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2006シーズンを終えて ~Honda編 その1~

2006年11月25日 22時41分45秒 | Honda Racing
開幕前のテストでは好タイムを連発。
トップタイムはほぼルノーかHondaで出し合うほど速かったです。
ルノー・アロンソもその時点では「Hondaが一番怖い」とまで言わせていました。
この時点で、私はワクワク。『今季はいきなりタイトル争いまでは欲張らないけど、2勝くらいはしてくれるんじゃないだろうか!?』と、希望に満ち溢れていたものでした。

それがいざ開幕してみると、速いのは速いんですが、ルノーには完全に負けていました。
開幕戦から、アロンソvsミハエルのがっぷり4つのレースが行われている中、その輪の中に全然入れてませんでした。
仮に条件が合ってなかったにせよ、同コースで直前にわざわざテストまでしたにもかかわらず、『チョット離され過ぎじゃね?』と、不安になったことを覚えています。

第2戦目はバトン様フロントロー獲得し、「フィジケラとサシの勝負ぢゃ~」と結構期待したんですが、結果は8番手スタートのアロンソにも敗れる3位表彰台。
この時は表彰台獲得したのに、『リタイヤしなくて良かった』程度で、ほとんど嬉しくありませんでしたね。
ルノーに逆立ちしても勝てないくらいの完敗の現実は、深く胸に突き刺さりました。

そして、第3戦オーストラリア。
遂にバトン様ポールポジション獲得。
開幕2戦の結果を受けて、『前半戦のメインイベントはサンマリノ』に頭を勝手に切り替えていた私にとっては予想外のPPに、『いよいよオフの速さが蘇ったか!?』と、都合の良い方向に思いを馳せてしまったりしました。
それが、決勝ではショッキングなシーンの連続・・・
バトン様がセーフティカー明けの再スタートがあんなに下手とは思ってもいませんでした。(勢いつけるタイミングを完全に読まれていた)
トヨタ・ラルフにまで抜かれた時は泣きそうでしたよ。
で、最後の仕上げに最終コーナーで炎上・・・
バリケロはさらに目を疑いたくなるほど遅く、「これで10億円か!?」と、いやらしい感情を出しましたねぇ。
あの晩は寝つきが悪かったなぁ~。

それでも私の中の“本番”サンマリノは希望で一杯でした。
フリー走行から、ミハエルが異次元だったこと以外は予選まではヨシヨシという感じで、『何とか、ここで』と、ず~っと念じてました。
ところが、ここでもショッキングなシーンが・・・
ただでさえ、ここでも速さが足りない現実を突きつけられた上にあのピット作業のミス・・・
ここでようやく『Hondaは“予想以上に”速くない』と、私の目も覚めました。

以降はご存知の通り、転げ落ちるように衰退の一途を辿る中盤戦。
カナダでトロ・ロッソに追い掛け回されたり、フランスでアロンソに拳振り上げられながら周回遅れにされていった日々。
イギリス・フランスでは予選Q1脱落もありました。
この頃は際限ない、もの凄い堕ち方に『一体どこまでいってしまうんだろう・・・?』という絶望感で一杯でした。

さすがにチームも大掛かりな手術を行い、ジェフ・ウィリスのクビを切り、中本体制に変更。
それでも、今季はもうだめ(表彰台争いも難しい)だろう。と、悲観的でしたね。
フランスはレースペースは予選結果(14番手と19番手)に比べ随分マシになってたんで、「あれ、どうしたんだ?」と、ちょっと希望も持ったのも事実ですが、「1ヶ月や2ヶ月で目に見えて変わる訳がないだろう」と。

それが、ドイツでは一気に変わりました。
ミシュラン勢ではライコネンの次に速かったんですからねぇ。
いくらそれまでが異常に悪かったと言えど、ライコネンとミシュラン勢のトップ争いを出来るなんて、嬉しいんだけど『おかしいなぁ』って(笑)。

そして、ハンガリーで大待望のHonda第3期初優勝!!何度思い出してもニヤケます。
興奮しましたねぇ。
泣きましたねぇ。
真っ向から力でねじ伏せた勝利ではなかったんですが、それでも大目標が果たされて安心出来ましたよ。

ドイツ以降はフェラーリ・ルノーに次ぐ、第2集団の戦闘力は身に付いて、自力で4~5位は獲れる速さのところまでは盛り返してきたましたし、来季にも思いを馳せても良いんではないでしょうか?


ラッキーストライク・Honda Racing F1チーム  86pt : 4位
最高位 : 優勝 1回
PP : 1回 
表彰台獲得数 : 3回
平均予選順位 : 7.44位 (4位)


中本体制になって確実に良くなってきているようですが、まだ望んでいる姿勢にはたどり着いていない(旧BARとのギクシャクした関係)のも現実みたいです。
昔のルノーもワークスになった当初は、イギリスとフランスのスタッフの関係が上手くいってなかったですし、体制が変わった当初は仕方ないでしょう。
今のルノーのように近い将来(願わくば来季)、チャンピオンチームになってくれることを願って。


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4 コメント

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中盤まで (フルハティ)
2006-11-28 05:20:09
なんか、バタバタもがいてた感じでしたが、
終盤にかけてマシンの信頼性と速さが
安定しただけでも良かったですねぇ。
それでも、ルノーとフェラーリに
及ば無かったのは残念ですが…。

それよりも、バリチェロがココまで悪いなら、
琢磨かアンソニー使えば良かったと思いますよ。
来季もバトンが1人で
稼がなくてはならないかもしれませんねぇ。

来季も君が代を流してもらいたいですなぁ。




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>フルハティさん (ハルイチ)
2006-11-28 18:46:26
コメントありがとうございます。
終盤の開発は素晴しかったですよね。
かなり高いレベルで安定してました。
ルノー・フェラーリ超えは来季ということで。

バリケロはこつこつ完走して、それなりにポイントは獲得してくれたんですが、レースではバトン様に比べて2段くらい遅かったですよねぇ。
自分の要求するセットアップにならなかったりしたのも原因ではあるんでしょうが、速さだけなら琢磨の方が良かったかも?と思うことは度々ありました。
ただ単に運転だけがドライバーの仕事でもないので、難しいですけどね。

来季は君が代が流れる回数、多くなるんじゃないですか!
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序盤は (303)
2006-11-29 13:59:04
序盤はかなり速かったですよね!
予選は特に!
この調子だと今年は本当に勝てると思わせましたよね。
でもレースになると…というもどかしい状況になってしまいましたね。
中盤は中本体制になり、風洞もフルスケールになったりとポジティブな情報をもたらしてくれましたよね。
ハンガリーではバトン、第3期初優勝もあり、波に乗れた感があったように思います。
来期はバリチェロも活躍してくれることを信じて、トップ争いに加わってほしいですね!
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>303さん (ハルイチ)
2006-11-29 23:12:52
コメントありがとうございます。
オフの結果や評判を聞く限りだと、早いうちに1勝してくれるのでは!?と思っていたんですけどねぇ。
喜怒哀楽の多い1年でした。
何はともあれ、中本体制になって1勝してくれて本当に良かったです。
フルスケールの風洞は来季シーズンが進むにつれて効果が現れてくるんではないでしょうか?
来季はバリケロも含めて、誰も文句の言えない、力での勝利を勝ち取ってくれることを信じてます!
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