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みんなの党・渡辺喜美代表は猪瀬前知事を批判して火の粉が自分に降りかかってきた

2014年03月29日 10時17分04秒 | 社会・経済

 みんなの党の良さは、官僚組織の問題点を指摘し改革を目指すぶれない姿勢だったが、清潔感でもあった。渡辺は猪瀬知事の5000万円受け取り問題も、個人的な借り入れとしている事に対して批判していた。

 ところが、今回のDHC・吉田会長から8億円を個人口座に振り込んで貰っていた件では、猪瀬知事同様に「個人的借入」と釈明している。猪瀬知事との差は「猪瀬知事が札束受け取り、自分は口座振り込み」らしい。どこがどう違うのか。

 火の粉がそっくり渡辺党首に真上から降りかかってきた。

 渡辺喜美の官僚改革を目指す一途な姿勢は多くの共感を呼んだ。そのため、地方議員もぽつぽつ誕生した。私の仲間は前回次点だったが、結いの党への分裂に続き、今回の不祥事で相当ショックを受けたに違いない。

 今回、問題がオープンになったのは、結いの党との分裂で先行きの見通しがつかなくなったことに加えて、やはり、猪瀬知事への個人借入批判だろう。吉田会長からすれば、党を壊し、金が返る算段も消えた上に何を言ってるんだとの思いか。

 前にも書いたように、渡辺は党が分裂するのを何としても避けるべきだった。そのために江田憲司に会い、謝罪し手を打てばよかった。江田 のような人材は得難い。党が分裂する事、江田が去る事は決定的なダメージを受ける事が明白だった。

 ふたを開けると、予想以上の議員(14人:後に柿沢氏が加入して15人になる)が去り、みんなの党は完全に勢いを失った。結いの党にしても力の無い小数政党であることに変わりはない。

 もっとさかのぼれば、何故維新の会と一緒にならなかったのか。これも前に書いたが、もし維新の会と一緒になり、維新の会に自民党古株がいなかったら衆議院選挙で150人を超える大集団になっていただろう。

 官僚改革の点では橋下とも方向が一致していたのだから、今頃実現していたかもしれない。気分やプライドが大切なのか、目的達成が大切なのか。残念ながら日本では前者なのだと言わざるを得ない。

 かつて、渡辺喜美氏が自民党を飛び出した時、拍手。私はいち早く献金したのだが、その後、ぺらっと領収書が届いただけで、みんなの党を結党後も何の連絡もなく、問い合わせてもらちが明かない。

 とんでもない政党だと判断し、一切、関わりを持っていない。それにしても、かつて期待した政党(新自由クラブ、新生党、民主党、維新の会、みんなの党)が全て、悉く破綻してゆくとは、日本の政治風土、政治文化が幼すぎるのか。

追記:維新の会は、合併条件で、みんなの党を解散しろと要求したのでしたね。奢る平家は久しからず・・か。未来の良い教訓となれば良いが。

コメント
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