Brawn GP & SAF1 & HRF1 - Fan

 F1 メインっス。
 外野から好き勝手な事をギャースカ喚いています。

シンガポールGPについて

2010年09月28日 21時20分40秒 | F1
今回はまともな時期に記事を書きますよ。
鈴鹿前ということで、気合入れます。

もうすっかり定着しました、F1唯一のナイトレースのシンガポールGP。
鈴鹿直前のグランプリということもあり、現状の勢力関係を計る上で非常に楽しみでした。
そして結果は、個人的には非常に明るくなれるものでした。

まずは可夢偉君。
結果的にはクラッシュ・リタイヤという、一番あってはならない形でしたが、内容は非常に良かったと思いますよ。
なんと言っても予選でしょう。

私、正直申しまして、Q3は無理だと思っておりました。
ザウバーのマシンには合ってない(モンツァよりはマシだとは思ってましたが)コースだろうと。
しかし前走に引き続き、彼は神業ラップを弾き出したわけです。
鈴鹿を直前に迎えた2戦で、これまで苦手といえた予選での力強さ。
本当に頼もしいですね。

しかも何より、あのニック・ハイドフェルド、その人に勝ったのが大きい。
ニックは復帰戦ですから、幾分仕方ないと思われるでしょうが、それでもニックに約1秒の大差をつけ、しかもQ3に進出。
まるで絵に描いたような最高の結果。
これは可夢偉君の実力を疑問視していた人も、いやが上にも彼の評価を上げざるを得ないでしょう。

いや、私別にニックのことが嫌いな訳ではありません。
が、やっぱり同じ日本人ドライバーをもっと応援してしまいます。
今回は可夢偉君にとっては新しいチームメイトに勝たなければ、「ああ、やっぱりな」と言われる戦いだったので、本当にホッとしています。
これで鈴鹿では、素直にニックの活躍にも期待して、W入賞を見たいです。

決勝は最初のSC出動時に、結果的にチームの判断が裏目に出て残念な結果となってしまいました。
あそこでピットインする、しないはどちらを選択してもギャンブルだったので、あの判断は特に悪いとかは思いませんが、真ん前を走っていたミハエルのペースがどうしようもないくらいに遅かったのが誤算でした。
とにかく元皇帝のペースが酷かったです。

その前を走っているバリケロさんなんかと比べて、毎周1秒~1.5秒遅かったですからねぇ。
それでピットインを済ませた後続と差を広げるどころか縮まってしまう始末。
ミハエルより前の連中は着実に差を広げていただけに、ミハエルの落ち込みだけが際立っていました。

昔のミハエルは、チームから「さあプッシュだ! 1.5秒上げてくれ!」と指示が出れば、時には厳しいだろう思われる要求をもこなしていた彼でしたが、そんな全盛期の彼とは程遠い走りが展開されてました。
4年ぶりの復帰。
復帰当初はブランクが長かったから、慣れるまでに少し時間が掛かるけど、シーズンが進むにつれてと言われていましたが、ここまでは残念ながらシーズンが進むにつれて、逆に酷くなっているように私の目には映ってしまっています。
やはり自分に合ったマシンじゃないと、その面影はまったく無くなってしまうということでしょうか?
得意の鈴鹿では気を吐いてほしいです。


さて、今回は上位陣についても久しぶりに書きたいと思います。
タイトル争い、非常にアツいですね!
スパが終わった時は、ウェバーとハミルトンの一騎打ちになっちゃったなぁ。って、ガッカリしたんですが、まさかまさかのアロンソ2連勝。
2戦前はポイントリーダーだったハミルトンは、連続でリタイヤ。
ウェバーも失速。
5人によるタイトル争いで鈴鹿を迎えることになりました。

これは本当に凄い状況だと思います。
アロンソはフェラーリチームのまずさが無ければ、もう30ポイントは稼げてそうですが、そんなことを言い出したら各々不慮に失ったポイントが大なり小なりあるので、今置かれている状況が全てですよね。
残り3戦(韓国はもう無理そうですからね)、どんな結果も有り得ます。
2週間後の結果で更なる混沌状況を生み出すのか、それとも誰か脱落者が出てしまうのか?
次戦は大注目のグランプリになりますよ!


さあ、鈴鹿です。
歴史的一戦になる可能性もあります。
1989年の時のように、F1史上でも屈指の伝説グランプリになることを祈り、その証人となりたいものです。
あと2週間、病気にならず、理不尽な仕事も入っても対処できるよう、これから準備をしていきたいと思います。
最近の仕事が良い状況になってきているので、このままいってほしいです。

ベルギーGPとイタリアGPについてです

2010年09月22日 19時49分40秒 | F1
またまたチョー久しぶりです。
毎度毎度すいません。
今回はベルギーGP及び、イタリアGPについて書かせていただきます。

やはり可夢偉君についてです。
今シーズン度々見られます、予選失敗→決勝ウヒョーという、最終的には素晴らしい結末なグランプリがありますが、ベルギーGPでも見事に決勝では挽回してくれました。
予選では若干路面が濡れた状態でドライタイヤを装着し、ミスってオジャンは『えぇぇぇー!?』でしたけどねぇ。

確かに難しかった状況ではあったと思いますが、他のチーム・ドライバーもドライタイヤでタイムを出せていたんですから、少々楽観的に突っ込んでしまったのではと思います。
あの時点では既にペトロフが中止していたので、Q1で無理に攻めなくても良かったと思いますけど、それはドライバーの本能なんでしょうか?
まあ、やや濡れ路面にドライタイヤという状況でF1マシンを走らせるのはまだほとんど無かったことなので、ギリギリの感覚がアジャスト出来なかったのかもしれませんね。

しかし決勝ではその失敗を見事に糧にしたといった結果でしたよね。
難しい路面状況が続く中、見事にコントロールして、上位を走るに相応しいタイムを刻みました。
しかもSCのタイミングではソフトタイヤからハードタイヤへスイッチ。
アロンソなんかはあの路面状況でインターミディを履いてたんですが、可夢偉は見事な選択でした。

クルーがタイヤを用意できていなかったところを見ると、可夢偉が自ら判断してハードタイヤを選んで、タイヤ交換義務を消化したんでしょうかね。
普通はやはりあのタイミングだと、インターミディを履きに入ってきたと思うでしょう。
その辺の判断は見事でした。

メルセデス勢が雨のおかげで、タイヤ交換を1回得したので、最後に雨が降らなければ可夢偉は6位でフィニッシュできていたと思うんですが、それは仕方ないですよね。
それでも予選19番手という落胆的位置から、見事な上昇でした。
決勝に強い可夢偉を更に世界に見せつけたのではないでしょうか?



で、次にイタリアGPですが、ここでは前戦失敗した予選で見事な働き。
ザウバーのマシンには、どう考えても苦手な部類に入るレイアウトのモンツァで、13番手を獲得したんですからね。
チームメイトより3つも上の順位です。
メルセデスのすぐ後は、このコースを考えれば望みうる最高の結果以上のものだったのではないでしょうか?
右京さんも『神業』って言ってましたけど、そう思います。

でも不思議なことに、予選が良いと決勝の成績にはあまり結び付かない今季。
今回に関しては1周も回ってこれずに終わってしまいました。
確かにこのコースでのレースペースは厳しいかったと思いますが、『10位入賞は出来ていたかも・・・』なんてタラレバを考えてしまいます。
でも流れは悪くないと思いますよ!


あとはシンガポールを戦って、いよいよ母国凱旋。
鈴鹿です。
シンガポールもそうですが、鈴鹿も可夢偉君には経験が少ないコースではあります。
しかし、今季の順応性があれば!
期待が膨らみますよ。


そんな可夢偉君に周りに大きな変化がありましたね。
なんとチームメイトが変更です。
まさかのニック起用。

デ・ラ・ロサさんは確かにポイントが獲れる場面でもミスしてそれを逃していたりしてましたから、こういう決断に至ってしまったのかもしれません。
最近のペーターさん(というか、ザウバーチーム)は、本当に余裕が無い感じで、ちょっとドライバーがミスしたりすると悲観的なことを言ったりしてましたからねぇ。
でもニックを雇う金銭的余裕はあるんでしょうか?

しかし可夢偉にとっては、ここから最終戦までが本当の試金石ですね。
ブランクのあったデ・ラ・ロサさん相手ということで、かなり懐疑的に見ていた人もいたと思います。
しかし今度は一流ドライバーと言って良い、ニック・ハイドフェルド。
実力は折り紙つきです。
彼を負かすとなると、本当に大変だと思います。

可夢偉には今年のマシンをここまで走らせてきたアドバンテージがあるのは確か。
でもニックは勝手知ったるチームへの復帰。
しかも彼にはこの先のコースに対する経験も豊富です。
なのでどっちが有利とは言えないと思います。

でもそんなニックを負かせることが出来たなら、可夢偉の評価はこれまでと比べものにならない評価になることは間違いありません。
ニックは、今F1界で数本の指に入る高い評価を築いているクビカと勝ったり負けたりしていたわけですから。
可夢偉が将来、本当にF1で勝てる素質を持っているならば……

残り5戦、期待を持って観戦していきます。