(2011年8月下旬の観察記録です。)
2015/04/08のブログでハネナガフキバッタを紹介しましたが、同じような場所でよく見かけるこのフキバッタには短い翅しかありません。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/0655aed276a31aeae6b5155217da2480
『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』では、「フキバッタ類は翅が短く、飛翔して移動できない。そのため、地域ごとに少しずつ形態が異なることが多く、必ずしも明瞭に種を区分できるとは限らない。…本書では…微妙な変化を示す種をひとまとめに1種とするよりは、その多様性を記録する手段として種名を活用したい…」として、これまでひとまとめにミヤマフキバッタと呼ばれていたものを、地域ごとに異なるいくつかの種としています。同書よると、(写真から同定することは困難ですが)写真のフキバッタは、「本州(東北~近畿の日本海側)に分布する」ミカドフキバッタではないかと思われます。
《ミカドフキバッタ? 2011/08/28》