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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

いじめと汚職は日本文化の本質

2006年11月14日 17時36分08秒 | 思考空間

 ここのところ、子供のいじめによる自殺が大きな問題になっている。何で今頃と思うのだが、これまでマスコミも取り上げてこなかったのが、日本的である。例えば、自殺者が1年間に3万人以上となったのは8年ぐらい前であり、当然、子供の自殺も多く含まれていたはずなのだ。マスコミの、風の流れを見るに敏な特性がここに来て子供いじめにスポットライトを当て始めた。

 40年以上日本をウオッチしていると分かるのだが、日本は権力を握ったものがアンフェアーな方法でその既得権を維持拡大することが許されている。江戸時代からその時代の背景を反映されつつ維持された権力構造は従属という鎖で縦に繋がっている。権力連鎖、もしくは既得権連鎖だ。実力とか正義とか、あるいは論理とかは暗黙の御法度である。上に従わぬものは組織ぐるみで本格的に叩かれる。いじめに加わるのが自らの既得権を手放さないための生命線だ。

 いじめはどこの国でも見られるらしい。ただし、子供のいじめに大人社会のいじめが反映され、日本では独特の陰湿さが見られる。子供のいじめは、スケールは小さいものの閉鎖空間での出来事のため逃げ場が無い。責任者は誰かといえば、教師であり、親である。教師に責任を負わせるのは酷との意見もある。しかし、教師はこれで給料を貰っているプロであることと、子供の最も近くにいるリーダーだから、80%程度以上の責任は教師にある。教師は直接いじめに拘わる場合と黙認することにより間接的に拘わる場合がある。いじめを防止できない教師など即刻辞職すべきだ。

 親も大きな責任を追っている。毎日、一緒に暮らしていれば、子供の変化に気付かないはずは無い。親に無いものは勇気だ。子供の変化に気がついたら、その原因をいち早く探って、大きな問題があれば対策のための行動を起こさなければならない。日本の社会では事を荒立てない、長いものには巻かれろ式の忍耐が求められてきた。ところが、日本の社会は急速に犯罪化しつつあり、何事も我慢していたら重大な事態に陥りかねない。

 私の場合は子供が小学校に行きたくないと言い出してその異常に気がついた。ちょっと遅かったかもしれない。無理矢理子供を連れてクラスに乗り込み、教師をじろりと睨み、教室の全員を睨み渡した。(私は家族が傷つけられると頭に血が上り、相手はやくざでも容赦はしない。)その上で子供に教室に入らせた。後日、改めて家内から校長へ担当教師を変えるように伝えた。校長は親切で、十分協力してくれたのでこのケースでは落着した。

 別のことで、教育委員会に乗り込んだこともあったが、この連中は頭がものすごく硬いし、学校(すなわち自分の縄張り)を守ることには熱心だが、親のクレームなど聞く気は無い。彼らは子供を人質に取っているという意識もあるのだろう。高飛車で、話すだけ無駄という印象を受けた。全く問題は解決しなかった。犯罪行為である。最も頭の硬い教育委員会のメンバーからギロチンに掛けるという案はどうだろうか。教育界の改革に貢献出来ると思う。ジョークであるが、そう思う人間がいることを教育委員会とその上の文部科学省の官僚は考えて欲しい。


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