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元石原都知事の豊洲問題・記者会見は何だったのか意味不明 責任を回避したい気持ちの表れか

2017年03月05日 10時36分10秒 | 国際・政治
 東京都議会で百条委員会が開かれる中、元石原知事が先手を打って自ら開くと宣言した記者会見。最初にニュースを聞いた時から意味が理解しかねた。事前に何を語ろうが百条委員会では予定通り責任と疑問点について厳しく追及される。

 もし、質問側が調査しきれない事実関係で自らに非常に有利な情報を事前に暴露する手は有る。しかし、元石原知事が最高責任者であった事実は動かないから、とっておきの情報をこの時期に出すと、質問側は当然出された情報の調査を進めることになる。暴露効果は薄くなるし、調査で問題点が深掘りされ広がってしまう。

 勿論、不利な話など出せるはずも無い。具体性の無い根拠で自らの責任を逃れようとしても、単なる茶番劇に終わり、輝かしい過去の経歴を汚すだけになる。

 以前、具体的な関係者の名前を出すとマスコミに喋っていたから、それで百条委員会開催へのけん制になった時期も有ったが、今となっては開催が決定されているので、意味がなくなっている。まともな論理では理解できない貴社経験ではあった。

 さて、その記者会見。石原氏は具体的な証拠などは示さなかった。自分は報告を受けただけで具体的な事は知らず、専門家でもないから分からない。従って自分には責任が無いとの弁明に終始した。結局のところ、耄碌した爺さんが、やらなくて良い茶番会見で輝かしい経歴を汚すだけになってしまった。

 強いて、よりましな方法を申し上げるなら、「当時、自分は東京都知事として最高責任者で、当然、豊洲の問題も私の責任だった。東京都民並びに関係者には大変申し訳ない事をした。改めて謝罪申し上げる。以上」と発言して頭を下げる・・だろうね。あっぱれと感じる人もいたに違いない。
 

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