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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

清原は誰も助けてやれなかったのか 収監されたスーパーヒーローの無常

2016年02月07日 11時18分12秒 | スポーツ
 長嶋一茂がテレビ朝日で、清原の人間的弱さを語っていた。一茂が清原について語るのも一寸違和感が有る。一つは清原は打の最高レベルを極めた男、今回の逮捕が有ったからと言っても優れた野球実績が消えるわけではない。

 片や、一茂は父親(神様長嶋茂雄)のお蔭でジャイアンツに入れたが本来は2軍クラス。長嶋茂雄だから出来た事で、本来許されるべきことではない。ここが僕には引っかかった。同じ野球人として清原を語るのであれば、先輩ではあっても敬意を払うべきだろう。

 また、視聴者の好印象を得ているとはいえ、テレビ出演も父親(国民的ヒーロー)の存在無しには有り得ない。
 
 羽鳥慎一は酷な質問を一茂に、これでもかこれでもかと執拗に浴びせた。ここがテレビのいやらしさで、独占で一茂のコメントを取れる上、一方、一茂はきちんと応えないとテレビ朝日の印象を悪くしてしまう。

 僕はすぐ、桑田の事を考えた。桑田のコメントが聞きたかった。そのチャンスは翌日に実現した。桑田はPLやプロ野球で共に生きた親友としてアドバイスしたものの、清原から関わるなと言われ、この3年間 接触が無かったという。

 桑田が小姑のように耳障りな助言を繰り返していた事にやや安心した。警察の有り方については疑問が残る。一度、呼んで注意すべきだったろうね。「君の情報はキャッチしている。確証が無いから逮捕しないが、もし覚せい剤を使う事が有れば必ず逮捕に至る」

 警察の役目は逮捕する事ではない。犯罪を防止し、国民を守る事だ。何としても逮捕して成績を上げたいところだろうが、犯罪の防止に重点を置かなければならない。上手に清原が立ち直れば、野球界の信頼を失墜させずに済んだ。

 一茂は男は弱いと言っていた。それは清原と一茂が弱いのであって、世の中の男が全部弱い訳ではない。その言葉どうりであるとしたら、清原のあの悪げな風貌は、内面を隠すものであったのか。

 僕のようにやくざやチンピラと何度も相対したような人間でも、清原が現れたらギョッとなるんじゃないか。でっかいし、まるで本物の鬼みたいな顔をしている。もし、かかってきたら一旦退避し、それでも来るなら清原自体が凶器とみなして遠慮なく対応させてもらう。

 麻薬や覚せい剤の恐ろしさは、子供のうちから徹底的に教えておいたほうが良い。リーダーズダイジェストで読んだことだが、アメリカで意志の強い子供が自分は強いので勝てると考え、麻薬を試したところ、麻薬に溺れてしまった例を紹介していた。

 つまり麻薬や覚せい剤は一瞬の事で人生が激変し、全てのものを失う事になる。清原の逮捕は残念だったが、起きた事で、若者たちに大きな警鐘を鳴らす意味は有った。そもそも、麻薬や覚せい剤に手を出す事が、人生の終焉だ。

 野球人でなくても決して薬物には手を出さない。怪しい世界には踏み込まない。そのような心構えが必要だ。スポーツマンだから、未知のスポーツに打ち込むとか、溺れるにしても世の中で公認されている酒なら、犯罪でも犯さない限り逮捕されることは無い。
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