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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

エジソンの35億年前からバクテリアは電気通信などで情報を伝え 安全で高度な社会生活を営んでいたんだね

2017年11月03日 22時00分52秒 | 生命
 バクテリアは水中で単独浮遊していると考えられがちだが、彼らは決して孤独な哲学者ではない。殆どの場合はバイオフィルムというねばねばの強力で分厚いバリアを形成し、バイオフィルムで形成する空間の3分の1を住居空間とし、お互いに会話し、共同の社会財を作り、蓄え、生活面では調整し、助け合いながら生活してきた。

 むしろ単独でいる方が珍しく、バクテリアは単独ではなかなか生きてはいけない。バイオフィルムは糖、たんぱく質、DNA断片などでできており、ねばねばは糖の成分。身近なところでは歯の歯垢が有り、結核やレジオネラ症などもそうらしい。バイオフィルムは抗生物質や塩素などを無力化してしまう

 会話はお互いにたんぱく質などを放出し、受け取り側はアンテナのようなレセプター(受容体)で受け取る。驚くのは電気通信だ。発信するバクテリアはタンパク質でできたイオンチャンネルを開閉して、カリウムイオンを出し入れすると、隣のバクテリアが影響を受け電荷が変わることで、この影響が伝搬し電気通信となる。

 電気通信は信号を隅々まで確実に伝搬させるために使う。例えば、バクテリアが増えると密度が上がり、栄養が行き届かなくなるので、端にいるバクテリアはこれ以上増殖しないよう、制限のための通信が送られる。

 一方で、皆が必要とする材料をそれぞれが調達し蓄える。緑膿菌は鉄が必要なので、せっせと鉄を集めてみんなが使い回しできるようにする。自分だけのために働くわけでは無い。また、凄いのは集団で高度な機能を発揮する事だ。バイオフィルム中で情報交換し合い、高度な機能を発揮するバクテリア集団は、我々の細胞の連携や全体機能に似ている。

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