やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

クロヒカゲ(?)(富山市)

2014-08-11 03:54:51 | 昆虫類

自宅通用口前のコンクリート舗装の上で、クロヒカゲが死んでいました。クロヒカゲは、低山から亜高山帯まで、林の中では普通に見られるチョウですが、周辺に林のないこのあたりでこれまで見かけたことはありませんでした(ヒメジャノメは、ときどき見かけます)。屋敷林が点在しているので、従前からどこかの屋敷林で発生していたのか?それとも、誰かが採集した個体が何故かここに落ちていたのか?よくわかりません。

《死んでいたクロヒカゲ 2014/08/09》

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エゾカタビロオサムシ?(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-08-10 03:30:37 | 昆虫類

2014/08/02のブログでゴマダラチョウについて報告しましたが、その時、同じ所にカタビロオサムシがいました。高くて手が届かなかったので、枯枝で落そうと試みましたがうまくいきませんでした。富山県昆虫同好会のNさんに写真を見ていただいたところ、エゾカタビロオサムシではないかとのことでした。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/4486edec078e6d0e2902e266dde9b506

《樹液の出たコナラで見つけたエゾカタビロオサムシ? 2014/08/01》

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オニヤンマ(産卵)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-08-09 04:35:26 | 昆虫類

池の岸近くで、黒に黄色の縞模様の大きなヤンマが体を垂直に立てて産卵していました。植物の陰になり、コンパクトデジカメのAUTO撮影ではうまく写せなかったので、やむをえずネットで捕獲して種類を確認しました。オニヤンマ♀でした。オニヤンマは、細流で産卵するというイメージがあったので、流れのない池で産卵行動を見ることは予想外でした。

ちなみに、このセンターには、オニヤンマが羽化する場所が3か所あります。
① 池に流れ込む小さな流れの付近
② センターの中央を南北に流れる農業用水の縁に植えられたソメイヨシノの幹(最下段の写真)
③ センターの西の境界、地鉄上滝線に沿って植えられた樹木の幹  

《池の岸近くの泥底に産卵するオニヤンマ♀(赤矢印) 2014/08/07》 

 

《池で産卵していたオニヤンマ♀ 2014/08/07》 

 

《センターの中を流れる用水の縁の桜の幹に残されたオニヤンマの羽化殻 2014/07/22》

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ギンヤンマ(産卵?)(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-08-08 04:23:12 | 昆虫類

公園の小さな人口池の上を、一組の♂♀連結したギンヤンマが飛んでいました。そのうちに、池の中の岩にとまり、♀が腹部を水の中に入れ、産卵の姿勢をとりました。産卵していたのではないかと思います。ギンヤンマの「♀は連結態もしくは単独で水面近くの植物組織内に産卵する」(『富山県のトンボ』)ので、今回目撃した岩への産卵?行為で産まれた卵が、無事にヤゴに孵るかどうかはわかりません。

この池は、冬期間は水が抜かれ、夏の間だけ水が張られるようです。今年は、たまたま訪れた7月3日に水が張られていました。また、池の底には石が張られ、池の中にスイレンなどの水生植物は植えられておらず、流入する落ち葉なども定期的に清掃されています。もちろん、産卵姿勢を観察した岩の周辺にギンヤンマが産卵する植物組織にあたるものはないと思います。

昨年も、この池でギンヤンマの産卵を観察していますが、この時は集められた落ち葉に産卵していました。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/0d6103890f038c797325d30459d6b19b

トンボについて詳しく書かれたウェブサイト『神戸のトンボ(トンボの産卵を観察しよう)』(2014/08/08)には、トンボの
  ① 産卵の方法
      〈飛びながら、物に止まって〉
      〈連結して、単独で〉
と、
  ② 産み付ける場所
      〈植物体の中に産みつける〉
      〈物体表面に貼りつける〉
      〈水面や水中に産みつける〉
      〈泥・コケ・枯葉の中に産みつける〉
      〈空中から地面や水面にまく〉
によって考えられる組み合わせが示されていますが、今回観察した
      〈物に止まって〉〈連結して〉〈物体表面に貼りつける〉
      〈物に止まって〉〈連結して〉〈泥・コケ・枯葉の中に産みつける〉
という組み合わせの産卵は示されていません。
http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/tombo/oviposit/index.html

《池の中の岩に産卵?するギンヤンマ 2014/08/07》 

《池の中の岩に産卵?するギンヤンマ 2014/08/07》  

《ギンヤンマが産卵?していた池(赤矢印は産卵?していた岩) 2014/08/07》  

 

《今年初めて水が張られた池(赤矢印は池に流入した水の先端) 2014/07/03》

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セグロアシナガバチ(吸水)(富山市)

2014-08-07 03:46:40 | 昆虫類

植木鉢に水遣りをしていると、アスファルトの車道に流れ出た水をセグロアシナガバチが吸っていました。暑さ対策に、巣に水を運んで“打ち水”しているのだと思います。

スズメバチやアシナガバチの巣の暑さ対策については、ウェブサイト『都市のスズメバチ(ハチの暑さ対策)(2014/08/06)』に詳しく書かれています。http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/vespa0713.htm

《アスファルトの水を吸うセグロアシナガバチ 2014/08/05》

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シマヘビ(木登り)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-08-06 03:24:30 | 爬虫類

芝生広場の縁に植えられた桜の幹の二又の部分から、それほど大きくないヘビが顔を覗かせていました。4本の縦縞があり、頭部にはシマヘビの幼蛇の時のような模様が残っているので、その若い個体ではないかと思います。枯れ木で少しつつくと、体をくねらせながら上手に幹を登っていきました。

ちなみに『ウィキペディア』(2014/08/06)のシマヘビの項には、「アオダイショウとは違い、あまり木に登らず、地表を素早く動く」とあります。 

《桜の幹の二又から顔を覗かせるシマヘビ 2014/08/02》 

《桜の幹の二又から顔を覗かせるシマヘビ 2014/08/02》  

《桜の幹を登っていくシマヘビ 2014/08/02》 

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キアゲハ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-08-05 06:28:29 | 昆虫類

池の周りの開けた空間で、キアゲハが占有行動をしていました。お気に入りの杭にとまり、時々飛び回っては、また同じ杭に同じようにとまります。 

《柵の杭にとまるキアゲハ 2014/08/02》

《柵の杭にとまるキアゲハ 2014/08/02》

《ヒメジョオンの花にとまるキアゲハ 2014/08/04》

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モンクロシャチホコ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-08-04 04:06:54 | 昆虫類

池の縁のキショウブの葉に、モンクロシャチホコがとまっていました。一見したところ、蛾には見えない奇妙な生きもので、展翅された状態の図鑑の写真からはなかなか想像できません。

モンクロシャチホコは、果樹の大害虫ですが、その幼虫(「桜毛虫」)は多くのウェブサイトで「美味」であるとして紹介されていました。

《キショウブの葉にとまるモンクロシャチホコ 2014/08/02》 

《上から見たモンクロシャチホコ 2014/08/02》

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キアシナガバチ(巣)(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-08-03 03:40:19 | 昆虫類

大きくなってきたキアシナガバチの巣ですが、連日の猛暑に、暑さ対策に大わらわのようです。巣の上の2頭(赤矢印)は翅をふるわせ送風しているようですが、そのほかの蜂は日差しを避けているのでしょうか、同じような姿勢をとっています。よく見ると、繭から羽化しつつある個体(黄矢印)もいました。

《暑さ対策をするキアシナガバチの巣 2014/08/02》

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ゴマダラチョウ(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-08-02 04:06:55 | 昆虫類

公園に植栽されたコナラの幹からわずかに滲み出た樹液に、ゴマダラチョウがきていました。スズメバチやカナブンなどに混じって、黄色い口吻を伸ばして樹液を吸っていました。公園の中や近くの神通川河川敷にはエノキ(幼虫の食樹)が生えているので、この近くで発生したチョウだと思います。

私が、樹液が出ている場所を見つける方法は次のとおりです。
① 樹液に昆虫が集まる樹木を探します(コナラ、ミズナラ、ヤナギの仲間、カエデの仲間など)。
② 樹液の発酵する匂いのする木を探します。若い頃は、樹液の発酵する匂いで見つけることができました。今でも、大量の樹液が出ている木の近くでは、甘酸っぱい匂いを感じます。
③ スズメバチやカナブンが近くを飛んでいる場所を探します。そいう場所には、必ず樹液が出ています。
いずれにしても、勘が重要で、勘は経験から生まれます。いろいろな場所を見て回り、自分なりの見つけ方を習得することだと思います。 

《コナラの樹液にきたゴマダラチョウ(ほかにスズメバチやカナブン) 2014/08/01》 

《黄色い口吻を伸ばして樹液を吸うゴマダラチョウ 2014/08/01》

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ヒラタクワガタ(交尾)(富山市)

2014-08-01 04:01:35 | 昆虫類

富山市南部の公園で、交尾しているヒラタクワガタを見つけました。ヒラタクワガタは、「自然度の高い公園、屋敷林、そして河川敷にある柳の木の洞の中」(『レッドデータブックとやま2012』)などで見かけるようですが、それほど多くはないと思います。

ヒラタクワガタは、『レッドデータブックとやま2012』では、「県下全域の平野部~里山に生息」しているものの、「生息環境が悪化している」として、「情報不足(要注意種)」に位置付けられています。

子どもの頃(50数年前)育ったところ(関西地方)では、古い記憶であいまいですが、
  ヒラタクワガタの♂(コクワガタもか?♀もか?)は「ベタ」 (平たくて昼間は樹の洞の中にいる) 
  クワガタムシの♂(ノコギリクワガタ?ミヤマクワガタ?)は「ゲンジ」
  クワガタムシの♀(ノコギリクワガタ?ミヤマクワガタ?)は「ヘイケ」
  ミヤマクワガタの♂は「ヘイタイ」
  カブトムシの♀は「ボウズ」
などと呼んでいたような気がします。夏休みになると、毎日のように朝の4時ころ、まだ真っ暗なうちに起き、期待に胸をふくらませて1時間ほどかけ近郊の雑木林に行き(自転車+徒歩)、頼み込んでやっと教えてもらった秘密の場所でカブトムシやクワガタムシを採ったものです。ちなみに、ノコギリクワガタやミヤマクワガタは、昼間はコナラの幹を蹴ると、バラバラ落ちてきました。耳を澄まし、一番大きな音のしたところを素早く探すのがコツでした。枯れ枝の落ちる音とクワガタムシの落ちる音との区別くらいはできたと思います。

《交尾するヒラタクワガタ♂♀ 2014/07/26》 

 《交尾するヒラタクワガタ♂♀ 2014/07/26》

《ヒラタクワガタ♂ 2014/07/26》

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