強し、軍事力でもアメリカを凌駕することになる。
2050年には世界の海を中国の原子力空母が睨みを利かせながら巡航し、アメリカ軍も遠慮がちに眺めるしかなくなる。共産党が再び支配的となったロシアと合わせた中露の軍事力はアメリカとヨーロッパを合わせた軍事力をはるかに上回るのである。中国は2030年代に、台湾を統合し、北朝鮮を実質支配し、中国と日本の境界線は日本側に大きく食い込んでいることだろう。強大な軍事力をバックとする中国の圧力に日本はなす術もない。
日本はODAで中国に巨額の資金提要した。同時に国内の製造業を悉く、中国に立地させ、工場を作ってプレゼントしただけでなく、惜しげもなくノウハウも提供してきた。このことが急速な中国の工業化を推進させ、世界の工場が日本から中国にシフトしてきた。日本のバカげた国家的行為には、中国マフィアや中国スパイが官僚を懐柔しあるいは脅かして取り込み、中国に有利に動かしてきた暗躍があったのではないかと疑われる。
日本にはスパイ防止法が無く、戦後長きにわたってスパイ天国となっている。従って、世界中の機密情報が簡単に低コストで手に入る。岸元首相がCIAのエージェントであったことは多くの主席でも明らかになっているが、官僚組織には数多くのアメリカエージェントが配置され、中国エージェントも負けず劣らず配置されている。日本政府が果たして国民のために機能しているか、アメリカや中国のために機能しているか疑わしい。
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