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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

新ダーウィン説の遺伝子とは運転手不在 ハンドルもブレーキも無い車のようなもの

2018年10月25日 18時44分03秒 | 生命
 新ダーウィン説は、遺伝子至上主義で、遺伝子が突然変異で変化し、自然選択で進化するとの考えである。ポリメラーゼが遺伝子からメッセンジャーRNA(mRNA)に転写し、リボソームがmRNAを読み、指示されたアミノ酸をtRNAが運んできて、次々アミノ酸を結合しタンパク質を作るというものだ。

 ただし、この遺伝子にはタンパク質製造方法に関して5W1Hが無い。いつ、何者が、どこで、何を、どのように製造するかがわからない。遺伝子が設計図であるとの考えは良いとして、設計図だけでは何もできない。車で言えば、立派なエンジンはあるが、運転手がおらず、ハンドルもブレーキもないようなものである。

 昔のソビエト靴工場での笑い話が有り、大量に左の靴だけが余ってしまった。一つの工場では右の靴だけ製造し、残りの工場で左だけを製造していた。ところが、右の靴を製造する工場がストップしてしまったという話だ。細胞の中ではこのようなちぐはぐな事件は起こらない。

 そもそも、何故、靴を二つの工場に分けて製造するかが理解できないが、ソビエト式計画経済の問題点として紹介された話題ではあった(あくまで例えば例として流された情報であり真意のほどは分からない)。

 この設計図を基に、製造を制御するのが従来ジャンクと言われていたコードされないDNA(ncDNA)だった。しかし、人間のゲノムの場合、遺伝子だけでなく全体の80%が転写されるというから、遺伝子が1.5%として、78.5%のジャンクDNAが制御するから目的に合ったタンパク質ができていることになる。

 エピジェネティクスを認めないのは、山中教授のiPSを認めないのと同じ意味になる。iPSはエピジェネティクスの応用そのものであるからだ。

 残念なことに、従来の遺伝子至上主義の研究者がエピジェネティクス研究で分かってきた事実を認めようとしない。認めない従来研究者はこの分野の大半を占めるだけではなく、大きな権限を持つ研究者もこの範囲に入る。

 言い出したらきりがないが、そもそも自然選択って 何なんだろうか?選択というからには、比較とか評価があってのことと思うが、具体的な選択方法は示されず、実際に自然選択で進化した具体的事例が検証されていないのではないか。