人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

今日の一枚 ゲンノショウコ

2014年12月14日 | 野の花山の花



フウロソウ科 ゲンノショウコ (現の証拠)
タンニンを多く含み、健胃・整腸・下痢・腹痛に良く効く万能薬草。

暇人は胃腸が弱くよく下痢をするので、来年の夏には少し採取しておこうかな。

でも昨今は、ベランダに変な植物を陰干ししてあると「マリファナ干している」とか
「ハーブ作っているみたい」なんて警察に通報されてしまいそうだ。

伝説と神々と幻覚と

2014年12月12日 | 今日の雑感雑記



1648年、波照間島の住人約40名が「パイパティローマ」を目指して島を脱走したと
琉球王府の公式記録に記されています。

「パイパティローマ」とは、パイは南、パティローは波照間島、マは愛称、
遥か南の海に有るとされる伝説の島「南波照間島」のことです。

神々の住む楽園「ニライ・カナイ」の伝説か、台湾東部の離島「火焼島・蘭嶼島」か、
マラッカまで行ったという説も有りますが、いずれも伝説ということで。



大雪の山中にある神々の遊ぶ庭「カムイミンタラ」、神様の住む所は荒々しくも美しいのです。
それにしてもその昔、アイヌの人達はこんな標高2,000m近い所まで何しに行ったのでしょう。
神様に会いに行ったのか、狩りに行ったのか、それともただの物見遊山か。



その昔、暇人が山歩きに疲れ果てこの雲海の彼方に、温泉に入って冷たいビールを飲む
幻覚を見た所です。
もう一度見てみたいな幻覚を・・・・・じゃなくてこんな雲海の風景を。

冬になり暇になると、青い海と緑の楽園、温泉に冷たいビール、こんなことばかり頭をよぎります。

ヒカゲヘゴ

2014年12月10日 | 日記



また雪が15cm程降ってしまった。四国の山間では大雪で年寄が苦労しているみたいだ。

ヘゴ科 ヒカゲヘゴ (日陰ヘゴ・常緑木性シダ)
日本での分布は奄美大島以南八重山諸島にかけてだが、
屋久島の民家の庭先でも見たような気がする。
ヘゴ科の植物の出現は一億年ほど前らしいが、
ゴジラや恐竜映画のロケによく出てくる。
雪が降って寒くなると、こんな風景がうらやましくなる。

十六夜の残月

2014年12月08日 | 日記



今日12月8日は旧暦の10月17日、朝日が東の空から顔を出した直後の西の空に浮かぶ月。
この月は、昨日の夕方東の空から昇ってきた十六夜(いざよい)の月の残月です。
十六夜(いざよい)とは「ためらい」の古語で、12月6日(旧暦10月15日)の
満月より約50分遅れて出てくるため「ためらいながら昇ってくる月」すなわち「十六夜の月」。

今日の一枚 オオバボンテンカ

2014年12月06日 | 野の花山の花



アオイ科 オオバボンテンカ (大葉梵天花)
実のイガイガ、ひっつき虫を見たときは、オナモミの仲間と思ったが、花は確かにアオイ科だ。
九州南部から沖縄にかけて分布する。



何処で撮ったかというと、東シナ海に浮かぶこの小島。



港にこの壁画のある島、トカラ列島の宝島でした。



こんな花も咲いていた、シソ科のヤンバルツルハッカです。



宝島のイマキラ岳の頂上からは、トカラ列島の島々が
中之島の陰に隠れた口之島以外は全部見える。
温帯と亜熱帯の中間に位置するため、植生が豊富だ。

雪が降ってきた

2014年12月05日 | 日記



枯れ木に花が咲いてついに本格的な冬がやって来た。
明日にかけてまたドンッと降るらしい、冬籠り(冬眠)の季節になってしまった。
人間の冬眠は寝ていても腹がすくし、運動不足で体調を崩してしまう。
ある調査によれば、国内移住先の人気No1は北海道で、No2は沖縄、No3は長野県だそうだ。
でも実際に北海道へ移住して来る人は数えるほど、
これに対して石垣島は住民票を移さない移住者が5,000人はいるらしい。
人気だけでは住めないのが冬の北海道。



これも野の花山の花、エゾアジサイの残花です。

ただ荒涼の石狩浜

2014年12月01日 | 日記



雪の無い世界もここ一両日、今年最後に成るだろうと思い石狩浜へ行ってみた。
砂と枯草と足跡以外は何もなかった。
明日からは寒気が入り、平地でも根雪になるかもしれない。
砂粒も枯草もない、雪と足跡だけの世界になってしまう。



夏の命の輝き・・・・・の残り色。