Brawn GP & SAF1 & HRF1 - Fan

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鈴鹿に行ってまいりました

2012年10月20日 19時57分49秒 | F1
素晴らしい天候に恵まれた、素晴らしすぎる鈴鹿サーキットで開催された日本GPに行ってきました。
今年も例年と変わらず、金曜日の夜に出発し、土曜日及び日曜日の参戦で。
車中泊です。

で、2年ぶりのレポートを作っていきたいなと思いのですが、さて何から書けば良いのでしょうか。
もうレース結果は皆さんご承知の通りだと思います。
とにかく可夢偉に尽きる日本グランプリでしたよね。
やりました! 自身初の表彰台が母国GPという快挙です。

今年は序盤からザウバーチームのマシンは競争力があり、予選でも表彰台圏内からのスタートもすでに2回(中国&スパ)もありました。
何よりチームメイトのペレスの方は展開に恵まれたり、戦略がはまったとはいえ、すでに3回も表彰台に上がってしまっています。
(ペレスはタイヤの扱い方が上手いという点がありますが、彼が表彰台に上がったレースはいずれも二桁グリッドからのスタート)

しかも予選結果では、今年は可夢偉がペレスを圧倒していますし、(ペレスの今季最高獲得グリッドは4番手が1回)速さは十二分にあったわけです。
私はもちろんですが、恐らくほぼ全てファンの方々も可夢偉の表彰台を渇望していたはずです。
『とにかく無事に、普通のレースさえ出来れば・・・』
もう今年の可夢偉はそんなレベルまで来ていました。

にも関わらず、勝負できそうなグランプリに限って『なぜこんな時にまた・・・』という不運の連続。
可夢偉自身の反応速度は全然負けていないのに、スタートセッティングを誤ってミススタートという形になり表彰台争いは終戦。
グロージャンミサイルの餌食。
予選でのチーム判断のお粗末さ。

そんな非常にバリエーションに富んだ悲劇ばかりで、マシン自体は非常に合っていて勝負できるコースの時はことごとく予選の順位が悪くわずかに届かずか、予選が良くても決勝では・・・
という酷くエグイ結果ばかりを投げつけられてきました。
予選もスタートも良かったバレンシアではピット作業が遅く、ピット作業で抜かれたこともありました。
全てのレースで順調にいくなんてことは有り得ないにしても、全てのレースが駄目になるというのもなかなか厳しいものがあります。

もちろん可夢偉自身がミスしたこともありました。
シルバーストーンではピットクルーを撥ねてしまいましたし、逆にペレスは全てが順調だったわけでもありません。
それに決勝でのタイヤの使い方はペレスの方が凄いというレースが多いのも確かです。

まあここまで長々と未練たらしいことを書いてきましたが、何を言いたいかといいますと、ここまでのペレス・可夢偉のポイント差はそっくりそのままの実力差とはさすがに言えないでしょうということです。
そんな中、今回の表彰台獲得。
それはもう、獲れそうで獲れない日々の中、待ち続けた日本中のファンが爆発するのは必然でしょう。
もう漫画の世界です。

セーフティカーやウェットコンディション等の展開がハマった上での表彰台ではなく、上位陣と同じタイヤチョイスとピット回数による正攻法でのリザルト。
終盤のマクラーレン&バトンというトップクラスを抑えてのリザルト。
ガチ勝負で獲ったことがなお更です。

表彰式直前で発生した可夢偉コール。
感動的でした。
本当に多くの人が興奮し、笑顔でサーキットを後に出来た素晴らしい日本GPだったと思います。

SAF1、Honda、ブラウンGPと立て続けに消滅してしまった現在のF1。
個人的にはもう母国ドライバーの可夢偉選手が一番の存在でしたし、私も今回は本当に良かったという言葉しかでません。
ザウバーチームの仕事も素晴らしかったですしね。

ただそんな日本のモータースポーツ史において快挙を成し遂げた可夢偉選手ですが、残念ながら来季については決まっていません。
連日のようにF1ニュースに出てますが、マクラーレンに移籍するペレスと共に巨額のメキシコマネーがチームから離れるため、可夢偉にも大きなスポンサーを求められているからです。
可夢偉自身は「チームからそんなにスポンサーマネーは求められていません」と言ってたこともあるみたいですが、“クビで決定”みたいな報じられかたはさすがに心配になりますよ。

今回の日本GPでのレースっぷりをみると、まだまだ可能性を感じさせてくれる可夢偉。
来季もその雄姿を見れることを切に願います。

てなわけで、終わってみれば日本GPレポートではなく、今回の日本GPのヒーローについての記事になってしまいましたねぇ。(笑)
それだけ可夢偉君が凄かったってことです。
次の記事で日本GPのレポート的なことを書いていければと思います。

ここまで読んでくださった方がいましたら、本当にどうもありがとうございました。


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