人外花境

暇人の何でも自然観察日記

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八重山層群の風化・浸食

2007年05月11日 | 島旅:八重山諸島

 西表島の地質は、北東部に少しだけ付加体由来の古生層が分布するだけで、大部分は新第三紀中新世の 八重山層群と呼ばれる砂岩・泥岩から出来ています。琉球石灰岩は海岸沿いの所々に分布するだけです。今 日はちょっと面白い風化・浸食の跡をご紹介します。

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 南風見田の浜に有った孔だらけの砂岩です。これは風食によるもので、砂粒を含んだ強風が長い年月をか けて作り上げた造形です。西表島に限らず、日本全国の海岸で見ることができます。

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 星砂の浜で見掛けた琉球石灰岩(上部)と八重山層群の砂岩(下部)との不整合面です。厚さ数十センチの 琉球石灰岩最下部層にのみ縦亀裂が発達し、この亀裂に沿って浸食が進んだ結果と思はれます。

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 浦内川軍艦岩付近のポットホールですが、直径1.0m程のポットホールの中に小さなポットホールが二個出 来ているダブルポットホールです。


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